「全裸待機」という言葉があります。
これは、あまりにも待ち遠しいものに対して、すべてを投げ捨て、無防備な状態でこれを待ち望む事を言います。宗教的な、非常に尊い行為です。
ピクシブ百科事典より
ニコニコ大百科より
ツイッターで「ゴーバスターズ 全裸待機」を検索すると、既に何人もの人がこれを表明していたのです。
…負けられません。
これからの一年間の、いや戦隊ファンとして36番目の新戦隊への思いを表現するには、もはや全裸待機以外の方法は在り得ない。私もそう直感しました。
これは儀式であり、ケジメであり、必然なのです。
…あ。一週間前にも同じ事、書いてましたっけ?
デジャブデジャブ。
× × × × ×
まぁ、そんなわけで今回は控えめに、放送開始直前から主題歌の辺りまでリアル全裸でした。それ以上は寒いのと、TRCの特撮オンリーに参加する手前、リスクを考えねばなりませんからね。
そんなつらつらとした感想です。
● 1 つめこみすぎ!!(笑)
初回で説明しなきゃいけない事が多すぎて、超駆け足だったよ!放送中にツイッターのTLが全く動かないんだもの。みんな見入ってたんだね。
● 2 これは…戦隊シリーズなのか?
定番だった変身や名乗りポーズ無し、「色分けされた複数の戦士+巨大ロボ」という、ごくごく基本フレーム以外、まるで別のシリーズの様な?
× × × × ×
まず1に挙げた、詰め込んじゃってる感じ、そしてそれを一個ずつ説明しようとしてる感じ、順を追って書いてみます。
導入部…13年前に起きた“事件”を引きずる世界である事が、あちこちで描写されましたね。こういった因縁話は小林靖子の超お得意ですから、今後明かされるであろう展開も気になりますね~。
そんな主人公アユムの初登場シーンがいきなり(ニワトリの写真を見て)フリーズ状態なのはインパクト有り。
ホラ、どうしても特撮って新人俳優が多いから演技力ではまだまだなので、最初の内に分かり易いシュチュエーションやハッタリのあるキャラ性を与えないと、印象薄くなっちゃうのです。
アユムが公道をチダ・ニックに乗って疾走してるシーンの後ろ、巨大なエネトロンタンクが見えているので、これがこの世界の人々にとっては、無くてはならない当たり前の存在になっている事(だから、護る)もよく分かります。
ブルーバスターとイエローバスターの最初の作戦行動シーンでは、彼らが優れた戦闘のプロフェッショナルであり、これまでにも対ヴァグラスに継続して活動 していた事が描かれました。そして戦闘兵程度なら負けない彼らに、しかしこれ以上の困難(メタロイド&メガゾード)が待ち受けるなら、増員が必須である事 も。
しかしレッドバスターの資格を持つアユムは、やはり13年前の事件で両親を失っており、生き残った肉親である姉が、彼を戦わせたくないという気持ちも。ここで13年前に起こった事が、単なる事故や事件では無く、何人かの人生を狂わせている事も示唆されました。
この辺の心情のジレンマ、本当に靖子にゃんだなあ(笑)
そいでも説明しきれない情報は、新人オペレーターのミホヘ説明と言う形にして、ウサダ・レタスが語ってくれていますが。
しかし、これによって物語に感情移入しづらい感じもある。物語の視点が一定ではないので。一話の中で視点が部分的にアユムになったり、青黄コンビになったり、ミホになったりしてるから。ひょっとしたら群像劇である事の暗示なのかもしれないけど。
(シンケンジャーの一話だと、情報量は多いけど、すべて殿の視点になってたでしょ)
戦闘や事件解決後の会話から、リュウジの教養とか年長者の余裕や、直情的なヨーコが毒舌なウサダには信頼を寄せている面もさりげなく分かりました。
ホント、短い掛け合いで人間関係やキャラクター像を描くのは小林靖子の得意技ですな。
本当はレッド参戦辺りで締めちゃって巨大戦まで行かない方が、1話に入れるボリューム的には見やすいのかなー、とか思いましたけど、あえて初回で一気にロボ戦まで突っ走ろうとしたのかも。
クライマックスで等身大のシャベルロイド戦と、巨大メカのメガゾード戦が同時に展開するという画面作り、ひょっとしてこれ、巨大ロボを初投入したバトルフィーバーJ戦闘シーンへのオマージュなのかな?
(なお石ノ森原作のゴレンジャーとジャッカーは永らくスーパー戦隊にカウントしない時代があったので、94年頃まではバトルフィーバーJがスーパー戦隊の第一作として喧伝されていた)
× × × × ×
2の、戦隊シリーズっぽくないという点。
変身や名乗りに決まったポーズが無い?いや、次回以降で出てくるかもしれんけど。
敵の巨大メカが亜空間から転送されてくるまでの時間経過を画面右下に表示したり、一つ一つのバスターマシン発進やアイテムの転送される描写が細かいのは、すっごいイイですね。
戦隊はどうしてもリアルな描写へ行くと矛盾が出ちゃうから、そこまでやらなかったのですけど。
(アイテムやメカ描写がリアルになると、逆にそれを呼んだら、すぐ現れるのも変になっちゃう)
大泉撮影所ではなく川口で組まれたというフルオープンセット(つまり背景の空が本物)の巨大戦も、人間目線からのアオリが多くて、巨大感がすばらしい! それ以外でも巧みに実景のビル街と合成したりして、かつて無いほど、巨大戦のシーンに広がりと勢いがある!
ロボのスーツって下から見上げると肩パッドの裏とか継ぎ目とか見え易くなるし、そういった構図は避けてたと思うのですが、今やミニチュア特撮の雄は東宝でも円谷でもなく、東映なんだな…。
つい先日までのゴーカイジャーが「大いなる力」「宇宙最大のお宝」っていうアバウトな設定で動いてたから(だってリアルに解釈したら、34戦隊が共演するなんて不可能だし。ゴーカイはお祭りなので良いんです)、余計に差が激しく感じられます。
何となく、メタルヒーローや仮面ライダークウガの匂いがする…何処が何に似てるっていうんじゃなくて、お約束=フォーマットをなるべく破棄して、挑戦的な作風を目指してるって部分で。
正直、戦隊の匂いがしないんだけど、番組としてのスーパー戦隊シリーズ枠の中で、新しいヒーローを作ろうという精神は非常に好感が持てます。
リアル&ハード路線の戦隊は過去にもオーレンジャーやタイムレンジャーがあったけど、それは戦隊シリーズ内の既存フォーマットをリアル&ハードに描いていた訳ですから。ゴーバスターズは戦隊のフォーマットにすら、あまりこだわってない感じがしますね。
× × × × ×
詰め込み過ぎ。説明多過ぎ。(ゴセイジャーの初回とは真逆)
疲れちゃったよ!
描き込んでる部分と、描き込みの足りない部分があった気がします。
戦隊でありながら戦隊っぽくない。
しかしながら。まだちょっと分からない部分も含めて、「次も見てみるか」と思わせるには十分でした。
だって、ゼッタイ気になった筈だよ? 何か新しい事が始まる予感がバリバリしますから。
1話目だけじゃ分からない…という言葉を、良い意味で使いたいと思います。
これからの一年は、去年とはまた違う方向で、熱くなりそうだなぁ…。
今年は開始が一週遅いので、主題歌はもう発売です。
個人的に当面の目標としては、コスプレサイトCureのキャラクター欄に「ゴーバスターエース」もしくは「ゴーバスター◯◯」を追加できる様に頑張ろう。
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・ 特命戦隊ゴーバスターズ・プレミア発表会(終)レポ
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そんなつらつらとした感想です。
● 1 つめこみすぎ!!(笑)
初回で説明しなきゃいけない事が多すぎて、超駆け足だったよ!放送中にツイッターのTLが全く動かないんだもの。みんな見入ってたんだね。
● 2 これは…戦隊シリーズなのか?
定番だった変身や名乗りポーズ無し、「色分けされた複数の戦士+巨大ロボ」という、ごくごく基本フレーム以外、まるで別のシリーズの様な?
× × × × ×
まず1に挙げた、詰め込んじゃってる感じ、そしてそれを一個ずつ説明しようとしてる感じ、順を追って書いてみます。
導入部…13年前に起きた“事件”を引きずる世界である事が、あちこちで描写されましたね。こういった因縁話は小林靖子の超お得意ですから、今後明かされるであろう展開も気になりますね~。
そんな主人公アユムの初登場シーンがいきなり(ニワトリの写真を見て)フリーズ状態なのはインパクト有り。
ホラ、どうしても特撮って新人俳優が多いから演技力ではまだまだなので、最初の内に分かり易いシュチュエーションやハッタリのあるキャラ性を与えないと、印象薄くなっちゃうのです。
アユムが公道をチダ・ニックに乗って疾走してるシーンの後ろ、巨大なエネトロンタンクが見えているので、これがこの世界の人々にとっては、無くてはならない当たり前の存在になっている事(だから、護る)もよく分かります。
ブルーバスターとイエローバスターの最初の作戦行動シーンでは、彼らが優れた戦闘のプロフェッショナルであり、これまでにも対ヴァグラスに継続して活動 していた事が描かれました。そして戦闘兵程度なら負けない彼らに、しかしこれ以上の困難(メタロイド&メガゾード)が待ち受けるなら、増員が必須である事 も。
しかしレッドバスターの資格を持つアユムは、やはり13年前の事件で両親を失っており、生き残った肉親である姉が、彼を戦わせたくないという気持ちも。ここで13年前に起こった事が、単なる事故や事件では無く、何人かの人生を狂わせている事も示唆されました。
この辺の心情のジレンマ、本当に靖子にゃんだなあ(笑)
そいでも説明しきれない情報は、新人オペレーターのミホヘ説明と言う形にして、ウサダ・レタスが語ってくれていますが。
しかし、これによって物語に感情移入しづらい感じもある。物語の視点が一定ではないので。一話の中で視点が部分的にアユムになったり、青黄コンビになったり、ミホになったりしてるから。ひょっとしたら群像劇である事の暗示なのかもしれないけど。
(シンケンジャーの一話だと、情報量は多いけど、すべて殿の視点になってたでしょ)
戦闘や事件解決後の会話から、リュウジの教養とか年長者の余裕や、直情的なヨーコが毒舌なウサダには信頼を寄せている面もさりげなく分かりました。
ホント、短い掛け合いで人間関係やキャラクター像を描くのは小林靖子の得意技ですな。
本当はレッド参戦辺りで締めちゃって巨大戦まで行かない方が、1話に入れるボリューム的には見やすいのかなー、とか思いましたけど、あえて初回で一気にロボ戦まで突っ走ろうとしたのかも。
クライマックスで等身大のシャベルロイド戦と、巨大メカのメガゾード戦が同時に展開するという画面作り、ひょっとしてこれ、巨大ロボを初投入したバトルフィーバーJ戦闘シーンへのオマージュなのかな?
(なお石ノ森原作のゴレンジャーとジャッカーは永らくスーパー戦隊にカウントしない時代があったので、94年頃まではバトルフィーバーJがスーパー戦隊の第一作として喧伝されていた)
× × × × ×
2の、戦隊シリーズっぽくないという点。
変身や名乗りに決まったポーズが無い?いや、次回以降で出てくるかもしれんけど。
敵の巨大メカが亜空間から転送されてくるまでの時間経過を画面右下に表示したり、一つ一つのバスターマシン発進やアイテムの転送される描写が細かいのは、すっごいイイですね。
戦隊はどうしてもリアルな描写へ行くと矛盾が出ちゃうから、そこまでやらなかったのですけど。
(アイテムやメカ描写がリアルになると、逆にそれを呼んだら、すぐ現れるのも変になっちゃう)
大泉撮影所ではなく川口で組まれたというフルオープンセット(つまり背景の空が本物)の巨大戦も、人間目線からのアオリが多くて、巨大感がすばらしい! それ以外でも巧みに実景のビル街と合成したりして、かつて無いほど、巨大戦のシーンに広がりと勢いがある!
ロボのスーツって下から見上げると肩パッドの裏とか継ぎ目とか見え易くなるし、そういった構図は避けてたと思うのですが、今やミニチュア特撮の雄は東宝でも円谷でもなく、東映なんだな…。
つい先日までのゴーカイジャーが「大いなる力」「宇宙最大のお宝」っていうアバウトな設定で動いてたから(だってリアルに解釈したら、34戦隊が共演するなんて不可能だし。ゴーカイはお祭りなので良いんです)、余計に差が激しく感じられます。
何となく、メタルヒーローや仮面ライダークウガの匂いがする…何処が何に似てるっていうんじゃなくて、お約束=フォーマットをなるべく破棄して、挑戦的な作風を目指してるって部分で。
正直、戦隊の匂いがしないんだけど、番組としてのスーパー戦隊シリーズ枠の中で、新しいヒーローを作ろうという精神は非常に好感が持てます。
リアル&ハード路線の戦隊は過去にもオーレンジャーやタイムレンジャーがあったけど、それは戦隊シリーズ内の既存フォーマットをリアル&ハードに描いていた訳ですから。ゴーバスターズは戦隊のフォーマットにすら、あまりこだわってない感じがしますね。
× × × × ×
詰め込み過ぎ。説明多過ぎ。(ゴセイジャーの初回とは真逆)
疲れちゃったよ!
描き込んでる部分と、描き込みの足りない部分があった気がします。
戦隊でありながら戦隊っぽくない。
しかしながら。まだちょっと分からない部分も含めて、「次も見てみるか」と思わせるには十分でした。
だって、ゼッタイ気になった筈だよ? 何か新しい事が始まる予感がバリバリしますから。
1話目だけじゃ分からない…という言葉を、良い意味で使いたいと思います。
これからの一年は、去年とはまた違う方向で、熱くなりそうだなぁ…。
今年は開始が一週遅いので、主題歌はもう発売です。
個人的に当面の目標としては、コスプレサイトCureのキャラクター欄に「ゴーバスターエース」もしくは「ゴーバスター◯◯」を追加できる様に頑張ろう。
[関連記事]
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○ ヒロム
本当に見たの?
ヒロミに間違えるならまだしも…
途中で読む気無くしたよ