最初、三大恐竜戦隊がそろい踏みした脇でゴーバスターズが蚊帳の外なんじゃねーかと心配してて、ま、案の定浮いてたけど!
 当り前です。歴代の恐竜モチーフ戦隊ってつまりファンタジー路線の戦隊で、ゴーバスは戦隊のイメージを覆す事を狙ったリアル路線の戦隊なんだから。
 ストーリーに関しちゃ明らかに詰め込み過ぎで、何をやってるのかよく分からないまま超強引に展開していきましたが、お祭り作品に整合性を求めるのもバカバカしいので置いときます。「ファンが見たいシーンを見せる!」という方針が徹底されていたんじゃないでしょうか?

 よくよく考えたらジュウレンジャーは92年なので、5,6歳で見てた人がまだ20代後半。男性の平均初婚年齢は30歳を越えているので、ジュウレン世代でも子供と一緒に劇場へ来る層はまだ少ない気がします。

三大ティラノサウルス型メカ
 恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992)守護獣ティラノサウルス。
 爆竜戦隊アバレンジャー(2003)爆竜ティラノサウルス。
 獣電戦隊キョウリュウジャー(2013)獣電竜ガブティラ。

 同じ生物モチーフで、ほぼ直立→前傾して尻尾でバランス→トサカ(羽毛)、と学説の変化が見てとれる。
 正確にはジュウレンジャーと同時期の映画「ジュラシックパーク」で既にティラノの体型は前傾で描写されてるんだけど、一般的なイメージはまだ直立に近いゴジラ体型だったんだろうなー。翌93年の「熱血最強ゴウザウラー」でもマグナティラノはゴジラ体型だった。
 

 以降、ネタバレを含む可能性あり。

 名乗りシーン長いです!
 これまでの最長は「シンケンジャーvsゴーオンジャー」が6+7=13人だったけれども、今回はキョウリュウジャー6+アバレンジャー3+ジュウレンジャー5=14人。別シーンで+ゴーバスターズ5人で、計19人名乗ってましたからね。
 …で分かる通り、過去の追加戦士は出演してないので、ドラゴンレンジャー・アバレブラック・アバレキラーは居ません。ドラゴンとキラーは劇中で死亡してるけど、アバレブラックは初期メンバーに近いポジションだったのに残念。
 一方でゴーバス最終回で消滅した筈のビートバスターは強引な方法で復活登場。このシーンの会話だけで、ゴーバスのファンは見る価値が有ったと思うの。いや、全体的にゴーバスの比重軽いしさ…。

 ジュウレンとアバレは可能な限りオリジナルキャストを声だけでも出演させていて、ちゃんとプテラレンジャーの一瞬のセリフが千葉麗子!

三大恐竜戦隊ロボ

 そして個人的に最注目だった巨大戦の話!
 大獣神とアバレンオーも着ぐるみで出演してて、キョウリュウジンと3体並んで背中が映るシーンで、やはり時代の流れとともに戦隊ロボってゴツイデザインになっていったのがよく分かります。
 大獣神は戦隊ロボ(1号ロボ限定)としてはバトルフィーバーロボから数えて14代目なんだけど、シリーズで初の、単なる機械ではなく“恐竜の神”としてジュウレンジャーに啓示を与える存在でした。肩を出っ張らせるという実写ロボではタブー視されていた(重力の問題か)造型に挑戦。後のドラゴンシーザーとのマルチ合体や、キングブラキオと全7体合体した“究極大獣神”のインパクトで、ジュウレンジャーは戦隊シリーズ最高の玩具売上を叩き出しました。なぜサーベルタイガーとマンモスとドラゴンまでが恐竜扱いで合体していたのかは謎ですか。
 アバレンオーは25代目の1号ロボで、左腕がまるごと巨大ドリルになっている奇抜なデザイン。玩具での電動ドリルギミックが子供の心をとらえました。恐竜が別の次元で進化した爆竜は人間語を喋るので、ヒーロー3人と爆竜3匹が掛け合いしながら戦うという珍しい戦闘シーンを作りました。必殺技の電撃ドリルスピンは、身長50mの巨大ロボが怪人に突進してドテッ腹を貫通させる豪快な技でした。
 
 …と言ってもロボ3体で戦うシーン短いけどな。

 …あげくゴーバスターズの巨大ロボはエースもゴーバスターオーも出ないけどな。

 ちなみにクライマックス以外のシーンで一瞬だけ、バンドーラ様の杖が出てきます。


 ここまで三大恐竜戦隊プッシュやっておいてエンディングで“恐竜やカレー”を食ってないのはどういう事なのか。実に惜しい。
 そして2/16から始まるトッキュウジャーが、果てしなく心配です。カーレンジャー的な意味で。 


[各々のスタート前の記事]
獣電戦隊キョウリュウジャー・プレミア発表会レポ 
特命戦隊ゴーバスターズ・プレミア発表会レポ