3巻はもう買いましたか?
 えぐられましたか?
 二冊買って表1,4を並べると、一枚のイラストになります。
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【3/1リブロ池袋サイン会】
 3巻発売記念のサイン会。先着100名に入れたので、行って参りました。
 サイン会に並ぶのは小学生時代のミニ四ファイターと徳田ザウルス先生サイン会以来です。
 リブロ池袋に着くと、意外にも男性ファンの方が多かったです。
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 整理券に希望のサイン宛名を書いておくのですが、いやー…佐久間先生も編集の方もこの名前をご存知でしたね。
 とりあえず確実に熱心な読者ではありますから、最後に「もっとえぐってください!」とお願いしてきました。
 みんなでもっとえぐられたいと思います。

 んでここから先、いつもの「描写が細か過ぎてコスプレイヤー以外の一般的モーニング読者層に今イチ伝わってなさそうで勿体ないから、レイヤー視点から勝手に解説」シリーズですが、3週に渡って誰もコスプレしてないので、淡々とストーリーを振り返ります。
 前回更新の33-35話「初コス回想編」はログ確認するとあんまり読まれて無いので、未見の方は先にそっち読んでください。

× × × × × 
【36話】
 公子の結婚報告とコスプレ引退をほのめかされたショックから、仕事上のミスを起こす渚。
 苦手な課長の長谷に呼び出されて咎められると同時に、唐突に彼の口から出たのは「葉山さんはお元気ですか?」の一言だった。
 葉山のコスプレ趣味が職場バレした騒動の際、社員たちの見ていたネット上の写真の中に一枚、渚の姿も一緒に写っていた事を教えられる。彼は葉山と渚の交友関係とコスプレ趣味に気づいていたのだった。
 「後日ゆっくり2人で話をしましょう」…そう言い残した長谷の意図が読めずに混乱する渚は、街の雑踏の中に元恋人・千田の姿を見つけた…。

× × × × × 

【37話】
 呼び止めようとした千田の隣には、既に別の女性が…。
 改めて自分が独りである事を思い知り、誰にも相談できないまま、体調まで崩す渚。
 見舞いに来た綾と志保に気後れしつつ、悪い考えは止まらない。
 自暴自棄になった渚は、長谷との話をさっさと済ますために、熱が下がらないまま出向いてしまう。
 「バラすなり好きにしてください」「でも葉山さんについては何も話すことはありません」そう言い切った渚は、熱で意識を失って…。

■ ナイトイベント
 綾と公子が行きたがっていたのイベント形式で、主にオールナイトダンパ(コスプレダンスパーティ)。
 基本的に18歳未満禁止なので身分証の提示が必要。
 関東だとコスプレヘブンがディファ有明、コスプレチッタが川崎クラブチッタなどで行っている。
 週末開催が多いが、夜なので、昼間は土日関係なく仕事してる人でも参加しやすい利点がある。
 仮眠スペースもあるので、夏冬のコミケ期間中のディファ有明には上京者で簡易宿泊目的を兼ねて参加する人もいる。

× × × × × 

【38話】
 目が覚めると、長谷の自宅マンションの布団だった。特に何かされた様子も無く…。
 長谷は入社時、彼の教育係を担当していたのが葉山だったという。かつて世話になった葉山の受難と消息を彼なりに心配し、渚に訪ねようとしていたらしい。
 渚は長谷宅の一角で、鉄道模型のコレクション部屋を見つける。
 「すごい」と驚く渚に、無表情なまま「僕に言わせれば服を作る方がよっぽど難儀ですけどね」と返す長谷。

■ 田宮模型のエプロン
 赤青で白抜きされた☆が並んでいる、タミヤ製である。
 ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が着てるTシャツも作っているので、おそらくアパレルメーカーであろう。
 
 閑話休題。
 田宮模型はミニ四駆世代ならおなじみながら、後述するNゲージは出していないので、きっと長谷は工具類をタミヤ製で揃えているのだろう。
 鉄道模型を出した例が極端に少ないのだが、過去には自走しないディスプレイモデルや、ミニ四駆のシャーシを流用した走る「楽しいトレインシリーズ」を発売している。
 手軽な模型文化を広める田宮模型は、高級なNゲージ路線には行かなかったのかもしれない。
 なお、ここ書いてる人は「爆走兄弟レッツ&ゴー」よりも前の「ダッシュ!四駆郎」世代である。
 テレビ東京の「タミヤRCカーグランプリ」は小倉智昭のハイテンション実況が好きでした。

■ Nゲージ
 日本で主流の鉄道模型の規格の一種。縮尺1/150前後で、レール幅が9mm=ナイン=N。
 レールに電流を流し、モーターで駆動させる事が出来る。
 欧米の鉄道模型に比べて小型ではあるものの、実際にレールを組んでミニチュアセットの中を走らせるには室内にある程度のスペースが必要なので、ラジコンや戦車模型などに比べると、昔は富裕層の趣味と考えられていたような。

 凝り出すとキリが無く、語り出すと終わらないので、このテのマニアには話しかけてはいけない。

 意外にも、皆さんご存知のタカラトミー社の玩具「プラレール」シリーズの原型は1959年発売、電力による自走式を取り入れたのが61年。Nゲージ規格の鉄道模型は同時期にイギリスのローンスターが開発したのが最初なので、歴史ではNゲージよりプラレールの方が若干古いらしい。
(念のため書いておくと、プラレールは列車本体に電池を内蔵しているので、レールから電力の供給を受けるNゲージとは原理が異なる)

 鉄道模型自体は“鉄道発祥の地”イギリスでは19世紀初頭から存在したという。
 この辺くわしい人が他に沢山いるだろうから、投げよう。

■ 鉄オタとNゲージ趣味
 被ってる人も多いけど、似て非なるモンらしいヨ。
 軍事マニアとサバイバルゲームと戦車模型ファン、みたいな。

 コスプレ趣味は女性が圧倒的だけども、模型趣味は男性が圧倒的に多く、渚と葉山のコスプレ趣味を、模型趣味を持っていた長谷がなんとなく理解するこのコントラストは、非常に説得力のあるシーンだった…。

 まったく関係無いけど、玩具業界には「鉄道ものは当たる」という説が存在し、プラレール以外にも、トランスフォーマーのライデン、勇者エクスカイザーのウルトラレイカー、勇者特急マイトガイン、機関車トーマス、ヒカリアン、救急戦隊ゴーゴーファイブのグランドライナー、仮面ライダー電王のデンライナーetc、確かにヒット玩具が並んでいる。
 なおミニ四駆レーサーやNゲージファンに「オモチャ」という言葉を投げかけると本気で怒る。

■ 「別に騒ぐこともなければ恥じることもない。たかが趣味なのに」「堂々としていてください」
 この言葉に救われたように思う渚。
 彼女たちの自意識過剰さと周囲の過剰反応を同時に諭した名言。
 「たかが趣味」という言葉は、完璧主義者に対して使うシチュエーションによっては凶器にもなるのだけど。

 さて、「葉山さん元気です。今もコスプレも続けてます…!」と長谷に言い残し、不安が一つ消えた渚。
 今度はもう一つの、公子の本心と向き合ってみる事を決意…
(このシーン、全く表情を変えてなかった長谷が最後にちょっとだけ驚いたような顔を見せる。イイ演技だなぁ…)




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