2010TGSドリームキャスト通常
   …動いてますね。何か?

   ハイ、今年もまた手荷物検査で不審者扱いされそうになって「コスプレ様の荷物です」と正直に宣言する季節がやってまいりました。
   2010幕張ゲームショウ(東京ゲームショウ、とも言う)の話題です。

× × × ×

   さて、事前の予想に反してにわかに超注目ソフトに躍り出たのが、セガの「龍が如く OF THE DEAD」。
   前作までの“任侠”に世界に生きる男の姿を描いたアクションアドベンチャーから一転、
街中に湧いた“ゾンビ”を撃ちまくるガンアクションに転向…というハジケっぷりですが。
   しかもゾンビが街を徘徊してるのに、パチンコやキャバクラは営業してるという。
http://www.youtube.com/watch?v=QTrrGghMbMw

ゾンビとキャバ嬢
   セガのブースではずっと、ゾンビとキャバ嬢が寸劇やってました。


   なんか全体的に、ブースに金かけてるなーって所が多かったですね。レベルファイブは城の様なブースでしたし。モンハンは村を再現してたし。見本市に金を掛けられるくらいには、景気が回復してるのかしらね。

× × × ×

   ではここからコスプレの話題。
【土曜】
2010TGSミミック
   宝箱はミミックでございました。
   去年も使ってましたけど、やっぱりゲームショウですから、ゲームキャラでないと!

【日曜】
2010TGSドリームキャスト通常
   冒頭の通り、ドリームキャストに新たな動きがあった模様。
   いやー、イベント当時の朝まで作ってた事は有ったけど、午後まで作ってた事は初めてです。おかげで更衣室出るの14時過ぎちゃいました。まぁ、作り始めたのが先週の火曜の夜で、中4日くらいで突貫工事した気が。
   さりげなくコントローラーが海外版になってる辺りが芸コマ(ロゴが青い)。
   この状態で積極的に「ドリームキャストをよろしくお願いします!」「セガの最新ゲーム機です!」「本体もソフトもお求め安い価格になっております!」と販促してしまいました。

2010TGSドリームキャスト開
   開くとそこには「シェンムー」「シーマン」「湯川専務のお宝探し」等の超人気ソフトが!
(シーマン以外はコレ用に中古を買った。中古屋も、まさか今になってドリキャスソフト売れるとは思わなかったろうな…)
   評判は概ね好評だった気がします。12年前に出たハードなんてもうみんな忘れてるかな…と思いましたが、ちゃんと知ってるのね。喜んだり、思い出を語ってくれる人も多かったです。

   なんかね、ハードそのものにファンが付く…というか、ユーザーがハードそのものに共通のキャラクター性を見い出すって現象は、セガサターンとドリームキャスト位にしか起こって無い現象だと思うわけですよ。
(他のハードにも探せば勿論居るんだろうけど、比率としてこの二つは非常に大きい)
   何故か? それはこの二つが、90年代次世代ハード戦争において「一時まで非常に良い所まで行ってたのに、結局は天下を取り逃がした」からじゃないでしょうか。
   それ以前のセガマークIIIやメガドライブ・あるいはPCエンジンや3DOの時代には、ファミコン→SFCの圧倒的な牙城は誰にも崩せなかった。でも今度こそひょっとしたら…と思わせておいて、結局やっぱり敗退してしまう辺りに、多くのユーザー達は共通の想いを抱いてるのかもしれない。
   勿論その土台には、セガがアーケードからコンシューマーまで、ファンを育てるっていう事に腐心してきたってのも有るでしょうね。

   さてミミックにしろドリキャスにしろ、突っ立ってるだけでもつまらないんで、撮影時には足で演技してたりするんですが、気付く人はあんまりいません。ちっ。


【こぼれ話】

   今回のTGSはコスプレが公式催事化された事で、試行錯誤があった気がします。
   自分は参加できませんでしたが、土曜日の終了後にダンスパーティーやってりしてましたから。何だか、ゲムショの中に別のイベントが入ってるみたいに。

幕
   でも、撮影コーナーに用意された背景用の垂れ幕。これは
混雑対応・安全確保の観点からはハッキリ言って失敗だと思います。
   だって背景によってキャラが固定されてしまうし、どうしても一組で広いスペースを独占する形になってしまうし、なまじ本格的な撮影会モードになってしまう のでカメラマンが列を作ってしまう(混雑するイベントは囲み撮影が基本ですが、ここだけ1対1のピン撮になってしまう)
   並べるレイヤーは少ない。カメラマンは列を作る…これが今回のコスプレ広場大混雑の原因だった気がします。せめて外周の一部を開放して頂ければ…

   それと今回、やけに規制が厳しかった。
   一辺50センチまでの規制は知ってましたが、これが長物だけでなく衣装にまで適用されてて、つまり鎧や着ぐるみ系はもう、屋内をうろつくなという扱いだったのです。ホントに「日経BP」ってバッジ付けたスタッフが飛んできて、「何やっとんじゃハゲ!」くらいの勢いだったので。
   こーゆー規制が厳しくなる理由は一つですね。
   きっと前回、コスプレ関係で何かしらの事故があったのでしょうね。

× × × ×

   そうそう、初日の最後、ゲームの歴史をパネル展示してるコーナーで小学生が「ドリームキャストって知ってる?」って会話してたんですよ。
   当時のCMにも同じセリフあるんですけど、今同じセリフを聞くと、切ないですね。

   たのしかったです。
   らいねんもまたいきたいです。

追記。
   NHKの取材スタッフの兄ちゃんはなぜかスッゴイ軽い人でした。
   「NHKですけど撮っていいッスかー?」みたいな。
   もし使われるなら、MAGネットで映るそうです。