http://zubunuretiwawa.ldblog.jp/archives/662647.html
から続いています。
   はい、「下半身(バスオン)編」です。

エンジンオーの作り方2の9
1].   まず太腿。 作り自体はカラー工作用紙を筒状にしただけの単純なものですが、これを演者の太腿にズリ落ちない様に固定するのはコツが入ります。
   100均のアウトドアや荷造コーナーにある便利バンドマジックテープがベルト状になってる)を用意。
   このバンドを、折って二重にした工作用紙(に両面テープをグルグルに巻いておく)に巻きつけて、同じく太腿パーツの内側にガッチリ貼って固定しておきます。
   このパーツに足を通したら、マジックテープをズボンのベルトに巻いて貼ってしまえば、太腿パーツはズリ落ちません。多分マジックテープが長すぎるので、ハサミとホチキスを使って途中を切り取って、短めにします。

エンジンオーの作り方2の8
(実際は黒ジーンズを使用しますが、見やすくするために他のズボンで撮影)

   この太腿の固定方法はロボコスレイヤーが最初にぶつかる壁の一つで、皆さん創意工夫の見せ所になってたりします。
   大概はアンダースーツに太腿パーツごと貼り付けてしまうのですが、そうするとアンダースーツが他ロボと兼用できない・洗えない状況になるので、【安価】 【省力】を掲げる駄チワワ式ではこのパターンに落ち着きました。これなら黒いジーンズに黒いベルトを一本用意しておけば、わざわざアンダースーツを着替える必要も無なく、 家からこのままで行けます。

エンジンオーの作り方2の7
2].   腰パーツを上から。前面(バスオンの顔)と側面パーツはマジックテープで合体します。
   腰周りは歩くだけで“ねじれ”が発生する箇所なので、裏にスチレンボードを貼ったりして強度を高めておきます。前・左右に長いツメが出てますが、コレをベルトやズボンの隙間に差し込んで、演者の体に固定します。

エンジンオーの作り方2の6
3].   ヒザから下。スネ・側部・つま先の三つに分割しておいて、やっぱりマジックテープで合体させます。
   あ、ここで追講釈。
   ロボは基本的に足を太く作るとカッコイイのですが、太く作ればその分隙間も開いて、歩くとグラグラしてみっともないんです。
   ましてエンジンオーの足は、(他の多くの戦隊ロボと違って)スネとくるぶしから下が分割されてるのではなく、でっかいスネからツマ先のみが出っ張ってるだ けなんですね。だからスネパーツは縁者の足が入るギリギリサイズで作って、そこにツマ先や側部やヒザ当て(この時点では未製作)をくっつけて大きく見せて いく…という設計にしてます。これはバトルフィーバーロボやゲキトージャの足製作で身に付けました。

エンジンオーの作り方2の5
   あと、コツとしてはツマ先パーツの付け根を、2~3センチくらいスネパーツの内側に伸ばしてます。こうする事で支点・力点・作用点が上手くバラけて、歩く たびにのっしのっしした感じに見えるんです。スネからいきなりツマ先が出てると(つまり内側に伸びてない)、ペコペコ動いちゃってみっともないんです。

エンジンオーの作り方2の4
   で、下半身パーツ全装着。ヒザ周りは覆ってしまうとタイヘンな事になるので注意。常にスタッフが見守ってるスタジオではなく、独りで歩き回ってるコスプレでしか無いんですから、安全係数は多めに取りましょう。後でヒザ当てを被せて誤魔化します。
   その他細かいパーツ(バスオンのたてがみとか)は最後の方で作ります。ナゼかって言うと、細かいパーツは端材や余剰素材で作ってるからです。
  
エンジンオーの作り方2の3
エンジンオーの作り方2の2

   なお、全てのパーツに言える事ですが、左右でサイズを1~2cm変えておくことで、重ねて、体積を減らせるのです!   これとマジックテープでの分割により、運搬・保存共に飛躍的に効率UPする事うけあい!!
   こうでもしなきゃ、とても複数のロボを民家に保存出来やしません。

   2回目はここまで。次でラスト。

   ゴーオンジャーのデザインコンセプトは単純で分かりやすくて良いです。
エンジンオーの作り方2の1
   極端な話、赤青黄の顔が並んでれば、エンジンオーになっちゃいますし。

   つづきはこちら


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