私はNOSAWA論外というプロレスラーが大好きですよ!?
   SPWF時代に起こしたデキ婚騒動はさておき。

   ネット世論なんて知るか!
   俺は全日本プロレスファンの視点から、NOSAWA論外の功績を語りたいんだよ!!

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   NOSAWAの
全日本プロレス初登場は03年末、最強タッグリーグに出場した、ラ・パルカ・オリジナルパルカ・ゲレーラ組の、ゲレーラの方を演じていた筈です。メキシコマットでの生活が長かったからか、何故か外人扱いだったんですね。パルカオリジナルの方は本物のメキシカンだけど。
   この時、最強タッグリーグでありながらコミカルな試合をするチームだったんですけど、周りが大物あるいは大型選手(今は亡きジャマールとかギガンテスとか…)ばかりだからか、リング上で緊張してる風なのが何となく伝わってきてました。

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   NOSAWAが素顔で全日マットに初登場したのは、明けて04年…MAZADAとの“東京愚連隊コンビで、メキシコマットから日本へ初上陸でした。以来、全日プロを主戦場にします。

   しかし最初期の反応はあんまり芳しくなかったんですね。ネットの書き込みでも「もう呼ばなくて良い」が大半でしたから。これは2つ理由があると思います。
   1つ、初期に対戦した当時の全日本プロレスの中堅選手に、こういったスピーディな反則ラフファイトに対応できる選手がいなかった。
   2つ、全日ファンはそもそも、最初から最後まで反則をくり返す、こういった試合の楽しみ方を知らなかった。
(01年秋に天龍がWAR軍を結成した際、「全日マットで8年ぶり反則裁定」が新聞の見出しになったくらいですから。その天龍だって最初から反則はやらないもの)

   で登場から2週間後、2月のラスト武道館で対戦相手として投入されたのが…宮本和志本間朋晃“ターメリックストーム
。ここらでブレイクします。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200402/22/a04.html
   トンパチな本間がとにかく突っ込んで行って、愚連隊の凶器・反則・ラフを全身で受けながら、なおかつ高速で展開する4人の空中殺法とパワーファイトのコラボに、観客は未体験ゾーンでエキサイトさせられました。
   武道館アリーナの入場ゲートの鉄格子をNOSAWAと本間が登って、1F席付近の高さ(通常の2F席の高さ)での攻防の末、本間が数m下の花道のテーブルへ向けて落下…と思いきやテーブルから逸れて花道そのものに背中からズドン!と落ちるシーンの武道館を揺らした観客の悲鳴、よく覚えております。

   そして凶器の使い方も、PCのキーボードで本間を殴りつけてプラスチック片を四散させたり、テニスラケットで尻を叩いたり、ぷ~さんのぬいぐるみを顔面に 押し当てて宮本を窒息させた後、ぬいぐるみを客席へ投げてプレゼントしたりと、悪役ながら愛嬌やコミカルな匂いを放つ、特異なキャラになって行きました。

   いや、凶器や反則を差し引いても、超ハイスピードで連携をくり返し、技を受けるときは思いっきり受けて轟沈する…、この2人の試合巧者っぷりにファンの認識が追いついて行ったのかもしれません。
   また、この愚連隊の試合中、顔を真っ赤にして怒る和田京平レフェリーの姿も名物でしたね…。

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   この04年春からTV東京で全日プロの放送が開始されていたのですが、9月にはカズの世界Jr.王座に挑戦しようとして「NOSAWA、お前は論外だ!」と断られた事を切っ掛けに、“NOSAWA論外”へ改名。電波を利用して目立つ事に成功しました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200409/25/a07.html
(04年末の両国で挑戦を退けたカズは、「立派な挑戦者だったよ。論外なんて言ってすまなかった」とコメント)

   この時期、敵対するブードゥーマーダーズの"brother"YASSHIとの口撃・玉砕合戦も面白かったです。ヤッシーを真似てドレッドヘアのズラを被って試合した事も有りました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200504/20/a06.html

   この辺から愚連隊以外にも色々と行動を起こす様になり、05年7月に相棒のMAZADAとのシングルで敗れた際、全日マット撤退を発表。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200507/26/a01.html
   しかしこの後も、“スペース論ウルフ”(武藤敬司社長の若手時代のニックネーム“スペース・ローン・ウルフ”のパロディ)、“エル・ノサワ・メンドーサ”(自称メキシカン)にキャラを変えて、撤退宣言をくり返しながら結局は試合し続けてましたが。

   07年1月、全日本プロレスのイギリス遠征が現地プロモーターの金銭トラブルで中止発表された際も、所属選手ではない菊タローとNOSAWA論外が色々とツテを当たってくれて、開催にこぎ着けたとゆーイイ話もありましたっけ…。

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   ただ同じく07年の、ペペみちのく(TAKAみちのく)、ミゲルハヤシJr.(カズ・ハヤシ)と一緒に自称メキシカン“メキシコアミーゴス”を結成して、本場メキシカンレスラー達の“サムライジャパン”(ややこしいな)と抗争する…というコミカルタッチな展開は、彼らの持ってる高い技術がお笑いに隠れてしまうので好きじゃありませんでしたが。
   この時期に自主興行や全日ファン感謝デー企画で鈴木みのるを巻き込んだ事で後の新軍団に繋がるのですが…?
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2007/2007121601/2.html

   05年以降に行われた、(猪木ボンバイエやイノキゲノムのグダグダさをネタにしていた)NOSAWA自主興行。みのる先生のコスプレネタ路線は07年から。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200506/at00005052.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200611/08/index.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200707/at00013795.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200711/at00015256.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/text/200907120001-spnavi.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2010/2010100802/index.html

   そういえばこの時期、フリーなのに勝手に“全日本プロレス選手会長”を名乗ってノアやDDTに出撃したりもしましたねぇ。
(ノアファンに受け入れられなかった理由は、前述の全日初登場で受け入れられなかった理由と一緒だと思う…)

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   08年、鈴木みのると合体して“GURENTAI”が結成されます(06年にMAZADAが全日をいったん離脱した際にも、一時的には組んでましたが)。後に
高山善廣大陽ケアも合流して一大勢力になるのですが、これの最大のポイントは、鈴木みのるを軍団抗争・タッグ戦線に引っ張り出した事だと思うのです。

   なぜなら鈴木みのる、これまではノアでも新日でも、シングルプレーヤーだったんですよ? だってパンクラス創設者ですもの、タッグの概念自体を持ってない ですよ。だからタッグマッチではどうにも盛り上がらない、だからといってシングルでも誰とでも名勝負になる訳でもない(カウント2.9プロレスを拒否して るのは、小橋とのGHC戦を見たらよく分かる…)、そんな使い勝手に難のあるタイプでした。

   そんな みのる先生、NOSAWAと組んでから、明らかにタッグマッチがレベルアップしましたから!
   タッチワークの上手さ、ちょっかいの出し方、連携技とバリエーション…どんどん上手くなりました。見た目にはみのるが子分としてNOSAWAを引き連れてる様なイメージですが、実際はみのるがNOSAWAから得てる部分のが大きいんじゃないかな?ってくらいに。
   鈴木みのるをタッグ戦線に押し出す事自体、コペルニクス的発想だと思うんですけど、成功の理由は、そこにNOSAWAが居た事が大きいと思うの。
  
   NOSAWA論外は、TAKAみちのくTARU菊タローらと並んで、全日マットの功労者だと思います!

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   タクシー乗り逃げ恐喝窃盗事件の事は、当然ながら許されない事ですし、プロレスのイメージを大きく損ねたのは間違いありません。
(ここで思い出したのは昔の週刊ファイトの記事で、「プロレスラーが一般人相手にトラブルを起こすのは、実はよく有る事。団体に所属している場合ならば間に会社が入って、大事にならない様にするのだが、団体の呈を成していない場合やフリー選手はそうはいかない」

   しかしながら、あくまで結果論ではありますが、決して取り返しのつかない事件では無いと思います。人はやり直せるし、やり直すべき。
   少なくともネット上に溢れてる鬼の首取った様な攻撃の類、意味があるとは思いません。
   そもそも意見じゃないしね。


   ちゃんと反省して、償って、またNOSAWA論外の試合が見せて頂きたい!、と思うのでありました。