たった十数年前の事。
 アニメや特撮ばっか見てるオタクは、犯罪者予備軍みたいに言われた時期がありまして。
 コスプレは同人詩即売会の余った場所でやってる程度で、たまに取材に来てたのはエロ本かトゥナイト2でした。
 そっち方面へ寄ってく人も居たけれど、それは、拡大して人が多くなれば色んな人が出てくるからであって。
 一部を全体に置き換えるのはバカバカしい。
 何かを守るために、別の何かを切るんじゃなくて。
 より多くを守るために、じゃあ、どうしたら?
 
 …とまぁ、熱苦しいアジ演説から始めます。
(以前観劇した「僕達の好きだった革命」のクライマックスの演説シーンを思い出した)


・ コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第一回] から続いてます。

 第一回を色んな人にリンクで紹介して頂きまして、やっぱり一部では、「だから18禁ROM売ってる奴は…」「コミケにコスプレROMはいらない」みたいな切り口で語られてしまったけど、そうじゃなくて。
 単純なレッテル貼りで遠ざけるより、その向こうにあるものを見ないといけないと思うのでありまして。
 「コスプレだから」「ROMだから」「18禁だから」っていうレッテル貼りではなく、何が問題で、どうしたらリスクを回避できるのか、より多くの表現を守れるのか…って視点を、前回はまだ欠いていたかなぁ、と。これは自分の筆力が足りないせい。

 大切なのは少数の人々を切り捨てる事ではなく、どうしたらそれを大勢の中に取込む事が出来るか。
 …と、いう様な事を、「太陽の牙ダグラム」でサマリン博士が語っていた気がする。
 
× × ×

◆1◆ くり返される問題提議

コミックマーケット77アフターレポート(2009冬)
> 一方、混雑ではありませんが、準備会として問題視せざるを得なかったのは、コスプレCD-ROMのジャンルです。昨夏頃から一部のサークル で、露出度の高い写真集が頒布されるケースがあったため、今回のサークル向けの案内であるコミケットアピールにて注意を喚起したわけですが、見本誌チェッ クの段階で基準に引っかかるサークルが続出してしまい、結果、多くのサークルのコスプレCD-ROMに対して販売停止という処置を取ることになりました。 コミケットは表現の自由を守っていく立場にはありますが、一方で「ワイセツ図画(とが)」と見なされるもの等、法律に触れるものの頒布は禁止しています。 また、実写の場合、絵では問題ないと判断されるような描写でも販売停止となってしまう可能性があります。コスプレCD-ROM等の実写作品や、フルカラー の同人誌のリアルな描写については、性器の一部の露出であってもワイセツ図画に該当するおそれがあります。表現方法には、より配慮をお願いします。

コミックマーケット78アフターレポート(2010夏)
> 昨年からの重要な継続課題と認識しているのは、コスプレCD-ROMの中に、未だに露出の多い写真集が見受けられるということです。前回は見 本誌確認に時間が掛かり、一部のサークルにはご迷惑をおかけしたこともあって、今回は準備会内の確認体制を大幅に強化し、迅速な対応を心がけました。再三 申し上げているとおり、コスプレCD-ROM等の実写作品やフルカラー同人誌のリアルな描写については、性器の一部の露骨な描写であっても、ワイセツ図画 に該当する恐れがあります。この見本誌確認の結果ですが、今回も多くのCD-ROMを販売停止にせざるを得ませんでした。コミケットは表現の自由を最大限 守っていく立場にはありますが、法律に抵触しないことが前提となります。大変悲しいことですが、このまま状況が改善しないのであれば、準備会としてより厳 しい対応を取らざるを得なくなります。自分たちで自分たちの首を絞めるようなことはしないでいただきたいと、改めて強くお願いする次第です。

コミックマーケット80アフターレポート(2011夏)
> 最後に、改めてコミケットという「場」に関連して、いくつかお願いをしたいと思います。マンガ、アニメ、ゲーム、小説及びその周辺ジャンルにおける表現の可能性を追求するメディアとしての同人誌を一般に向けてアピールするための「場」として、コミケットは自らを規定しており、同人誌を発行する個人・グループの表現活動を可能な限り受け入れる自由な「場」として、この「場」を継続させていくことを準備会は目指しています。ところが、この「場」を揺るがしかねないいくつかの問題が起きています。

> ひとつには、一昨年冬のコミケット77以降問題となり続けている、一部のコスプレCD-ROMの性表現についてです。サークル向けの「コミケットアピール」においては、性表現について多くの紙幅を割いて説明を行っています。その中で、刑法百七十五条に抵触するようなワイセツ図画の頒布は認められず、「性器の露骨な描写」や「結合部分の具体的な描写」はワイセツにあたるとして、必要に応じた修正をお願いしています。それを前提に過去三回のコミケットにおける見本誌確認において、ワイセツに当たる恐れのあるコスプレCD-ROMの実写表現について販売停止の措置を取っているにも関わらず、未だに露出の激しいものが多数見受けられ、今夏も販売停止の頒布物が続出しました。
> 上記「アピール」において、性表現については「商業誌」レベルを基準とするようにお願いしていますが、実写表現については、モザイク等で一部性器の修正がなされていたとしても、外性器の外周部にまで修正がない場合は、ワイセツにあたる恐れがあると準備会としては判断しています。これは、過去のヘアヌード写真集の摘発事例を元に決められています。また、商業誌においては、性表現の基準が実写と絵では大きく異なっており、「商業誌」レベルを基準とするようにお願いしている以上、コミケットにおいても当然に絵と写真では基準が異なります。「他のサークルがやっているから」というのは言い訳になりませんし、「委託ショップでは売れるのにコミケットが厳しすぎる」という疑問については、これが準備会としての判断であるとお答えするほかありません。自由な表現の「場」と言っても法的な規制を無視することはできません。仮にこれらの頒布物がコミケット会場内で頒布され、当日または後日警察に摘発されるようなことが起これば、コミケットが開催中止に追い込まれる事態に発展しないとも限りません。法律に抵触しない範囲でどのような表現が可能であるか、コスプレイヤー・発行者の皆さんは、今一度熟慮してください。

>  次に問題となっているのが同人活動と商業活動の区別の問題です。こちらも「アピール」にて触れていますが、インターネットの普及に伴って、幅広い商業活動が可能になる一方、同人誌の世界は大きくなることでその影響度が高まっています。同人誌を取り巻く環境が変化した結果、同人活動と商業活動との区別は曖昧になりつつあります。もっとも、同人誌をはじめとする同人活動は趣味であることを基本とした、個人・グループが発行・制作することによる自己表現であることに変わりはありません。
> 1)法人がサークルとして参加すること、2)法人が発行・制作した本・グッズ等を頒布すること、3)制作資金を法人が負担した本・グッズ等を頒布すること、4)商業媒体において、単なる紹介ではなく連動企画として取り上げられるような本・グッズ等を頒布すること、というような行為は、コミケットという「場」におけるサークル活動とは認められません。しかしながら、毎回少なくない数のサークル申込が企業によるものと判断せざるを得ず、申込をお断りすることになっています。また、コミケットの企業ブースでは同人作品の販売を禁止していますし、その逆も同様です。サークルの発行物を企業ブースで委託頒布した場合、そのサークルの活動を同人活動とは認めず、以降のサークル参加をお断りすることもあります。前回企業ブースへのサークル頒布物の委託頒布を行い、再三の様々な警告を無視して、今回の当日に別サークルへの委託頒布を行おうとした方については、現場にて頒布を直接お断りいたしました。


_____引用終了

 …とりあえずこれを読んでいて、危機感を覚えないという方は居ないと思います。
 C80レポの後半では「同人活動と商業活動の意義」、明言はされていませんが、これは企業ブースとサークルブースで同じROMを販売しようとした件だと思われるので。
 誇張でもなんでもなく、実数たった数十件の男性向ROMサークルが、コミケの存続に関わる問題に発展しつつあるのは、お分かりいただけるかと。

 これまで、あまりアフターレポートで特定ジャンルへのマイナスの話が(混雑以外で)される事は無かったのですが。
 初めてコスROMの露出過多に対する問題提議がされたのはC77(2009冬)。この直前、写真家の篠山紀信氏が写真集の撮影に絡んで家宅捜索を受ける事件が発生しており、後に公然わいせつ罪と礼拝所不敬罪(墓地内で無断でヌード撮影をしていた事から)で有罪になっています。
 しかしこの時点で「昨年夏頃から~」という表記なので、少なくともC74(2008夏)の時点で、問題視は始まっていた事になります。
 C79だけその手の苦言がありませんでしたが、これは状況が大幅に改善されたという事ではなく、単に3回連続で同じ事を書くのを避けただけだと思います。
 それでも翌C80でこれだけ出てくるのですから、状況としてはグレーゾーンどころかレッドゾーン。3カウント入ってる状況です。

 …ってゆーか、これらを単純に「コスプレCD-ROM」って書くのも、ちょっと曖昧にしてるのではないかな…。
 準備会サイドが決めたジャンルコードでは、“コスプレ”は「同人ソフト」等に配置されてる訳で。過激な18禁ROMは「男性向」ジャンルの出来事ですし。
 問題になってる人達って、コスプレ(着る)というより、いわばインディーズポルノ(脱ぐ)なんですけどね。

× × ×

◆2◆ コスプレサークル数の変化(同人ソフト/男性向)

 中にはROMではなくて印刷物の写真集や、自分達のキャラグッズ(…)売ってるサークルもありましたし、離れて配置されたサークルもあるので若干の誤差はあります。厳密ではないですのが、だいたいの傾向は把握できると思います。
 これ以前では冬コミがまだ2日間開催だったので、夏冬で全体のサークル数が異なり、比較できないので外しました。

C70(2006夏)
  50 / 14
C71(2006冬)
  84 / 14
C72(2007夏)
  88 / 30
C73(2007冬)
  142 / 28
C74(2008夏)
  116 / 38
C75(2008冬)
  142 / 52
C76(2009夏)
  182 / 60
C77(2009冬)
  196 / 64
C78(2010夏)
  240 / 68
C79(2010冬)
  210 / 60
C80(2011夏)
  300 / 50

※ C73で同人ソフトが一気に増えたが、この年は、初音ミクとニコ動がスタート。専門誌cosnap!によるとこの時期、レイヤー総数も一気に増えたという。 (詳しくはこの記事参照) 
※ C79では何故か双方が連結して配置されてしまったので、区分けがしずらい。
  また大晦日配置であったため、非18禁ROMサークルは原作ジャンルで申し込むケースもあった。

C76ジャンルコード一覧
 この時、2009夏に向けた申込で、初めてジャンルコード補足「コスプレ」が表記された。いままで「同人ソフト」に配置されていたが、この時は「創作」であった。後に「デジタル」になる。
 なお本稿ではまぎらわしいので、ジャンル名としては非18禁を「同人ソフト」18禁を「男性向」の二つにしぼって表記してます。
 ただ、厳密に言うと「男性向」が必ずしも18禁ではないですし、「同人ソフト」にも女性向BL系の18禁が入ってたりします。

 サークルカットにも変化がありました。
 前にも書きましたが、男性向ジャンルのROMも、元はアート性やフェチズムの追求をしてる人達の方が多く、だから販売停止(性器の露骨な描写)まで至るケースは滅多に出なかったのです。
 しかし近年は、尻をボンッ!胸をギュッ!みたいなカットが増えて、個人主観ですが、より卑猥な感じに…過激さを競っている。

 これもアバウトな表現になりますが、男性向ROMサークルにも大きく分けると2種類あってですね。

・ モデル主導サークル
 (女性モデル個人が中心になってる。同人誌の個人サークルと同じ様な形式)
・ カメラマン他主導サークル
 (男性スタッフ(?)が中心になってる。モデルは複数居たりする。インディーズAVメーカーに近い形式。よく「業者っぽい」と言われるのは主にこちらかな)

 後者に参加していたモデルが、半ば独立する様な形で前者を起こしてるケースも有りますが。
 よく見ると男性向がC78を頂点に減少傾向なのも、この辺でコミケでの薄消しへの対応が厳しくなって、そこをクリアしようとすると市販物との差別化がしにくいので、通販やダウンロード方面へ移行してるってのが実際のところでしょう。

 近年、例えば秋葉原の某書店では、コスプレROMコーナーで男性向ROM(18禁以外も)が大量に陳列されてるし、個人では難しい大量のネット通販を代行するシステムも確立されています。
 これらの事象も併せて考えてみるべきでしょう。
(言っとくと、これは同人誌では既に確立されたパターンでもありますが)

× × × ×

 最近の話ですが、有名印刷会社の社員が「コスプレROMは、劣化AVから脱却すべき」といったツイートで、物議を醸しました。
 この人もまた、こういったジャンル分割や、ここへ来て新参での過激な男性向コスプレROMが増加した経緯を知らなかったのでしょう。
 もし同人ソフトジャンルでのコスプレROMも見ていたなら、同じ言葉は出てこなかったと思います。
 不見識と言えば不見識ですが、しかし、分化された男性向ジャンルでの18禁コスプレROMの方だけ見てしまうと、そんな錯覚に至るのは無理もありません。

 同じ理由で、何かしらのメディア(マスコミに限らず、ネット記事も)が「最近のコスプレ界は超過激化してる!」なんて書いた場合も、それはウソです。
 彼らは「男性向」コスプレサークルは見てても、それとは別に「同人ソフト」コスプレサークルがもっと多数存在してるなんて、知らないんですから。
 木を見て森を見ず。
 一部の極端な人達を、全体に置き換える事は出来ないだろう。

× × × ×

 しかし近年、サークル数増加に伴って競争がどんどん激化し、男性向ジャンルで18禁ROMのより過激化に至っているのも周知の事実です。

 後述しますが、コミケ準備会の対応や基準が回によって異なる点、それによってROMサークル側が混乱した点も(その当事者側からは)よく指摘されます。
 数年前まで堂々と売られていた薄消しがダメになり、そして今は下着やレオタードを食い込ませる“マンスジ”もダメ…。
 実写の写真集をROMで販売する行為自体が、ここ数年で増えた表現方法であり、そして猥褻図画に非常に触れやすいものであり、見本誌チェックの基準が確立していなかった…というのが現状だと思います。
 これは猥褻図画の取り締まりとの関係があり、次回、くわしく述べます。
 だって、自分のビラビラを見せたがる女性がサークル側に現れるなんて、想像してないもの…。
(ちょっと前まではコミケでも、もっと規制は緩かったのも事実…実写の絶対数が少なかったですからね)

 それを逆手に取って、「コミケ発禁ROM!」などという売り文句をして、通販や書店売りに精を出しているケースもまた、また多い事で…。

× × ×

◆3◆ 宣伝文句と化した「コミケ発禁」

 ここの部分が、多くのコミケ参加者には理解しがたく、そして男性向ROMサークルの心象を悪くしている部分であると思います。

 最初に言いますが、完全な販売停止(販売物が全部アウト)は毎回、数件程度しか出てません。
 1サークル2~3種類のうち、1~2枚だけ販売停止、というケースは多いですが、それは外から見え難いので実数までは分かりませんが。
 しかし、完全な販売停止まで至らないサークルの方が、ずっと多いのです。
(それでも漫画サークルに比べたら販売停止率は非常に高い…)

 また、販売停止となった人の全てが「コミケ発禁」を宣伝文句にする訳じゃ無いのです。後でブログなどで「ご迷惑おかけしました」的な謝意を表明してる人達も居ますので。
 過ちて改めざる、これを過ちという。

× × × ×

 もし紙ベースの同人誌で同じ状況が起こったなら、通販でも「コミケ発禁」は売り文句にはしないでしょう。
 それは、何だかんだコミケを、ブランドや自分達のお祭りとして捉えているからではないでしょうか。つまりコミケが好き、という事です。
 だから販売停止→コミケの理念やルールが共有されていない→仲間ではない、という風に思われたくないから。

 しかし、男性向のコスプレROMサークルはほぼ完全な新興勢力であり、今まで紙媒体で同人誌を作っていたサークルからジャンル移行した訳では無いので、かつて同人誌の世界では“表現の自由と責任”の間にどんな葛藤があったのか、歴史的経緯を知らないケースも多いと思います。
 また最初から(規模としては大手サークルでなくても)書店売りや通販を前提としてるケースも多いのです。
 コミケを特別なものでなく、あくまで大口の“販路
の一つ程度に捉えてる人達“も”居ます。
 そんな人達の発想では、コミケ=自分達の表現活動を阻害する、体制側…の様に捉えている節“も”有ります。
 つまりこの場合、コミケよりもさらに外側へ向けて売ろうとしているので、コミケのルールに触れてしまっていても、それを売り文句として利用する発想が出てくるのだと思います。

 あ、くり返しますが「コミケで販売停止が相次いだ」なんて書いてあっても、だから男性向ROMサークル数十件中、実際に完全な販売停止は数件ですからね。

 いま本当に暴走してるのは、一握りなんです。
 その一握りが…くり返してしまってるのが現状です。

× × ×

◆4◆ 対立する部分と、そして落としどころを、探せるか

『紙の表現者に比べて、対話する気と、着地点を想定しているかが問題なんだよね。当日に対話したはずなのに、これだから。諦めずに対話し続けるのみです。知らなかった事は教えていくのみです。』とは、先日のエロコスマニアックスに関する日刊サイゾー記事が出回った後の、フデタニン氏のツイートでしたが…対処に憂慮している様がとてもよ く見えました。
 本当に恐ろしいのは…そういった販売停止を受けた当人達のブログなどを読んでも、法律に触れる/警察の介入を受ける可能性の有るものを扱っているという自覚や危機感が、どうしても欠けている事。

 販売停止の処分を準備会からの意地悪や差別といった程度にしか認識していない人、「他のイベントではOKだった」と盾にする人“も”多いです。
 しかしその無慈悲とも取れる対応の向こうには、意地悪や差別ではなく、法律や会場使用の壁があるのは、前回も書いた通りです。
 超混雑するコミケ会場は、年齢証の確認もゾーニングもされておりません。

 最悪のケースを想定するなら、猥褻図画販売ほう助の“疑い”で警察は動けますし、その手がサークルだけでなく有限会社コミケットやビッグサイトにまで及んだら?
 最低限のルールを共有できなければ、それはもう仲間ではなくなるのです。
 まかり間違えば、これはコミケの開催危機に直結するのです。

 そうなった時、そのきっかけとなった誰かは、きっと20万人分の怨念を背負う事に…なってしまうのです。
 本人がそれに耐えられるかどうかは、別として。

× × × ×

 さて、色々言いましたが、例ぐらい出さないと、多分、説得力無いと思います。
 活動中の個人のリンクを張るのははばかられたので、先の夏コミでの販売停止を機に活動停止を宣言された方のブログ。

http://karinnonone.blog61.fc2.com/blog-entry-426.html
 18禁ROMにおいては良くも悪くもパイオニアな方がいらっしゃいまして…まぁ、ののねかりんさんですけど。
(この人も友人の友人の友人辺りなんで、面倒なんですけど…でも何度か買ってるよ!)
 …だって、この名前出さなかったら抽象的すぎるじゃん!cureやアーカイブ登録してる人ならもう知ってるでしょ。
 第一回で触れた“コスプレSNSに半裸のROMサンプル画像を投稿して削除祭り”“「コミケ発禁」を宣伝文句として利用”を、もっとも積極的に行った方(の一人)。

 この辺が販売停止を受けた側からの主張です。
 この人なりに、表現したいものはあったでしょう。その機会を失った訳ですから。
 しかし他のサークルなり同人作家なり、18禁と関係ないコスプレイヤーの立場から読まれたなら、何か沸々と、思う部分はあるでしょう。
 ここは特に注釈も解説も挟みません。
 あなたが思った事が、一つの事実です。


 で、先に挙げましたが、C80アフターレポートのコスプレROMへの記述と見比べて頂けると、準備会からのアンサーになっている様にも、見えます。

 しかしながら…。
 ここでもやはり気になるのが、「基準が分からない」って話、なんですよね…。

× × ×

 多くから「基準を明確に」「何をしてよいかルールを決めて」という声が聞こえます。
 しかし、それができない・そうしないのも、理由があります。
 表現の自由をかかげるコミケと、刑法175条の猥褻図画の問題…かつて「有害コミック規制運動」としてコミケ、いや同人誌の世界を揺るがせたこの問題は、現在の実写の男性向18禁コスプレROMにも置き換えることが出来ると思うので、次回、第三回は最終回として、ここを考えてみたいと思います。

・ コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第三回/わいせつ図画問題編] へつづく。


[関連記事]
コミケの中の「コスプレ」小史.コミケとコスプレの分化編 
資料: 91年,コミケ幕張メッセ追放事件 

[刑法175条]
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは 科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする(第1項)。有償で頒布する 目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする(第2項)。

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