駄チワワ:旅と怪獣舎

娯楽と文化史としての…コスプレ・同人・特撮、たまにプロレスなどを“読む”ブログです。色々と足を運んだり調べたり。歴史やムーブメントとしての記録や考察やら、とにかく書いて残します。 特撮ファンの着ぐるみコスプレイヤー、駄チワワが書いてます。一つの資料としてお使い頂ければ。

コスプレに関する話題

「ブログ読んでるよ」はこっそり教えてくれると喜びます。
冬コミ新刊「同人・コスプレ学級会 傾向と対策2017」通販始まりました。夏コミは日曜の東ト-46aで参加です。 http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=35954

半年後に振り返る、2017冬コミコスプレ事情~減少と公共と世間と

【その1】 データから見るコスプレイヤー減少傾向
【その2】 露出への新ルール運用は意外と歓迎だった気が
【その3】 アイテム類にも部分的に制限が入りました
【その4】 終了時間帯に防災公園から更衣室へ戻る導線が大変な事に
【その5】 メディアはコスプレをどう伝えたか…コミケ特集がプロコスプレイヤーの売り出しに利用された例
【まとめ】 公共と世間と…

 2017年12月の冬コミc93から早半年。そろそろ夏コミc94が近づいて参りました。
 c93アフターレポートが6月中旬に本文部分が公開されていたので、読み直した上でコスプレに関して起きていた新ルールやらメディアの虚実を振り返るという、私がやっておきたいだけで世の中的には割とどうでもいい試みです。
 ここまで続いていた規制緩和路線から、会場側の要請での制限が追加されたり、コスプレに対する内側と外側との認知の溝などを、個人で見る事ができた範囲で勝手に考えてみます。
 9000文字。

・コミックマーケット93アフターレポート
http://www.comiket.co.jp/info-a/C93/C93AfterReport.html

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アニパフォを継ぐか…埼玉のショッピングモールでコスプレパフォーマンスフェスティバル始まる

 話の前段としてアニメイト池袋本店では2013年より、アニメイトパフォーマンスカーニバルアニパフォという素人参加による無料観覧ステージイベントがありまして、これが回を追うごとに大盛況だった訳です。
 アニメ系のパフォーマーらが次々と持ち芸を披露して200人の観客とともに盛り上がる空間は約2ヶ月に一度、1日2回公演。十数組のパフォーマンスチームが数分ずつ出演しますが、その出演希望数は次第に上がって最大で10倍にまでなったとか。ノーギャラなのに。

 しかしこのアニパフォ、通常大会は2017年の10月開催で終了、コンテスト形式での全国大会決勝は同年12月をもって終了。およそ4年の歴史に幕を下ろしました。
 背景を見る限りには…池袋本店内のイベントスペースを、サイン会や握手会といった、より直接的なお金を生む企画に使いたかったアニメイト側の方針があった…かもしれませんが。
 ご丁寧にアニメイト側では公式サイト内のアニパフォページもさっさと全消去してますから。

 熱狂の後に、穴がポッカリ。
 実質その受け皿となるべく動いたのが、アニパフォでMCを務めていた綾川ゆんまお嬢と他、ゆめ企画。
 アニメイトの傘下を外れ、新たな運営母体で、埼玉近郊のショッピングモールでの公演が始まります。

 「モールでコスプレパフォーマンスフェスティバル☆ゆめ企画」として試験的に開催されたのは(アニパフォ終了直前の)2017年10月イオン北戸田。そこから間が開いて、本格的な開催となった第2回は…
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クソアニメ、コスプレ雑誌を、侵食す

 もうすでに発売から2ヶ月近く経過した上に隔月刊なのでそろそろ次の号が出てしまうのですが、「COSPLAY MODE」(通称コスモード)2/3発売の3月号が表紙からクソアニメすぎたので。
コスモード201803ポプテピピック
 どう見てもクソ。
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えなこさんを「日本一のコスプレイヤー」と持ち上げるメディアへの疑問

 ハイ、コスプレ関連の出来事を、ちゃんと根拠や経緯から調べていくいつものアレです。長文8000文字。
 特にTV番組でのコミケやコスプレの扱いは逐次チェックしておりますのでここ10年くらいの変遷もわかりますが、最近はオタク文化そのものに対して〝叩くのではなく、持ち上げようとしてナナメ方向へ突き抜ける
〟という扱いの傾向が強まってると感じておりまして、残念ながらその中で起きている事象が今回のテーマです。

※本文中、敬称として「さん」ではなく「嬢」を用いているのは、ひらがなが連続すると可読性が下がるためで、深い意味はありません。
※本件に絡んで日テレ・TBSなどの他の報道姿勢へ言及する意図はないので、関係ない事への批判は含みません。
追記:書いてる人が着ぐるみレイヤーなので、正直、どうしてもフラットな視点では書けていないという事をあらかじめ申し上げます。


 最初に、私は普段からコスプレ村の閉鎖性って好きじゃないので価値観の多様化には寛容であるべきだろうと考えています。
 だから、えなこ嬢を始めとする〝プロコスプレイヤー〟が仕事としてコスプレするのもタレント活動するのも何ら構わないと思います。よそはよそ。
 「好き嫌い」「良い悪い」は別に考えます。
 TV・雑誌・ネットニュースといった外側のメディアがコスプレイヤーを扱う際には、キャラに似てるとか衣装スゴイとかじゃなくって、カワイイ・エロイでしか見てくれない…なんてのは今に始まったこと話じゃございません。
 求められてるのって結局、コスプレという建前での〝着エロ〟です。
 需要に沿って供給があるのですから。

 ただし。
 個人としての応援ならいざ知らず、各メディアが彼女を「日本一のコスプレイヤー」「コスプレの頂点」「憧れるコスプレイヤー急増中!」として持ち上げまくる現状は、ハッキリ言って偏りと誇大広告が過ぎるので、おかしいでしょう。
 他のコスプレイヤーはえなこ嬢より下の存在ではなく、憧れの対象とは違います。
 大半のコスプレイヤーはお金やタレント化を目的に活動している訳でもありません。基本は愛する作品やキャラクターへのファン活動や交流が目的ですから。
 コスプレイヤーって協会みたいな業界団体とか存在しませんから、昔からおかしな肩書きが咎められずに横行してる世界でもあります…が、これらの誇大なフレーズは、えなこ嬢ご本人が言い出したのではないという事はまず申し上げておきます。
 持ち上げるメディアの側で、誤解を招く表現や嘘が既成事実化しているのです。
 見えてきたのはメディアの無理解と欺瞞です。
田園風景横長青空
 以降、泥臭い話が続くので、その前に日本の美しい田園風景をお届けします。
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輝かない!同人・コスプレ学級会2017-上半期の部

 予告から遅くなりましたが、先の冬コミで発行した「同人・コスプレ学級会 傾向と対策2017」よりダイジェスト。
 2017年の一年間にネット上を駆け巡った〝学級会〟から個人的に気になった主要14議題を選出、俺マナー/疑似著作権/伝言ゲーム、に分類しつつ振り返ります。
 同人誌版は全部で1万8000文字くらいあるので、ブログ版は2/3くらいに削って前後編に分けております。
表紙_見開き

※ 賛否が議論になったものが対象なので、一方的な晒し目的や、犯罪行為を発端とする単純な〝炎上〟は除外しています。
※ 刀剣乱舞の界隈は学級会のための学級会を延々と繰り返しているので除外しています。

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2017コスプレ界10大ニュース、暗めの話題が多く…

 コスプレイヤーズアーカイブのニュースコーナーで毎年恒例の「コスプレ界10大ニュース座談会2017」が、去年末に発表されました。
 僕も4年連続で選考に関わらせていただいております。今年もまた、千葉県船橋市から愛知県名古屋市まで日帰り弾丸コースでした。
 しかしなぜ肩書きが「コラムニスト」で掲載されてるのか。ンな大層な肩書きを名乗りたがる輩はロクな事にならないので、いっつも「インチキコラムニスト」って自称してるのですが。

●アーカイブニュース編集部が選ぶ2017年コスプレ界10大ニュース
(前編)次点と10-7位まで
http://www.cosp.jp/news.aspx?id=524
(後編)6-1位まで
http://www.cosp.jp/news.aspx?id=525
 
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デマにご注意!冬コミのコスプレルール改定を、正確な情報を元に読む

 第三回拡大準備集会・カタログ発売・公式サイトが続々と更新…と今年も冬コミが近づいてきた中、コスプレに関する諸注意とルールはここ数年の規制緩和路線から一転して、大幅に増えてしまいました。
 その多くは元よりコミケでは禁止だった事象(徹夜・盗電・騒音など)なので、とどのつまりは〝コスプレイヤーやカメラマンの中にはコミケ全体の諸注意ページを読まない人がいるので、コスプレ諸注意のページにも改めて追記された〟というのも実態だと思いますが、注意すべき新ルールも追加されています。
 しかし早速というか何というか、「らしい」という思い込みでのデマが拡散してしまっているのも(いつもの事ながら)事実です。

コスプレエリアが縮小?
 → × 前回(2017夏コミ)と同じ。西屋外や埠頭が使えなくなったのは前回・前々回からであり、それもコスプレではなく会場の増築工事の都合である。防災公園が三日目(大晦日)に閉鎖されるのは冬コミ恒例。
自転車・キックスケーター・ローラースケートが禁止に?
 →  乗り物類は「使用の禁止」であり、持込自体は禁止にはなっていない。
コタツは?
 → 禁止されていない。あえて言うなら施設内の電源は使用禁止で、また火器類と大型バッテリー持込禁止は以前からなので、スイッチ入れてなければアイテムとしてはセーフ。

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※特に意味のないサムネール用イメージ画像

 せっかくコミケ準備会として「表現そのものへの禁止事項はなるべく増やさない」という部分で腐心してもらっているのに、無根拠なウワサでそれがひっくり返ってしまうのは本末転倒です。
 一方でむしろもっと重要そうな改定ルールである
「水着・レオタード等は公道の移動時は上着・マント等を着用」「下着に見られるコスプレは庭園・エントランス以外へ」が全然広まってないのもよろしくありません。

 …誰か!
 思い込みや伝言ゲームじゃなくってちゃんとした公式の情報を元に改定ルールを検証してる専門的なサイトはないの?

 探してみました。

 結果。
 ありませんでした。

 なので自分でやります。
 無いものは作るのが同人&コスプレ精神。
 以下、7000文字くらい続く。

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コスモード7月号「人気者になろう!」特集を読んで色々考える

 コスモードですよコスモード。
 正確には2014年8月より編集部そのままで発行元が(インフォレスト社の倒産により)ファミマドットコム社に移った際に「COSPLAY MODE」にタイトル変更されたのですが、コスプレイモードって発音しにくいし内容もほぼ継続してるので、便宜上コスモードのままで表記します。

 個人的にコスモードの長年のリスペクト点として「レイヤー個人にはスポットを当てず、レイヤーのタレント・アイドル扱いを絶対やらなかった」というのがありました。
 グラビアも表紙も、あくまで2次元の世界観を2.5次元として表現するためのものであって、登場するレイヤーも芸能活動をしてる人もいれば全くしていない人も様々で、雰囲気写真の中ではレイヤーの顔がほとんど映っていないような扱いだってありました。
「レイヤー本人をモデルとして見せたいんじゃないんだ!レイヤーはあくまで2.5次元の世界観を表現するための素材の一つに過ぎない!!」
…というのはいささか誇張であっても、そんなストイックでギンギンに尖った硬派なコスプレ表現は…いわゆる完コス派レイヤーは元より、ユルユルな友達交流派レイヤーや、非レイヤー層の読者をも獲得してきたのです。
 ハッキリ言って私の個人的なコスプレ観とは異なったものの、敵ながらアッパレみたいな敬意を持ってほぼ毎号購入しておりました。

 それが、ですよ。
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「特集:人気者になるための4メソッド」ですって?

 身も蓋も無ぇなぁ…。
 これまでレイヤー個人の人気争い的な部分には一切触れてこなかったコスモードが?
 よその雑誌では頻繁にやってしまう(そして雑誌の寿命を縮めてしまう)「人気コスプレイヤー◯◯さんインタビュー!」みたいな企画を絶対にやろうとしなかったコスモードが?
 グラビア登場レイヤーですら名前もコメントも小さくしか載せず、タレント扱いは絶対しなかったコスモードが?
 今さら。手を。出すのか。そこに。

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写ルンですでコミケを撮る!2016冬…と雑感

 フルサイズ高級一眼レフvsミラーレス一眼vsコンパクトデジカメvsスマホカメラ論争のように、コスプレ自体がいつの間にか、優れた“コスプレ写真”を創るための過程の一つになってしまったのではないだろうか!?
 …という想いを近年抱いていたので、道を外してみたいと思います。
 “写ルンです”で。

 あ、でもでも重要なのは多様性だと考えているので、写真としてのクオリティにこだわるコスプレも(後述するモデル活動の衣装としてのコスプレも)何ら悪いとは思わないんですが。
 ちょっと違う事をしてみようというだけなので。

 フィルム独特のザラッとして、影の強く出る質感、懐かしいと思いつつ。
 写真としては低クオリティだけれど、その代わりとにかく“楽しい”現場の空気を焼き付ける事が出来るのではないでしょうか。
(背景の人物の顔はわざとボカシ加工してます) 

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寄稿:プロ/職業コスプレイヤーという幻を考える

RSS代わりに。

【コラム】灯っては消え、プロ/職業コスプレイヤーという幻を考える-コスプレイヤーズアーカイブニュース

↑ 今年、複数の深夜番組その他で“仕掛けられた”であろうプロコスプレイヤーブーム(?)をネタに。
 どうぞお読みくださいまし。

 過去にも同じような話をこのブログで書いてましたが、コスプレの仕事でお金が発生する事はあるし、またコスプレをきっかけにクリエイターや芸能方面に進んでいった人もいるけれど、でも“コスプレイヤー”そのものはプロ/職業と呼べるまでには至っていません。
 聖地・日本だからこそ抱える、構造的な問題から考えました。

 文中では深くは突っ込んでないけど、昨今いわゆる“プロコスプレイヤー
ってのはマユツバというかTV的な演出の一環ですが、本人が嘘を言ってでも仕事を得ようとしてるケースと、本人は正直に発言してるけど編集で話の流れが変えられてしまってるケースがありますので。

 今回は過去の悪い例での個人名などは挙げてません。
 だって、その人たちもカイブのユーザーなんだもの…。
 
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