駄チワワ:旅と怪獣舎

文化史としての…コスプレ・同人・特撮、たまにプロレスなどを“読む”ブログです。色々と足を運んだり調べたり。歴史やムーブメントとしての記録や考察やら、とにかく書いて残します。 特撮ファンの着ぐるみコスプレイヤー、駄チワワが書いてます。一つの資料としてお使い頂ければ。

コミケ

「ブログ読んでるよ」はこっそり教えてくれると喜びます。

写ルンですでコミケを撮る!2016冬…と雑感

 フルサイズ高級一眼レフvsミラーレス一眼vsコンパクトデジカメvsスマホカメラ論争のように、コスプレ自体がいつの間にか、優れた“コスプレ写真”を創るための過程の一つになってしまったのではないだろうか!?
 …という想いを近年抱いていたので、道を外してみたいと思います。
 “写ルンです”で。

 あ、でもでも重要なのは多様性だと考えているので、写真としてのクオリティにこだわるコスプレも(後述するモデル活動の衣装としてのコスプレも)何ら悪いとは思わないんですが。
 ちょっと違う事をしてみようというだけなので。

 フィルム独特のザラッとして、影の強く出る質感、懐かしいと思いつつ。
 写真としては低クオリティだけれど、その代わりとにかく“楽しい”現場の空気を焼き付ける事が出来るのではないでしょうか。
(背景の人物の顔はわざとボカシ加工してます) 

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東京カワイイガールズに30代男性が紹介されてしまうハプニング

東京カワイイガールズに30代男性

Extra August, 2012 【COMIC MARKET82】有明・東京ビッグサイト -Kawaii girl Japan

 これは始末書では済まない。

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コミケ四日目~幻影都市ビッグサイト

 それは、夢のあと。
 戦場の残り香。

 8月13日 月曜日、私は何かに呼ばれるように、本来の進路を曲げ、東京ビッグサイトへ向け、愛機カノントータスを走らせたのであった。
〈ゾイド星 戦史研究家 ロイ・ジー・トーマス〉

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[格闘技]新日本プロレスvsコミックマーケット、全面対抗戦へ

 プロレス界、そして同人界に大激震が走った。

 新日本プロレスと親会社のブシロードは下半期へ向けた経営戦略の会見を行い、その席上で木谷会長自ら、今夏のコミックマーケット82への出展および、コミックマーケット(以下コミケ)との全面対抗戦を発表。
 まさに青天の霹靂。ここに国内最大規模のプロレス団体と、国内最大規模の同人誌即売会との、血で血を洗う仁義なき対抗戦が電撃開戦した。

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冬コミ・コスプレ広場における原子力安全・保安院の緊急会見

 そう。やりたかったのは、コスプレを使った風刺漫画、なのです。


原子力安全・保安院の西山英彦審議官とヘドラ_96
 二日目の第二コスプレ広場(西ホール外の駐車場)にて。
 原子力安全・保安院西山英彦審議官により「安全」が宣言される中、その背後には公害怪獣ヘドラが迫っていたのでした…。


原子力安全・保安院の西山英彦審議官_180原子力安全・保安院の西山英彦審議官_23原子力安全・保安院の西山英彦審議官_117
 友人の寅さんツイッターはこちら)に演じて貰ったこの西山審議官、かなり当たったと思うの!
 僕からの要望は「まるでズラの様な強引な七三分け」「常に笑顔で安全を連呼」でしたが、見事すぎる程に応えてくれました。

原子力安全・保安院の西山英彦審議官_204
 ジャンパーの方に紺のラインが入ってるのが特徴。手に持ってるパネルには「ただちに健康に影響を与えるコスプレではない」という流行語を。
 正直、観衆の皆さんも“原発事故を説明するカツラのオッサン”は知ってても、それが“原子力安全・保安院の西山英彦審議官
という人物である事は知らない人が多くて、枝野官房長官や東電の清水社長に間違われる事もありましたが。
(西山審議官はあくまで経産省の官僚ですので、選挙や民意によって立場を得た人じゃないから、政治色は伴わない、というのが私の解釈)
(また、貿易担当部署から、
事故後になって職務として保安院に異動になった人物なので、あくまでスポークスマン。彼は首謀者でもなんでもない事も知っています)

ヘドラコスプレ_89largeヘドラコスプレ_208largeヘドラCIMG3115
 公害怪獣ヘドラ(駄チワワ本人が中に入ってます)。汚染された海から誕生し、有毒物質を食べ、拡散する怪獣。
 この着ぐるみは内部フレーム以外がほぼ全てペーパークラフト。外面は和紙
 あんまりリアルに作っちゃうとキモチ悪がる人が多いと思って、ディフォルメしてみました。ほれ、グロテスクな愛らしさ。
 手前の“絶対に安全な建屋”“絶対に爆発しちゃいけない発電所”オブジェには、「30km以上離れて撮影」「映像を鮮明化しています」という、いつぞや見慣れたテロップが。
(2011夏コミ以降、準備会の「物ではなく、行動を規制する」という新方針により、2m以内の長物や小道具類が解禁されました)

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コミケでコスプレROMを買いに行く際にやってはいけない事8つ。[例]パッケージと本人とを見比べる

 2011冬コミケ三日目はコスプレ写真集のROMサークルが配置されてる日ですね!
 
今回はだいたい東5ホールの、ノ~パの辺りですが、今回の特徴として…

・ デジタル(エロ少なめ)
・ 男性向(エロ多め)


 この二つのジャンルは傾向が違ってるので最近は別個に配置されていたのですが、今回は一緒の配置になってますね。
 後者ジャンルには一部で過激な性器露出のROMが含まれていて、これが刑法のワイセツ図画に触れてしまう可能性が高い事から、ここ何回かのコミケで販売停止が続出したりと問題化していたのは、有名な話です。
 しかし今回は汐留でデジタル系即売会「コスホリック04」さんが同時期に開催され、事実上の受け皿となった事で、過激な男性向ROMサークルはそちらへ移行してる傾向があります。
 カタログ見た限り、男性向ROMサークルも数年前までの雰囲気に戻ったカンジで、フェチズムやアート性を追及する様なサークルが残っており、ワイセツ図画で大きな問題は起こらない…と良いなぁ。

 さて、色々ありましたが、ざっとカタログ調べただけでも、水中撮影・ジオラマとの合成・男の娘・サイボーグなどなど…コスプレROMというジャンルは、可能性を持ったジャンルだと思う訳です。
 もちろんネットアイドル的なもの・えっちな作品なども含めてね。

 そんな訳でここでは、初めての人がコスプレROMサークルを回る際に犯しがちな失敗を、ご親切にも挙げてみましたよ!
 主に「デジタル」系ROMサークルを前提としていますが、「男性向」ROMサークルを回る際にも同じ様な事が当てはまると思います。
 参考にして頂ければ幸いです。

追記:2012夏のコミケ82から、ついにコスROMが配置コード231「コスプレ」で、二日目配置の独立ジャンル扱いになりました。えっちなROMは三日目の「男性向」配置です。曜日が違うから間違えないでね。

※ …以下、真面目に読むなよ!

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資料: 91年,コミケ幕張メッセ追放事件

 これも、データハウスより発売中の書籍「コミケの教科書」寄稿用に書かせて頂いた資料部分なのですが、宣伝かねて公開しちゃいます。冬コミシーズンですしねっ。


・ コミケ81拡大準備集会レポ-今日の言わせれ
 このサイトで拡大準備集会での質疑が細かくレポートされているのですが、「和解をテーマに次のコミケSPを幕張で開催するのはどうか?」という質問に対して、市川代表が「借りられるとは思うが、条例が変わってないので開催は難しい。あと向こうからの謝罪は欲しい」と答えるくだりがあるのですが…。

 この「幕張メッセ」「千葉県の条例」という言葉にどんな歴史的な意味があるのかも、若い世代はもう、知らない人が多いと思います。
 世代の移りはもちろん当然ですし仕方ないのですが、これを風化させてはいけないと思うので、えっちな漫画を描いてる人・えっちなROMを出してる人、またそれらに興味ある人達には、カタイ話ですが読んで頂きたいと思います。
 ちょっと参加歴の長い世代には、殆ど既知の話ばかりだと思いますが。

 この事件を書いておかないと、毎回50万人を動員するコミケだって、過去に猥褻図画問題で一度は潰れかけている、だから「表現の自由」を謳いつつも、法に触れる可能性の高いものには規制をかけざる得なくなった…という事が伝わらないと思ったので。
(準備会だってイジワルで販売停止を課しているのではなく、そうしないと“場”が維持できなくなるという話です)

 前にも言いましたが、本来は被害者の存在しない性表現への規制なんて、ナンセンスですし。
 無駄に規制のハードルを上げる必要なんか無いのです。
 しかし、今あるハードルは超えなくてはならないし、ハードルが作られた経緯も知っておいた方が良いと思う訳でして。

 もし同人界隈で、ワイセツ図画問題の事を誰かに教えたいという人は、とりあえずこの記事の内容を「資料として」教えてあげれば良いと思います。

※ 2013年12月、猥褻基準の件とコミケSPの件を最後に追記しました。

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コミケの中の「コスプレ」小史.コミケとコスプレの分化編

 コミケにおけるコスプレの存在って、そもそも何だったのか?
 なぜ同人誌作家から見て、コスプレは必ずしも歓迎されないのか?
 コミケの文化とコスプレの文化、どうして離れていったのか?
 今回はそんな内容です。ちょっと古い話が多いんですけど。
 あ、もちろん個人の主観による部分も大きいんで、他の人には他の史観があると思いますが、ひとつの資料として。

 なお本稿は、12月7日にデータハウスさんから発行予定の「コミケの教科書」(別窓開きます)用に書かせて頂いたものですが、ご厚意により、このブログ記事としても使わせて頂けることになりました。
 いつもとちょっと書き方違ってたり、いつも以上に説明臭いのは、元の原稿が書籍用だからです。注釈が最後部に載ってたりして、読みづらいのはすみません。

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× × ×
 
 コミケではいつの間にか当り前の様になっている、コスプレの存在。それはどこから来たのか。
 仮装の文化自体は大昔から存在し、SF大会などでもあったそうですが、コミケにおいて起原とされるものは、C5(1977春)の「海のトリトン」…とされています。
 80年代以前、昭和の時代に関しては私は詳しくありませんので、準備会の発行している「コミックマーケット30’sファイル」や、別冊宝島「私をコミケにつれてって!」が良い資料になると思います。(※2)
 なお、現在まであらゆるコスプレイベントでのルールであり、マナーとして認識されている「コスプレのままの来場禁止」「会場外でのコスプレ禁止」が明文化されたのは、C23(1983春)。理由はやはり、警察からの「風紀を乱す」という自粛要請。コスプレは視認性の高さから、昔からトラブルの元になり易かったのです。
 その後、C34(1988夏)で女性用更衣室が、C37(1989冬)で男性用更衣室が作られました。それまでは物陰で着替えていたそうです。
 

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コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第三回/わいせつ図画問題編]

90年代前半。コミケの歴史上、最大の危機となった猥褻図画問題。
十数年の間に風化したかに見えたそれは、一部のROMサークルの暴走によって、いま再び現実の脅威へと浮上しました。

・ コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第一回] 
・ コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第二回/データ編] から続いてます。

 長かったこの話も、これで最終回です。
 この猥褻図画の問題は、他でもっとちゃんとした研究や議論が沢山あります。
 それはややこしくなるので、これもあくまで、概論で語ります。
 コスプレだから、ROMだから、18禁だから悪いのではありません。
 何が問題なのか。コミケという場を維持しつつ、より多くの表現を残すためには。
 どうか多くの皆さんの、知る・考える、きっかけになれればと思います。
 
× × ×
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コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第二回/データ編]

 たった十数年前の事。
 アニメや特撮ばっか見てるオタクは、犯罪者予備軍みたいに言われた時期がありまして。
 コスプレは同人詩即売会の余った場所でやってる程度で、たまに取材に来てたのはエロ本かトゥナイト2でした。
 そっち方面へ寄ってく人も居たけれど、それは、拡大して人が多くなれば色んな人が出てくるからであって。
 一部を全体に置き換えるのはバカバカしい。
 何かを守るために、別の何かを切るんじゃなくて。
 より多くを守るために、じゃあ、どうしたら?
 
 …とまぁ、熱苦しいアジ演説から始めます。
(以前観劇した「僕達の好きだった革命」のクライマックスの演説シーンを思い出した)


・ コミケにおける18禁コスプレROMに関する,ざっくりとした小史[第一回] から続いてます。

 第一回を色んな人にリンクで紹介して頂きまして、やっぱり一部では、「だから18禁ROM売ってる奴は…」「コミケにコスプレROMはいらない」みたいな切り口で語られてしまったけど、そうじゃなくて。
 単純なレッテル貼りで遠ざけるより、その向こうにあるものを見ないといけないと思うのでありまして。
 「コスプレだから」「ROMだから」「18禁だから」っていうレッテル貼りではなく、何が問題で、どうしたらリスクを回避できるのか、より多くの表現を守れるのか…って視点を、前回はまだ欠いていたかなぁ、と。これは自分の筆力が足りないせい。

 大切なのは少数の人々を切り捨てる事ではなく、どうしたらそれを大勢の中に取込む事が出来るか。
 …と、いう様な事を、「太陽の牙ダグラム」でサマリン博士が語っていた気がする。
 
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