駄チワワ:旅と怪獣舎

文化史としての…コスプレ・同人・特撮、たまにプロレスなどを“読む”ブログです。色々と足を運んだり調べたり。歴史やムーブメントとしての記録や考察やら、とにかく書いて残します。 特撮ファンの着ぐるみコスプレイヤー、駄チワワが書いてます。一つの資料としてお使い頂ければ。

幕張メッセ

「ブログ読んでるよ」はこっそり教えてくれると喜びます。
冬コミは日曜、東ナ15-aで、過去にコスプレイヤーズアーカイブニュースへ寄稿したコラムなどまとめた本の在庫を持っていく予定。

ドキュメント:世界コスプレサミット2015国内予選~コミケSP編

 かつて有害コミック規制運動をめぐる「コミケ幕張メッセ追放事件」から24年。
 通常コミケではなく、5年に一度の「コミケットスペシャル6 オタクサミット」が、サプライズで3/28-29に幕張メッセ開催となった。
 …普段のコミケではあり得ないような企画が山盛りの中、二日目のステージでは、世界コスプレサミット日本代表選考会、今年度の最初の地区予選がスタート。
 今回を含む複数の地区予選と国内決勝を経て選出された日本代表チームが、8月の名古屋で24カ国代表によるチャンピオンシップ出場する訳である。
 コミックマーケットと、世界コスプレサミット=WCSがクロスした記念日であった。


 …というのが、表向きの正史であると思う。
 ところがこの件、少々、前日譚が存在する。
 毎年書いてるのでもう分かると思うが、コスサミは2013年から実行委員会の主催が、TV愛知→(株)WCSへ移行し、同時に国内予選部門を分離して、そちらの運営をCOSSAN=(株)ミネルバに外注している。

 このCOSSAN、昨年2014コスサミ国内予選の期間中に、主力スタッフらの大量離脱、団体の分裂劇(そのドサクサでの地区予選の審査表の紛失事件)を起こした。
 2014年の国内決勝はスターライズタワー(旧:東京タワースタジオ)が舞台だったが、この国内決勝の時点でCOSSANはもはやイベント団体の呈を成しておらず、開催すら危ぶまれる中、関東圏の複数のイベント団体やスタッフ経験者による有志らの協力を受け、この窮地をなんとか乗りきったのであった。

 この過程の副産物として、転んでもタダでは起きない(が、歩き方そのものが危なっかしい)COSSAN=(株)ミネルバ代表の柴田氏は、義勇軍の形で個人的に救援に来ていたコミケ準備会更衣室統括、そしてコスプレチッタ幹部でもあるT氏との間に、したたかにも協力体制を築いてしまう。

 以後、営業力の強いCOSSANに、運営力の強いコミケ更衣室系スタッフ諸氏の経験値が(各々、個人的に)加わった。
 いわば経済ヤクザに、任侠ヤクザが手を組んだ。
 ここに恐るべき、“コスプレ界の広域指定暴力団”とでも言うべき団体が誕生していたのであった。

 春のコミケSPだけを見れば、対外的にはコミケとコスサミが直接コラボした…ように見えるが、実際にはコスサミの国内予選はコスサミ実行委員会ではなくCOSSANが請け負っており、コミケ準備会の直接の相手はあくまでCOSSANとなる。
 つまり、いきなりコミケ準備会とコスサミ実行委員会が繋がったのではない。
 コスサミの国内予選を管轄するCOSSANに、準備会の更衣室系スタッフらが独自に協力してイベント開催を重ねるという、最高のお膳立てと橋渡しがあった上で、「コミケットスペシャル6内でのコスプレサミット国内予選開催」という運びなのである。
 癒着という意味では無く、信頼関係という意味ね。

 書いてる時点でいま10月。既に3月末のコミケSP開催から半年。
 コスサミも予選どころかチャンピオンシップまですっかり終わってしまったこの時期に始まるこの連載は、仕事上の多忙がホンのちょっとだけ和らいだ駄チワワが、今年挑戦した若者たちの姿と、一連の戦いの記憶を残し、そしてまた酷くなる運営のグダグダを、世に問うためにキーボードを叩くのであった。

 グダグダなだけだ。
 ヤラセとか、出来レースなんて話じゃないんだよ。
 ただ、グダグダなだけなんだ…
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資料: 91年,コミケ幕張メッセ追放事件

 これも、データハウスより発売中の書籍「コミケの教科書」寄稿用に書かせて頂いた資料部分なのですが、宣伝かねて公開しちゃいます。冬コミシーズンですしねっ。


・ コミケ81拡大準備集会レポ-今日の言わせれ
 このサイトで拡大準備集会での質疑が細かくレポートされているのですが、「和解をテーマに次のコミケSPを幕張で開催するのはどうか?」という質問に対して、市川代表が「借りられるとは思うが、条例が変わってないので開催は難しい。あと向こうからの謝罪は欲しい」と答えるくだりがあるのですが…。

 この「幕張メッセ」「千葉県の条例」という言葉にどんな歴史的な意味があるのかも、若い世代はもう、知らない人が多いと思います。
 世代の移りはもちろん当然ですし仕方ないのですが、これを風化させてはいけないと思うので、えっちな漫画を描いてる人・えっちなROMを出してる人、またそれらに興味ある人達には、カタイ話ですが読んで頂きたいと思います。
 ちょっと参加歴の長い世代には、殆ど既知の話ばかりだと思いますが。

 この事件を書いておかないと、毎回50万人を動員するコミケだって、過去に猥褻図画問題で一度は潰れかけている、だから「表現の自由」を謳いつつも、法に触れる可能性の高いものには規制をかけざる得なくなった…という事が伝わらないと思ったので。
(準備会だってイジワルで販売停止を課しているのではなく、そうしないと“場”が維持できなくなるという話です)

 前にも言いましたが、本来は被害者の存在しない性表現への規制なんて、ナンセンスですし。
 無駄に規制のハードルを上げる必要なんか無いのです。
 しかし、今あるハードルは超えなくてはならないし、ハードルが作られた経緯も知っておいた方が良いと思う訳でして。

 もし同人界隈で、ワイセツ図画問題の事を誰かに教えたいという人は、とりあえずこの記事の内容を「資料として」教えてあげれば良いと思います。

※ 2013年12月、猥褻基準の件とコミケSPの件を最後に追記しました。

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