・「曲がり角の東京国際アニメフェアのコスプレ解禁を読む」
・世界コスプレサミット2013予選レポ,東京国際アニメフェア編
~から続いております。
ちと歴史的経緯を語るとすれば、名古屋のコスプレイベントとは特殊なのである。
東京大阪といった大都市圏に比べて、テーマパークなど大規模会場を使ったオープンな(つまり一般市民と混在する様な)コスイベというのが、近年まで極端に少なかったのである。
これは、諸処のトラブルから同人誌やコスプレのために公共施設が借りにくかった時代が、80年代後半から20年間続いていたせいで、とにかくコスプレに関して“伏す”“隔離する”になっていたのであった。
しかしそんな経緯なんて知らないTV愛知(と地元PCショップのグッドウィル)が、マスコミのチカラでオープンなイメージで「世界コスプレサミット」を開始し、番組としてメディアに載せていったのが2003年。
金粉ショーなどアバンギャルドな地域性も持っていた大須商店街を巻き込み、大規模なコスプレパレードを始めたのが2004年。
愛知万博内のプログラムとして、優勝を決める「コスプレチャンピオンシップ」を開催し、これがヒットしたために、コスサミが交流メインから国別コスプレ対抗戦の色合いが強まったのが2005年。
多数の国々の代表が集まるチャンピオンシップ、数百人規模が参加する大規模な大須コスプレパレード、そして期間中は街全体がコスプレだらけになるオープンなお祭り感…。
開始から10年経って、名古屋人でコスプレサミットを知らない人は居ないという状況だそうで。
しかし、その日本国内予選には常に、「いつどうやって日本代表を決めてるんだ?」というツッコミはあった。
なぜならTV愛知(現在は実行委員会形式)は、海外勢を招いて省庁を表敬訪問する事やチャンピオンシップを大規模に開催して特番を編成する事には労力を使うものの、日本国内の予選に関しては割とおざなりだったから。
(TV愛知の扱いがテキトーなだけで、決して代表に選出されてきたレイヤー達がテキトーだった訳ではない)
そんなコスサミは、今年から予選の管轄がCOSSAN(株式会社ミネルバ)に分離されて、予選会を全国各地で多数・大規模にやってしまおうという、つまづきながらの大プロジェクトとなったのである。
さて、今回は4/14COSSAN in 久屋大通公園、名古屋予選のレポですよ。
TV愛知や株式会社WCSのお膝元、どうなりましたでしょう。

ブラザー工業とジョイサウンドの看板。コスサミの2大スポンサーである。
会場の久屋大通公園は、8月のチャンピオンシップ決勝会場となるオアシス21のすぐ近く。

本拠地コメダ珈琲の小倉あんがすごく“つぶあん”!


この日ケータリング6台来てたけど、行列までは無かったので、売上どうだったんでしょう。

名古屋名物テレビ塔の前、久屋大通公園が使用されてるのであった。
なんだこの写真は。

会場ステージはこんなカンジ。
14時~名古屋予選開始!
審査基準は各自、衣装10点、パフォーマンス10点、原作リスペクト5点。
今回の審査員は4名。
・コスプレイヤーズアーカイブ運営、有限会社ふわり代表 吉田創
(審査では表情を見るとの事)
・株式会社ハコスタ代表 辻林克将
(努力や創意工夫を重視)
・ブラザー工業 大畠克仁
(もちろん衣装に注目)
・ガーリッシュウィッグ、株式会社S.P Style 松本龍也
(もちろんウィッグに注目)
× × × × × × × ×


1 「初音ミクProject DIVA」 TRIANGLE(みゅうみゅう/叢雨輝華)
ミクとルカによるダンスなのです。ちゃんと練習したなーというのが伝わるキレでした。
しかしコスサミってどんどん凝っていってるから、ダンスだけでなく、そこに何かしらストーリー性を加味するともっと良かったと思う。
終演後、インタビューでこの二人が(「コスチュームタウン構想」を掲げ、“繊維の町”として地元産業の復活を賭けている)一宮市のコミュニティスペース・トライアングルのスタッフである事が明かされました。この衣装も一宮で買ったとか…あ?
(規約に「衣装は手作りのみ」と書いてある筈…いや、過去には業者製衣装で日本代表になった人もいるけど)


2 「悪魔城ドラキュラX」 沙久(まりこ/ふらん)
玉座の大道具の後ろから、竿で釣ったコウモリがバタバタ飛び回ってスタート。
ドラキュラ伯爵vsアルカードで、レイピアによる剣劇を軸に、紙テープによる魔法表現、剣の貫通、そしてマントを剥がすと肉体が消滅している等、ギミックを盛り込んでいるのが特長。
今回のチームの中では遠目に見ても分かるレベルで衣装の完成度が最も高く、同色でも部分部分によって異なる質感の素材を使っているとか、鋲を180個も打ったとか。
万鯉子さんが6回目(06年日本代表(WEB枠)「ベルサイユのばら」で準優勝、衣装の早変わりギミック等、その後の海外チームにも影響を与えた)、FRANさんが2回目の挑戦で、ベテランの域。


3 「ドラゴンクエスト3」 メドローア(あるまじき如水/鋼太)
大魔王ゾーマの銘を受けたデスストーカーvs勇者。
鞘から剣を引き抜く動作、盾の構え方、見栄の切り方が上手い。そして振り降ろした斧が地面に刺さって抜けない等、小芝居が利いていた。
敗れたデスストーカーが勇者の仲間になるも(友情のBGMが)、直後にゾーマの攻撃から勇者を助けて絶命するという、ストーリーが練ってあったと思う。良い意味で長く感じた。
このお二人はご夫婦…という事を告げられた客席の、驚きの反応が大きかったです。
(如水さんは肉体派オヤジキャラでCSフジ「コスコスプレプレ大阪夏の陣」「漫道コバヤシONEPICE」出演やコーエーテクモのコスコン優勝経験もあるので、ご存知の方も多いのでは)


4 「鏡音リン/レン」 PANDORA(あきのみゆ/きりと)
歌です。歌。
二人でマイク片手に歌うという、シンプルな内容でした。
生歌ってのは珍しいパターンだけど、やるならば振り付けを凝ったりした方が、もっと“見せる”事が出来たでしょう。ガッチガチの緊張はすっごい伝わりました。
しかし、今回唯一(!)の純粋な名古屋出身チーム。若き挑戦者ですので、折れずに育っていってほしいです。
(愛知県のチームというカテゴライズをすれば1組目もそうです)
・【世界コスプレサミット2013】日本代表選考会・愛知予選レポ - 大須Blog
× × × × × × × ×

審査員が後ろのテントへ入って密談してる間に、告知や客席いじりタイム。
たまたま見学に来ていた、TAF予選代表の太宰ガロさん(演目は「ブラックロックシューター」デッドマスターでした…僕らチーム大連立を負けさせてくれた人ですね!)


そして審査結果は…「悪魔城ドラキュラX」、チーム沙久が名古屋代表に選出!
万鯉子さん曰く、「06年に代表になった際はWEB代表枠(WEB投票による選考)で、こういうパネルを受け取った事が無かったので憧れてた」と。
個人的な予想では、やはりドラキュラとドラクエの2チームが脳内で上に来ました。
しかしドラキュラXの、衣装へのこだわりと、そしてちゃんと大道具まで作っていた事(大道具自体は審査対象では無いのだが、それを生かしたギミックでパフォーマンスを盛り上げた)に対して、より加点があったと思います。
順当です。
× × × × × × × ×
【今回の気付いた事】
告知告知。
TAFの時と違って予選の告知じゃ無くって、イベントそのものの告知が弱いなーと、現地の方と話してて思いました。
他のお祭りや大型イベントとコラボじゃないので、純粋にこのイベントに来てくれる人や公園を通りかかった人を集客しなきゃなのに、告知がCOSSANのサイトとSNSだけだったのはやっぱり弱い。
コスサミに限らずコスプレのステージ企画って、レイヤー層は見に来ないので(自分や友人が上がれないステージに興味無いもの)、コスプレに興味ある非レイヤー層を引っ張らないと…。
周辺に告知ポスターとかは無かったですし、「参加費1000円」がレイヤー以外は無料だってのも伝わりにくかったと思う。
後で知りましたが、同日に鶴舞公園と名古屋城でコスイベあったらしく、予選抜きにしてもレイヤーやカメラマン層も競合しちゃった感が。
客少ないからカレー屋台のオッサンがすっごいヒマそうだったよ!
あと、参加が4チームというのは少ないですね。しかも愛知県内のチームが2チームだけですから。
やっぱコスサミ自体が当地でメジャーでも、あーゆーステージパフォーマンスに挑戦しようってレイヤーが居ないんですね…。
(コスプレイヤーにとってのコスサミの魅力は、チャンピオンシップによる世界一決定選などではなく、大須商店街パレードと、街中を使った開放的なコスプレイベントとしての位置付けです)
この「予選会が拡大したのに出場者が増えない現象」については理由が幾つか考えられますが。
ぶっちゃけ、この5年くらい、ピラミッドの底辺を広げずに頂点だけ引き上げちゃったんですよね…。
(予選会を縮小してて、しかもプロやセミプロじゃないと勝てなくなってるので、アマチュアがさらに挑戦しにくくなるという悪循環)
別の言い方をすれば、「運営への不信感」でもあるし。
他、細かい例は沢山あり過ぎるので、全部の予選が終わってからまとめます。これ自分への約束。
閑話休題。
それでも出場チームの内容は濃かった。
そして用意した200席くらいは公園に来ていた家族連れなどで直前になって埋まってくれたので、やっぱり名古屋市内で「コスプレサミット(の予選)」というネームバリューは強い。
夕暮れ迫る終演後、大型トラックが入って来て、客席のベンチと関係者用のテントを解体して運んでいく光景を見ながら、今年の予選は金がかけてるんだなー…と。
今まで予選会は他のイベント内のステージ使ったり、カラオケ屋のパーティルームだったり、小規模スタジオだったりしたので、今年は公園に特設ステージ組め るだけの予算(ステージ自体は広場の段差を利用してるので、設置したのはテントとベンチと音響設備ですが)が、どこからか付いているのか…と感心してました。こんなところに注目してる人は他に居ないと思うけど。
運営も出場者の皆様も、おつかれさまでした。不満や不備があっても、何かを成す人の方が尊いですもの。
予選以外でも、イベントの空気も非常に良かった。
東京のイベントってどうしても人が多すぎて、グループごとに固まって、撮影場所の奪い合いして、交流が少ないから…「女子更衣室もギスギスしてなくて良いね!」とは、とある女性レイヤーの弁。

名古屋市長選という事で、河村市長と大村知事が自転車で行客するパフォーマンス中。
ンなわけで、TAFでは新人チームが、名古屋ではベテランチームがそれぞれ勝ち上がりました。
4/28ニコニコ超会議、5/18大阪造船所跡地、5/7~WEB予選、そして代表が集合して最終決定選である6/15池袋西口公園…

我々も頑張るよ!
あと「世界コスプレサミット非公式読本」買ってね!通販もあるよ!
[昨年2012予選のレポなど]
・観覧記:コスプレサミット日本代表選in日本橋ストリートフェスタ! (大阪予選2012)
・コスサミ予選 挑戦日記5 (東京予選2012)
・出場者によるコスプレサミット2012日本代表選考会レポ (最終選考)
(まだ煮え湯飲んでない頃ですね)
[ ↓ 書いた人のアカウント]
ツイッター ・ mixi ・ cure
(どんな感想でも、投げて頂けると、一通り読みます。必ず)
・世界コスプレサミット2013予選レポ,東京国際アニメフェア編
~から続いております。
ちと歴史的経緯を語るとすれば、名古屋のコスプレイベントとは特殊なのである。
東京大阪といった大都市圏に比べて、テーマパークなど大規模会場を使ったオープンな(つまり一般市民と混在する様な)コスイベというのが、近年まで極端に少なかったのである。
これは、諸処のトラブルから同人誌やコスプレのために公共施設が借りにくかった時代が、80年代後半から20年間続いていたせいで、とにかくコスプレに関して“伏す”“隔離する”になっていたのであった。
しかしそんな経緯なんて知らないTV愛知(と地元PCショップのグッドウィル)が、マスコミのチカラでオープンなイメージで「世界コスプレサミット」を開始し、番組としてメディアに載せていったのが2003年。
金粉ショーなどアバンギャルドな地域性も持っていた大須商店街を巻き込み、大規模なコスプレパレードを始めたのが2004年。
愛知万博内のプログラムとして、優勝を決める「コスプレチャンピオンシップ」を開催し、これがヒットしたために、コスサミが交流メインから国別コスプレ対抗戦の色合いが強まったのが2005年。
多数の国々の代表が集まるチャンピオンシップ、数百人規模が参加する大規模な大須コスプレパレード、そして期間中は街全体がコスプレだらけになるオープンなお祭り感…。
開始から10年経って、名古屋人でコスプレサミットを知らない人は居ないという状況だそうで。
しかし、その日本国内予選には常に、「いつどうやって日本代表を決めてるんだ?」というツッコミはあった。
なぜならTV愛知(現在は実行委員会形式)は、海外勢を招いて省庁を表敬訪問する事やチャンピオンシップを大規模に開催して特番を編成する事には労力を使うものの、日本国内の予選に関しては割とおざなりだったから。
(TV愛知の扱いがテキトーなだけで、決して代表に選出されてきたレイヤー達がテキトーだった訳ではない)
そんなコスサミは、今年から予選の管轄がCOSSAN(株式会社ミネルバ)に分離されて、予選会を全国各地で多数・大規模にやってしまおうという、つまづきながらの大プロジェクトとなったのである。
さて、今回は4/14COSSAN in 久屋大通公園、名古屋予選のレポですよ。
TV愛知や株式会社WCSのお膝元、どうなりましたでしょう。

ブラザー工業とジョイサウンドの看板。コスサミの2大スポンサーである。
会場の久屋大通公園は、8月のチャンピオンシップ決勝会場となるオアシス21のすぐ近く。

本拠地コメダ珈琲の小倉あんがすごく“つぶあん”!


この日ケータリング6台来てたけど、行列までは無かったので、売上どうだったんでしょう。

名古屋名物テレビ塔の前、久屋大通公園が使用されてるのであった。
なんだこの写真は。

会場ステージはこんなカンジ。
14時~名古屋予選開始!
審査基準は各自、衣装10点、パフォーマンス10点、原作リスペクト5点。
今回の審査員は4名。
・コスプレイヤーズアーカイブ運営、有限会社ふわり代表 吉田創
(審査では表情を見るとの事)
・株式会社ハコスタ代表 辻林克将
(努力や創意工夫を重視)
・ブラザー工業 大畠克仁
(もちろん衣装に注目)
・ガーリッシュウィッグ、株式会社S.P Style 松本龍也
(もちろんウィッグに注目)
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1 「初音ミクProject DIVA」 TRIANGLE(みゅうみゅう/叢雨輝華)
ミクとルカによるダンスなのです。ちゃんと練習したなーというのが伝わるキレでした。
しかしコスサミってどんどん凝っていってるから、ダンスだけでなく、そこに何かしらストーリー性を加味するともっと良かったと思う。
終演後、インタビューでこの二人が(「コスチュームタウン構想」を掲げ、“繊維の町”として地元産業の復活を賭けている)一宮市のコミュニティスペース・トライアングルのスタッフである事が明かされました。この衣装も一宮で買ったとか…あ?
(規約に「衣装は手作りのみ」と書いてある筈…いや、過去には業者製衣装で日本代表になった人もいるけど)


2 「悪魔城ドラキュラX」 沙久(まりこ/ふらん)
玉座の大道具の後ろから、竿で釣ったコウモリがバタバタ飛び回ってスタート。
ドラキュラ伯爵vsアルカードで、レイピアによる剣劇を軸に、紙テープによる魔法表現、剣の貫通、そしてマントを剥がすと肉体が消滅している等、ギミックを盛り込んでいるのが特長。
今回のチームの中では遠目に見ても分かるレベルで衣装の完成度が最も高く、同色でも部分部分によって異なる質感の素材を使っているとか、鋲を180個も打ったとか。
万鯉子さんが6回目(06年日本代表(WEB枠)「ベルサイユのばら」で準優勝、衣装の早変わりギミック等、その後の海外チームにも影響を与えた)、FRANさんが2回目の挑戦で、ベテランの域。


3 「ドラゴンクエスト3」 メドローア(あるまじき如水/鋼太)
大魔王ゾーマの銘を受けたデスストーカーvs勇者。
鞘から剣を引き抜く動作、盾の構え方、見栄の切り方が上手い。そして振り降ろした斧が地面に刺さって抜けない等、小芝居が利いていた。
敗れたデスストーカーが勇者の仲間になるも(友情のBGMが)、直後にゾーマの攻撃から勇者を助けて絶命するという、ストーリーが練ってあったと思う。良い意味で長く感じた。
このお二人はご夫婦…という事を告げられた客席の、驚きの反応が大きかったです。
(如水さんは肉体派オヤジキャラでCSフジ「コスコスプレプレ大阪夏の陣」「漫道コバヤシONEPICE」出演やコーエーテクモのコスコン優勝経験もあるので、ご存知の方も多いのでは)


4 「鏡音リン/レン」 PANDORA(あきのみゆ/きりと)
歌です。歌。
二人でマイク片手に歌うという、シンプルな内容でした。
生歌ってのは珍しいパターンだけど、やるならば振り付けを凝ったりした方が、もっと“見せる”事が出来たでしょう。ガッチガチの緊張はすっごい伝わりました。
しかし、今回唯一(!)の純粋な名古屋出身チーム。若き挑戦者ですので、折れずに育っていってほしいです。
(愛知県のチームというカテゴライズをすれば1組目もそうです)
・【世界コスプレサミット2013】日本代表選考会・愛知予選レポ - 大須Blog
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審査員が後ろのテントへ入って密談してる間に、告知や客席いじりタイム。
たまたま見学に来ていた、TAF予選代表の太宰ガロさん(演目は「ブラックロックシューター」デッドマスターでした…僕らチーム大連立を負けさせてくれた人ですね!)


そして審査結果は…「悪魔城ドラキュラX」、チーム沙久が名古屋代表に選出!
万鯉子さん曰く、「06年に代表になった際はWEB代表枠(WEB投票による選考)で、こういうパネルを受け取った事が無かったので憧れてた」と。
個人的な予想では、やはりドラキュラとドラクエの2チームが脳内で上に来ました。
しかしドラキュラXの、衣装へのこだわりと、そしてちゃんと大道具まで作っていた事(大道具自体は審査対象では無いのだが、それを生かしたギミックでパフォーマンスを盛り上げた)に対して、より加点があったと思います。
順当です。
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【今回の気付いた事】
告知告知。
TAFの時と違って予選の告知じゃ無くって、イベントそのものの告知が弱いなーと、現地の方と話してて思いました。
他のお祭りや大型イベントとコラボじゃないので、純粋にこのイベントに来てくれる人や公園を通りかかった人を集客しなきゃなのに、告知がCOSSANのサイトとSNSだけだったのはやっぱり弱い。
コスサミに限らずコスプレのステージ企画って、レイヤー層は見に来ないので(自分や友人が上がれないステージに興味無いもの)、コスプレに興味ある非レイヤー層を引っ張らないと…。
周辺に告知ポスターとかは無かったですし、「参加費1000円」がレイヤー以外は無料だってのも伝わりにくかったと思う。
後で知りましたが、同日に鶴舞公園と名古屋城でコスイベあったらしく、予選抜きにしてもレイヤーやカメラマン層も競合しちゃった感が。
客少ないからカレー屋台のオッサンがすっごいヒマそうだったよ!
あと、参加が4チームというのは少ないですね。しかも愛知県内のチームが2チームだけですから。
やっぱコスサミ自体が当地でメジャーでも、あーゆーステージパフォーマンスに挑戦しようってレイヤーが居ないんですね…。
(コスプレイヤーにとってのコスサミの魅力は、チャンピオンシップによる世界一決定選などではなく、大須商店街パレードと、街中を使った開放的なコスプレイベントとしての位置付けです)
この「予選会が拡大したのに出場者が増えない現象」については理由が幾つか考えられますが。
ぶっちゃけ、この5年くらい、ピラミッドの底辺を広げずに頂点だけ引き上げちゃったんですよね…。
(予選会を縮小してて、しかもプロやセミプロじゃないと勝てなくなってるので、アマチュアがさらに挑戦しにくくなるという悪循環)
別の言い方をすれば、「運営への不信感」でもあるし。
他、細かい例は沢山あり過ぎるので、全部の予選が終わってからまとめます。これ自分への約束。
閑話休題。
それでも出場チームの内容は濃かった。
そして用意した200席くらいは公園に来ていた家族連れなどで直前になって埋まってくれたので、やっぱり名古屋市内で「コスプレサミット(の予選)」というネームバリューは強い。
夕暮れ迫る終演後、大型トラックが入って来て、客席のベンチと関係者用のテントを解体して運んでいく光景を見ながら、今年の予選は金がかけてるんだなー…と。
今まで予選会は他のイベント内のステージ使ったり、カラオケ屋のパーティルームだったり、小規模スタジオだったりしたので、今年は公園に特設ステージ組め るだけの予算(ステージ自体は広場の段差を利用してるので、設置したのはテントとベンチと音響設備ですが)が、どこからか付いているのか…と感心してました。こんなところに注目してる人は他に居ないと思うけど。
運営も出場者の皆様も、おつかれさまでした。不満や不備があっても、何かを成す人の方が尊いですもの。
予選以外でも、イベントの空気も非常に良かった。
東京のイベントってどうしても人が多すぎて、グループごとに固まって、撮影場所の奪い合いして、交流が少ないから…「女子更衣室もギスギスしてなくて良いね!」とは、とある女性レイヤーの弁。

名古屋市長選という事で、河村市長と大村知事が自転車で行客するパフォーマンス中。
ンなわけで、TAFでは新人チームが、名古屋ではベテランチームがそれぞれ勝ち上がりました。
4/28ニコニコ超会議、5/18大阪造船所跡地、5/7~WEB予選、そして代表が集合して最終決定選である6/15池袋西口公園…

我々も頑張るよ!
あと「世界コスプレサミット非公式読本」買ってね!通販もあるよ!
[昨年2012予選のレポなど]
・観覧記:コスプレサミット日本代表選in日本橋ストリートフェスタ! (大阪予選2012)
・コスサミ予選 挑戦日記5 (東京予選2012)
・出場者によるコスプレサミット2012日本代表選考会レポ (最終選考)
(まだ煮え湯飲んでない頃ですね)
[ ↓ 書いた人のアカウント]
ツイッター ・ mixi ・ cure
(どんな感想でも、投げて頂けると、一通り読みます。必ず)