(※元ネタはJR北海道です)


 近年の仮面ライダーシリーズにおいて相次いだ、ストーリー脱線や設定の矛盾による事故を受けて行われたJR東映の会見で、岡田社長は管理体制の不備を認め、「石ノ森先生の想いや伊上勝脚本の技術が若い世代に継承されていなかった」「路線変更をくり返す内に元の設定や伏線を失念してしまった」と釈明していたが、次々と浮かび上がる実態に事件は深刻さを増している。


[杜撰な管理により拡大か]

 度々最終回までに収拾がつかないなど、JR東映の管理する仮面ライダーシリーズに集中して起こっていたトラブルへの社内調査に踏み切った結果、最終回前に話が脱線してしまっている・設定が矛盾している・脚本家と
プロデューサーが番組を私物化するなど、重大な事故に繋がる可能性のある異常箇所は97点に及んだ。

 しかしJR東映側は当初「これで全部」と強調していたが、実際は正確な基準が現場に伝わっておらず、古い基準で点検していた事が判明。
 現在の基準で再調査したところ、さらに発見されたのは170点。合計で267箇所にのぼる異常が発見されていた。
 これまでの長年に渡り点検や管理を怠っていたのが、半ば常態化していた事が明るみに出た格好で、内外からの厳しい批判は避けられそうにない。
 事態を重く見た国交省は監査を8人から20人に増員し、特別保安監査員☆オールスターズとして当初の予定を延長して立入検査を継続する。

 一連の事件はその後、JR東映だけでなくバンダイの流通やテレビ朝日の株価に対しても影響を与え、関係者は対応に追われた。
 また、菅官房長官は定例会見で「きわめて悪質。企業の都合を優先して国民の生活を犠牲にする事は許されない」と、自分達の政策を棚に上げる形で語った。


[視聴者からは不安と不満]

 近年は視聴者からJR東映に対し、
 「クウガがあんなに苦労して分子構造を変化させて出していた武器を、後輩ライダーはアッサリ出し過ぎ」
 「個人の研究者がミラーワールドを発見だの、高校生の部活でアストロスイッチ開発だの、無理」
 「最終回で変身能力を失った筈のライダーが当り前のようにスーパーヒーロー大戦に出演している」
 「シャバドゥビタッチヘンシーン!って意味不明」
 「翔太郎とフィリップが入籍しないのは不自然」
 というように、一刻も早い事態の収拾と責任の明確化が求める声が上がっている。


× × × × × × × × 

[用語解説]

《仮面ライダーシリーズ》
 1971年の第一作「仮面ライダー」より続く、石森章太郎(現:石ノ森章太郎)原作の人気特撮ヒーロー番組。
 設定は毎作品ごとに異なるが、特殊な能力を持った人間が変身する仮面ライダーが、人類の自由と、子供達の夢と、大人達の現実を守るために戦う。

《東映》
 ヒーロー番組とヤクザ映画を沢山つくってるヤクザ。

《JR北海道》
 「最近よく列車が脱線するなーと思ったら、線路が曲がってました」


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