※エイプリルフールです。以下の文中には絶対に1ミリも真実はありませんので。


「やめられないんです…仲間内で目立つ人が写真上げると、ついつい『●●さんのやる△△(キャラ名)、本物過ぎます~!』みたいなコメントを書かなきゃいけない気になってしまって…本物過ぎるってワケわかんねーよどうしたって本物以上になれねーのに…って心の中でいつも思ってるのに…」

 そう語った女性(Aさん:仮名)は、最近、単純かつオーバーな褒め言葉が行き交うコスプレイヤー同士のネット上での関係に疲弊し、不眠の症状が出始めた事から、カウンセリング目的で地域のNPO法人が運営する相談室を訪れた。
 結果、SNSへのログイン頻度を減らし、少しずつリアルでの人間関係を重視する生活へとシフトする事を薦められたが、思うようには変えられないもどかしさを感じている。

 2014年現在、日本国内のコスプレイヤーの総数は少なく見積って数万人から、多ければ十数万人とも言われる。その多くが10代後半から20代前半の若年層の女性に集中しており、ネット上での交流は繊細な国語力を駆使するよりも、視覚的な直感やインパクトのある褒め言葉の応酬になりがちと言われる。
 同所でカウンセリングを受ける別の女性(Bさん:仮名)も、コスプレイヤー同士の交流における心への負担を語った。

「日記にもなるべくカワイイ文字を入れて、絵文字も使って、15文字ごとに改行して、“はうはう~(〃 ̄ω ̄〃)”とかアホみたいな感嘆詞を並べて、もらったコメントにも顔文字で返してたら、最近知り合った中に淡々と“ですます”口調で感想を書いてくれる学生レイヤーさんがいて…。なんだか流されずに生きてるように見えて、私はもう社会人8年目なのに大人として負けた気がしてしまって…」

 こういったコスプレイヤー間での社交辞令のインフレと、それに反比例する人間関係の希薄化は、今、深刻な社会問題となりつつある。

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 虚飾と現実の乖離に悩みながら生きる、現代のコスプレイヤーたちの像。
 それは女性に限った話では無い。
 国内最大のコスプレSNSであるコスプレイヤーズアーカイブ内では、若年層の女性レイヤーによる特に客観的な根拠も無しの「拡散希望!注意喚起!この男性はセクハラ野郎です!これ以上被害を増やさないために周知お願いします!」という、ほぼ120%私怨と腹いせ目的の日記に、「許せないですね!僕も拡散協力します!」などと言って親切心アピールでトラックバックしている男性レイヤーのコスプレ遍歴を見ると、その男性もまたテニプリ・ボカロ・うたプリ・ZEROゾーン・咎犬といった分かり易いモテ目的のナンパレイヤーであるなど、病理は深い。

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 問題に詳しいという、自称事情通の胡散臭い男性教授は語った。
「社交辞令にはお互いに真実ではないと分かっていても、あえてそれを使う事で人間関係を円滑に、穏便に進めていくための効果がある。しかし行き過ぎればやはりお互いの重圧となるのに、それでも社交辞令の応酬が止められなくなってしまう。それはコスプレイヤーという生き物が基本的にはイミテーションの世界に生きていて、絶えず誰かに肯定されていたいという心理的な負い目と飢餓感から来るのかもしれない」

 しかし同氏は抜本的な解決策は無いとしながらも、対処法としてこう付け加える。
「褒め過ぎてしまった相手がピクシブユーザーでもある場合、私はその相手の絵師アカウントに飛んで、新規に投稿された画に6点くらいの辛口点数をコッソリつけることで、こちら側の心理的バランスを取るようにしている」
 と語って、ピクシブの検索欄に「小学生 最高 R-18」と打ち込みながら雑踏の中へと消えようとしたところで、待ち構えていた捜査員に取り押さえられて容疑を認めた。
 

※だからエイプリルフールです。1ミリも真実はありません。無いっつってんだろ!


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よく言われる社交辞令→『四角い』


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