2週間ぶりにまとめ!更新した時点では既に6話が発売されるけど。

 この4,5話の前後編はスタジオ関連という事で、広いコスプレの中でも僕があまり詳しくないジャンルなので、「この細かすぎる描写をコスプレ知らない読者にも伝わるように」勝手に解説できる内容はそんなに多くなかったのでありますけれども。

・ 第1話の公式無料配信ページ 
・ 1話解説まとめ記事 
・ 2話解説まとめ記事 
・ 3話解説まとめ記事 

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>スタジオシェア撮影会
 一通りの詳細は3話で公子が語っていた通り。
 昔からミニマムな規模での需要はあったが、これが一気に増加したきっかけは2008年秋のリーマンショックという社会情勢に関連する。
 あらゆる企業が広告費を削りまくったためスケジュールがガラガラになってしまったプロ用の撮影スタジオが、アマチュア向けにも貸出しを始めるに至り、これが不況下を逞しく生きるコスプレイヤーの皆さんに好評を博したのである。
 前後して、雑居ビルや廃校や廃工場などを整備・改装するなどして、コスプレ撮影に特化した大小の撮影スタジオが全国の主要都市に次々に作られていった時期でもあった。
 また最近は各地の内装の凝ったラブホテルを、撮影スタジオとして紹介するネットワークも存在。

 イベント参加に比べて割高であるが、数人でシェアしてワリカンすれば手を出せない金額ではないし、ぎゅうぎゅう詰めの更衣室や長い行列の苦労からは解放される。一般人の視線も気にならない。
 いまやSNSでの初心者レイヤーへのアンケートでも、最もやってみたいコスプレの形式は同人誌即売会やコスプレイベント参加ではなく、スタジオシェア撮影会が1位なのである。何となく憧れの気持ちが強いのだろう。
 実際は凝った写真を撮影できる反面、イベントのように不特定多数の参加者との交流は出来ないので、ガッツリ撮りたい派でないとやる事が無くなる。
 また隠れた利点としては、土日が休めずイベントには参加できない層が、同じ境遇の数名でスタジオを借りてコスプレを楽しむという事も出来る。

※ コスプレ界隈での「スタジオ撮影会」には、前者の「シェア撮影会」形式の他に、ちょっと紛らわしいが別の意味のものも存在する。
 いわゆる「個別撮影会」「モデル撮影会」
 昔はグラビアアイドルやAV女優のやっていたような、ごく小さな(セット無しの)スタジオ内で主に露出度の高い衣装を着たモデルと、客のカメラマンが一対一になって行う形式である。
 この場合、あくまで客はカメラマンであり一時間いくらで金を払い、それを主催者とモデルで割り振って報酬とする。いわば性的接触をしないプチ風俗?
 前者は趣味、後者はビジネス。
 コスプレイヤーの言う「スタジオ撮影会」は基本的には前者のシェア形式だが、レイヤー女子の中には後者の形式でモデルのアルバイトをしている人もいる。
 場合によっては初対面の男性の前で際どい格好を見せたり撮影させたりする事になるので、軽い気持ちで始めるのはオススメしない。ただし度胸と胆力のある女性なら、そんなカメラマンを上手く飼いならして貢がせる事も可。
(何を言ってるのか)

>STUDIO E'sta
 元ネタは板橋のStudio Be 2号館なのかなぁ…?
 「ドアを開く度、別世界」というセリフから、フロア内が細かく区切られてるこのスタジオが近いかと。ただしキッチンは無いので確証無し。

>CHACOTT(チャコット)
http://www.chacott-jp.com/j/
 凪がアヤのメイク担当するシーンでさりげなく登場。普通の読者ではそのロゴに気づくまい…。
 バレエや舞台用品メーカー名およびブランド名だが、衣装製作やレッスンスタジオ運営以外にメーキャップ用品も展開。
 コスプレ方面では舞台メイクに近い状態での化粧崩れを防ぐ目的で、チャコットのフィニッシングパウダーが非常に有効であるという情報が広まり、スタンダードになった。
 …といった特殊な方面からの熱心な支持が強く、バレエ用品メーカーでありながらコスメサイトで時々上位ランクインするという不思議な現象を起こしている。

 インタビューやアンケートで「愛用コスメはチャコットのお粉」などと語るレイヤー女子を見たら、「本当の愛用はフォトショップだろ…」と心の中でツッコんでおこう。
 多分フォトショとチャコットの粉に次ぐレイヤーお約束コスメが、マジョリカマジョルカのアイライナーであると思われる。だからどうした。
 着ぐるみレイヤーは近くでバフバフと粉を飛ばされると表面にこびりつくので特に嫌がる。

>「はさんだら言ってね」
 まつ毛ビューラーって特に他人がやると瞼の皮を挟むらしいですね。

>ハート型のカラーコンタクトレンズ
 劇中では言及されていないが、立ち絵などを見るとアヤが使用していると思われる。
 コスプレ用にはキャラクターの瞳の色に合わせるだけでなく、三白眼黒目コンタクトなどもよく使われる。
  かつて度なしカラコンは薬事法による規制を受けておらず、2000年代に入って安価な輸入カラコンが出回るようになったが、衛生面などで問題が指摘され、 2009年以降は度なしでも薬事法における「コンタクトレンズ承認基準」が出来るのだが、個人輸入などでは日本国内の基準を満たさない商品も存在する。気 を付けるように。

・ 国民生活センター カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も-  

>「これじゃただの凪さんの真似っこです」
 ◯◯さんに憧れてコスプレ始めました系の女子に起こりがち。
 2次元を3次元に再解釈する際、忠実な再現のつもりでも、各々の個性による幅が出来る。他の誰かとは体格も顔つきも身体能力も違うのに、その誰かと同じ様なポーズを取ってしまい、サマにならない現象。
 コスプレ写真を「作品」としてこだわるとハマってしまう沼。
 と言ってもパッと見はアヤの方がウルルに近いイメージなので、何も知らない人がイベント会場で目撃したら、ビジュアルはアヤの方がウルルっぽいと言われるかもしれない。

>「その位 力抜けてるのがちょうどいいわ」
 これホント、チカラを抜いた瞬間のが、自然な感じで撮れたりするんですよ。アニメキャラだって日常生活では四六時中、全身にチカラ入れてたりしないじゃないですか。カメラマン視点の公子だからそれが見えてたんですね。
 そんな素の瞬間を収めようと張ってるカメラマンvs絶対にキメ顔を崩さないコスプレイヤーとの膠着した光景を、「1000日戦争」と呼ぶとか。呼ばないとか。

>カートの角度
 5話の帰り道で、平均身長の志保が引いてるカートの角度(ナナメ)と、長身の主人公が引いてるカートの角度(ほぼ垂直)の描写の差とか、ホント細かいな!
 んじゃ身長に合わせてもっと大きな旅行用カートでも使えばいいじゃん?とか思われるかもしんないが、あの真四角な女子用カートは、上に鏡を置く事で簡易鏡台に早変わりするので、レイヤー向けにはあの形じゃないとダメなんである。

>「てか普通は言うもんじゃない…んですか?凪さんはどうして隠してるんですか?」
 せっかく…イイ流れだったのに…!
 コスプレ趣味を隠さず周囲に公言してる若いコも多くなりましたが、上の世代に行くほど(ホントは知られてても)言いにくい時代だったんですよ…。

 ラスト2ページで急転直下する衝撃のサイコホラー漫画(生命ではなく女子のメンツや価値観を殺す)「コンプレックス・エイジ」でした。

 さっきモーニング買ってきて6話読んだけど、ダンガンロンパコラボがあったり事件があったり、盛り沢山…。
 
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 なお前にも申しておりますが告知。 6/29(日)東京タワー周辺イベント「STAR RISE COSPLAY」世界コスプレサミット2014日本代表選考会の国内決勝がありまして、その最終選考に我々が仮面ライダー大戦ネタで残れているので、しばらくバタバタします。
 6話のまとめ更新はちょっと待ってて…
 あと応援して…ウチ以外の全5チームがんばるから…