11/21(金)は第二巻の発売日です。
もう一度言います。
11/21(金)は第二巻の発売日です。
表紙は葉山さんです!
という訳で間が空いた「描写が細か過ぎてコスプレイヤー以外の一般的モーニング読者層に今イチ伝わってなさそうで勿体ないから、レイヤー視点から勝手に解説」シリーズ、10月中旬以降のエピソードから。
前回までの恋愛編1はこちら。
× × × × × × ×
もう一度言います。
11/21(金)は第二巻の発売日です。
表紙は葉山さんです!
という訳で間が空いた「描写が細か過ぎてコスプレイヤー以外の一般的モーニング読者層に今イチ伝わってなさそうで勿体ないから、レイヤー視点から勝手に解説」シリーズ、10月中旬以降のエピソードから。
前回までの恋愛編1はこちら。
× × × × × × ×
■22話
恋人・千田君との交際1カ月(と1週間)記念日にちょっと高めのレストランでの食事に誘われた渚。彼に自分の趣味を隠したままではいたくない…との思い故に、自分のコスプレアルバムを見せて、カミングアウトしますが…。
>マジルル声優イベントのパンフ
モコナの体型とパタリロの表情を合わせたようなキャラ(ムクク)が…口っぽく見えるのは鼻らしい。
(この週、ちょっと前のページで、「つるピカハゲ丸」のむらしんぼ先生も両手に扇子持って、同じポーズ取ってますね?)
最近は少子化のためか、児童向けアニメや特撮ヒーローであっても、大きなお友達に向けたイベントや商品展開を平行して行う。良い時代だ…。
>「格安の衣装も増えてるから自作は減ってる」
自作派・渚のそこはかとないプライド(笑)
90年代中盤、コスパが起業してオーダーメイドでのコスプレ衣装製作を始めた。オーダーメイドは1点ものなので公式ライセンスは取得していない。
初の公式ライセンスでの既製品コスプレ衣装は、97年頃のエヴァンゲリオン劇場版公開に合わせた第3新東京市立第壱中学校の制服であったと思う。コスパはNERVマグカップ等の劇中アイテムも積極的に商品化し、「本物を作る」をテーマにしていた。
2000年代に入ると中国での経済開放が進み、様々な業者が人件費の安い中国の工場で衣装を生産する様になる。その多くは無許可の既製品衣装を通販で売るというグレーな商法であったが、公式ライセンス取得の衣装屋も増えつつあり、同じキャラの公式衣装が複数存在する場合も有る。
現在、新人のハードルを下げる意味でも格安の既製品衣装は無くてはならないものであるが、自作派はやはり愛情を自分の手で形にする過程を尊ぶ。
ぶっちゃけ、見る専にとってはどっちでも構わないだろうけど。
ちょっと脇道。
コスプレ衣装の販売を法的にどう扱うかは、実は非常に難しいものであるらしい。
服というのは本来は著作権の範疇では無いので。服のデザインの著作権は、あくまでもそのデザイン画のみに発生しているんですって。
本来は服は意匠権(商標権の立体版)で保護されるものなのだけども、公式ライセンス品のコスプレ衣装も意匠登録はしていない。
服はアニメを構成するごく限られた一要素でしかなく、派手な柄のセーラー服とかユニフォームくらいだと世の中にたくさん存在するので、デザインを著作権でどの程度まで保護するかは非常に難しいそう。
もちろん、商標登録されている作品やキャラのロゴマークなどをそのまま使ったら、商標権でアウト。商標権・意匠権は著作権と違って、申告罪では無い。タイバニ衣装に付いてる企業ロゴの扱いは当時問題になり、各コスプレサイトは“服の模様”と言い張った。
過去に刑事告訴から逮捕まで至ったコスプレ衣装販売のケースは、いずれも東映の特撮ヒーロー番組に限られる。
戦隊ジャケットとか仮面ライダーのスーツとか、公式ライセンス品が存在する服やアトラク用マスクをそっくりに作って、不特定多数へ販売していたケースに対して、東映が告訴したのである。
(服ではなくキャラクターグッズとして、著作権内の「複製権」の問題かな?)
後に東映からは朝日新聞の取材で「自分で作ってコスプレする分には問題ない」とコメントが出ている。
>コスネーム
漢字一文字系だと、凪とか、葵とか。
男装レイヤーだと、○児とか、○介とか。
「はじめてでも安心!コスプレ入門」(オーム社)著者たかそうさんのお話ですが、「コスネームを付ける際はネットで検索して、他人と被らないよう注意。特にAV女優と被ると目も当てられない」との事。
自分の場合は他人と被らない名前を考えていて、むかし伊集院光のラジオで聞いた「残された全財産は弱ったチワワ5匹」という投稿ネタから思いついたような記憶が…。
> Cure:XXXXX Archive:XXXX
細かい…細かい…!!
渚のコスプレ名刺、CureのIDが5ケタ、カイブのIDが4ケタになってる…!
(2話で名刺交換してたシーンでは両方とも5ケタだったのに!)
二大コスプレサイトであるけども、Cureは2001年、カイブは2006年オープンなので、同じ時期に登録しても、先行かつ英語にも対応してるCureの方がIDが大きくなる。
渚はコスプレ始めて9年なので、ちょっと経って2006年頃からの登録ならば…、5年目のCureは5ケタ台、オープン直後のカイブは4ケタ台のIDになるのはありがち。
参考までに私・駄チワワの場合は数年ぶりにコスプレに復帰した際に個人用PCを買い、Cureは2006年春の登録で31329、カイブは2006年秋の登録で1170。ねっ?
現在は両方とも6ケタ台で、しばらくはこのままだろう。
こんなIDのケタ数の描写、自分でコスプレサイトに登録してる人以外は気づかないだろ!
さて、アルバムを見た彼氏の何とも言い難い反応を前に「やっぱりマズかった…?」と後悔?戸惑い?を見せる渚…。
ずっと言わないなんて出来なかった…でも…
× × × × × × ×
■23話
「趣味をやめろなんていう権利は誰にもないじゃん。大事にすればいいと思う」と認める姿勢を示す千田君ですが、その後も腑に落ちないものを感じたまま、コスプレについてネットで調べ始めてしまいます。
そしてついに、「コスプレイヤー 凪」で検索した所、たくさんのカメラマンのサイトに載っている渚の写真を見て…
>キャバクラの名刺みたい
よく言われる。
キャバもコスプレも、小さな四角い紙に、数百枚から選び抜かれた“奇跡の一枚”をさらにガンガンに加工しまくった写真が使用される場合が多くてだな…。
最近はホログラム加工とかもあってだな…。
まず写真とコスプレイヤーの現物との差があり過ぎるし、ましてや私服になっちゃうともっと分からないので、個人識別用には意味が無い。
名刺写真はむしろ「現物からどれだけ“変身”するか」を競ってる気がする。
最近は自宅プリンタでもミシン目が無く切り離せる名刺用紙もあるし、ダウンロード配信の普及で印刷物が頭打ちになった同人誌印刷会社が、新規開拓としてコスプレ名刺を受注しているケースも散見される。
極めて平均的なコスプレ名刺である。
>acosta!
千田君の検索で出てきたイベントのページ。
コスプレブランド“Acos”を展開するアニメイトと、提携するコスプレ撮影用スタジオ“ハコスタジアム”という二大巨悪が組んだ、毎月一回、池袋のサンシャイン~アニメイトにかけて開催されるマチナカ系コスプレイベント。一日でだいたいコスプレイヤー1000人程度を動員する。
通常は女子の比率が非常に高いが、そこにドワンゴ他も加わった“池袋ハロウィンコスプレフェスタ”では男子も一気になだれ込み、東池袋一帯にカオス空間を作った。
>となコス
となりでコスプレ博。
夏冬のコミックマーケットやGWのスーパーコミックシティ時期に便乗する形で、ビッグサイトお隣のTFT(東京ファッションタウンビル)を使用して開催されるコスプレイベント。主催は勇者屋+C-NET。
2000年代、超混雑するコミケの環境を忌避したコスプレイヤーの需要を拾い、その受け皿として共存関係を作ってきた。
コミケとの違い。ホール内は冷暖房完備。入場にはカメラマンも料金を払うので(1話解説参照!)、誰だか分からない撮影集団に囲まれたり盗撮される危険性も低い。反面、グループごとに固まってしまい、コミケみたいに何でもアリのノリは無く、ネタ系レイヤーや着ぐるみは居づらいので、粛々としている。
一時はTOCなど別会場も同時に使う程にまで拡大したが、その後、コミケ側でコスプレエリアの拡大と規制緩和が起こり、となコス側の規模は若干落ち着いている。
参加する場合、ここぞとばかり集まった有名レイヤーとの写メを、大して仲良くもないくせに「となコス行ってきたよー!お友達の○○さんとー!」みたいにUPし合うのが恒例であり義務。
なお自分のイベントが主人公の危機を招くかもしれない件に対して、勇者屋さんは若干の責任を感じておられた。
http://p.twipple.jp/XFLoU
>世界大会
「~回コスプレサミット」…
このブログの読者にはおなじみ…
世界コスプレサミット…
元は世界大会というか、2003年にテレビ愛知が番組企画として行った4カ国のコスプレイヤー達による日本観光・文化交流会であったが、翌2004年に大須商店街の夏祭りとコラボしてパレードを始めて有名になり、2005年には愛知万博とコラボして7カ国代表チームによるチャンピオンシップ(国別対抗戦)を行った。
当初は愛知万博をゴールと考えていたが、これが「コスプレ世界一決定」として世界中へニュース配信された事で参加希望国が続々と現れ、外務省・経産省・観光庁・名古屋市・愛知県…といった行政機関が後援や協力を重ね、テレビ愛知の運営能力を超えて毎年の巨大化を続けた。
厳密にはファンが愛情を表現した“コスプレ”に、全ジャンル統一基準での「世界一」など決めようもない。またTV的な都合から、衣装の出来だけでなく二人一組2分30秒の動的なパフォーマンスが求められるため、特に写真派である渚では出ても国内予選を勝ち抜けまい。
(このためコスプレイヤーというよりもプロのパフォーマーが出場する傾向があり、芸能活動のステップにする人もいるので、あまりコスプレイヤーからは認められている称号ではない)
実際はステージ上のチャンピオンシップはあくまでも1プログラムであり、夏の名古屋の栄~大須を広範囲に開放した超巨大なコスプレの夏フェスみたいなものとイメージしていただきたい。町中をコスプレのまま数千人が歩き回れる、フリーダムでカオスなお祭りである。
さて、私は来年こそ国内予選を勝ち抜けるでしょうか…。
千田君の見てたニュース記事はこーゆーシーンでしょうな…↑
・宇宙一長い世界コスプレサミット2014-決勝レポ
・レイヤーが見た世界コスプレサミット2014-エピローグ名古屋ぶらぶら編
>「結構第三者が撮ってるみたいだな」「それだけ色んな人間に見られてるってことだよな」
これ、コスプレ村の住人にとっては当り前で麻痺しちゃってるんだけど、つまり若い女性が誰だか分からない男性の前で半裸を晒してる訳で、異様な状況に見えるでしょうなァ…。
>露出系
【好きなキャラがそーゆー衣装なので再現したタイプ】
→これは仕方無いので、見逃してあげてください。作品合わせで一人だけ半裸キャラが居たりすると、誰かが演じないとイカン訳で…。最近は薄手の肌色ボディファンデーションとか買えるので、ポロリ事故には気をつけるように。
【そーゆー衣装のキャラを好んでやるタイプ】
→商売っ気は無いけど、目立ちたいとかチヤホヤされたいとか、承認欲求?やっぱ露出度の高い方が注目はされやすいのよ。葉山は「コスプレしてる時だけ女性になれた」って言ってたのでこのパターンかなー。
【脱ぐ事で自分のROMや風俗店の宣伝活動をしているタイプ】
→業者とも言える。
一部の暴走により、わいせつ図画に該当する性器修正の甘い薄消しROM販売とか、「コミケ発禁ROM通販します!」とか、コスプレ撮影エリアで自分からパンツ見せながらツイッターやサークルNo.を告知とか、故意によるトラブル(炎上商法)を起こしやすく、特に男性カメラマン(=購買対象である)の多いコミケ・ゲームショウ・ワンフェスではこういった宣伝活動が過激化して度々問題となっている。
年齢制限を設けていないイベントにおける度を超した露出行為と群がるカメラマンの皆さんについては、「事実上の痴女と汁男優」と呼称したい。
特に3つ目に関してはファン活動とは違う行動原理(性の商品化)で動いてる人が多いので、他のコスプレイヤーとは区別して考える必要がある…ものの、同人誌同様に「愛情表現の暴走としてのエロパロ」みたいなコスプレもあるので、一概に作品愛無しとも言えないだろう。
もっとも、作品愛を重んじないエロコスとて、それ自体を否定されるべきものでは無いでしょう。
ファン活動とは主旨の異なる、「コスプレを使った別の表現」として捉えるのがお互いの為だと思う。同人誌だって大昔から、エロはエロという独立ジャンルだったでしょ? さて、渚が10代の頃に撮ったらしきチアガールっぽいキャラのコスプレは、露出度で言えば実はそんなに高くは無いのだった。
でも、コスプレイヤーなら誰でもやってる程度の露出度が、フツーの彼氏の感覚で言えば「知らない男の前でヘソや太腿を晒して笑顔」な訳で、嫌なものに見えるという…。
この辺、コスプレ村の内外の男女が接した際の、意識差の描き方が秀逸ですなぁ。
PC前で絶句した千田君のシーンでつづく!
× × × × × × ×
■24話
ネットで検索して見てしまった渚のコスプレ写真…いや、コスプレ界隈での女性レイヤーと男性カメラマンらとの関係性に対して、嫌悪感を抱く千田。
自宅デートの際、過去の露出系コスの件を問い詰めてしまいます。
>NYAO
千田君の勤め先。受付とビルから、かなりご立派な企業の模様。
社名はGYAO!に似てるけど、特定の元ネタは無いのかなー。
ビルの外見上はディー・エヌ・エーの本社がある渋谷ヒカリエに何となく似てますが。劇中のビルはそこまで大きくないよね。
>カレー
どんな男性でもカレーだけは得意です。たぶん。
野菜と肉をテキトーにブツ切りにして、ジャンジャン炒めて、水足して、ルー混ぜて、煮込んでれば出来ます。あんまりカレー作りで失敗はありません。
>「知ってた?」の千田くんの目
スマホの向こうに描かれてる目が、いわゆるコンピューターペンシルでカンニングしようとするのび太へ向けられた「汚いものでも見るような目」。
佐久間結衣さんのキャラは視線の演技が本当に上手いなぁ…。
>「変な盗撮みたいな写真もあったけど?」
3話で「こんなの税金よ」と言っていたパンチラのアレが伏線だったかー!!
ハイ、おさらい!サイトの管理者に削除要請を出す事。その際、著作権云々を言い出すとややこしくなるので、肖像権の侵害を伝える事。
(正確には日本の法律に肖像権そのものの規定は無いんですけどね)
もちろんスカートの中の盗撮行為は犯罪(迷惑防止条例違反)ですけど、ンなもん気にし過ぎたらコスプレなんてやってられないという気持ちも非常に分かります。
>「いつまでも続けられるもんでもないんだしさ」
あぁ…千田君…思うだろうけど…言っちゃダメ…
険悪なムードから彼の家を飛び出した渚、そこへ2ヵ月前に会社を辞めた葉山からのメールが…
このあとは再会編としてまとめて書こうっと。
恋人・千田君との交際1カ月(と1週間)記念日にちょっと高めのレストランでの食事に誘われた渚。彼に自分の趣味を隠したままではいたくない…との思い故に、自分のコスプレアルバムを見せて、カミングアウトしますが…。
>マジルル声優イベントのパンフ
モコナの体型とパタリロの表情を合わせたようなキャラ(ムクク)が…口っぽく見えるのは鼻らしい。
(この週、ちょっと前のページで、「つるピカハゲ丸」のむらしんぼ先生も両手に扇子持って、同じポーズ取ってますね?)
最近は少子化のためか、児童向けアニメや特撮ヒーローであっても、大きなお友達に向けたイベントや商品展開を平行して行う。良い時代だ…。
>「格安の衣装も増えてるから自作は減ってる」
自作派・渚のそこはかとないプライド(笑)
90年代中盤、コスパが起業してオーダーメイドでのコスプレ衣装製作を始めた。オーダーメイドは1点ものなので公式ライセンスは取得していない。
初の公式ライセンスでの既製品コスプレ衣装は、97年頃のエヴァンゲリオン劇場版公開に合わせた第3新東京市立第壱中学校の制服であったと思う。コスパはNERVマグカップ等の劇中アイテムも積極的に商品化し、「本物を作る」をテーマにしていた。
2000年代に入ると中国での経済開放が進み、様々な業者が人件費の安い中国の工場で衣装を生産する様になる。その多くは無許可の既製品衣装を通販で売るというグレーな商法であったが、公式ライセンス取得の衣装屋も増えつつあり、同じキャラの公式衣装が複数存在する場合も有る。
現在、新人のハードルを下げる意味でも格安の既製品衣装は無くてはならないものであるが、自作派はやはり愛情を自分の手で形にする過程を尊ぶ。
ぶっちゃけ、見る専にとってはどっちでも構わないだろうけど。
ちょっと脇道。
コスプレ衣装の販売を法的にどう扱うかは、実は非常に難しいものであるらしい。
服というのは本来は著作権の範疇では無いので。服のデザインの著作権は、あくまでもそのデザイン画のみに発生しているんですって。
本来は服は意匠権(商標権の立体版)で保護されるものなのだけども、公式ライセンス品のコスプレ衣装も意匠登録はしていない。
服はアニメを構成するごく限られた一要素でしかなく、派手な柄のセーラー服とかユニフォームくらいだと世の中にたくさん存在するので、デザインを著作権でどの程度まで保護するかは非常に難しいそう。
もちろん、商標登録されている作品やキャラのロゴマークなどをそのまま使ったら、商標権でアウト。商標権・意匠権は著作権と違って、申告罪では無い。タイバニ衣装に付いてる企業ロゴの扱いは当時問題になり、各コスプレサイトは“服の模様”と言い張った。
過去に刑事告訴から逮捕まで至ったコスプレ衣装販売のケースは、いずれも東映の特撮ヒーロー番組に限られる。
戦隊ジャケットとか仮面ライダーのスーツとか、公式ライセンス品が存在する服やアトラク用マスクをそっくりに作って、不特定多数へ販売していたケースに対して、東映が告訴したのである。
(服ではなくキャラクターグッズとして、著作権内の「複製権」の問題かな?)
後に東映からは朝日新聞の取材で「自分で作ってコスプレする分には問題ない」とコメントが出ている。
>コスネーム
漢字一文字系だと、凪とか、葵とか。
男装レイヤーだと、○児とか、○介とか。
「はじめてでも安心!コスプレ入門」(オーム社)著者たかそうさんのお話ですが、「コスネームを付ける際はネットで検索して、他人と被らないよう注意。特にAV女優と被ると目も当てられない」との事。
自分の場合は他人と被らない名前を考えていて、むかし伊集院光のラジオで聞いた「残された全財産は弱ったチワワ5匹」という投稿ネタから思いついたような記憶が…。
> Cure:XXXXX Archive:XXXX
細かい…細かい…!!
渚のコスプレ名刺、CureのIDが5ケタ、カイブのIDが4ケタになってる…!
(2話で名刺交換してたシーンでは両方とも5ケタだったのに!)
二大コスプレサイトであるけども、Cureは2001年、カイブは2006年オープンなので、同じ時期に登録しても、先行かつ英語にも対応してるCureの方がIDが大きくなる。
渚はコスプレ始めて9年なので、ちょっと経って2006年頃からの登録ならば…、5年目のCureは5ケタ台、オープン直後のカイブは4ケタ台のIDになるのはありがち。
参考までに私・駄チワワの場合は数年ぶりにコスプレに復帰した際に個人用PCを買い、Cureは2006年春の登録で31329、カイブは2006年秋の登録で1170。ねっ?
現在は両方とも6ケタ台で、しばらくはこのままだろう。
こんなIDのケタ数の描写、自分でコスプレサイトに登録してる人以外は気づかないだろ!
さて、アルバムを見た彼氏の何とも言い難い反応を前に「やっぱりマズかった…?」と後悔?戸惑い?を見せる渚…。
ずっと言わないなんて出来なかった…でも…
× × × × × × ×
■23話
「趣味をやめろなんていう権利は誰にもないじゃん。大事にすればいいと思う」と認める姿勢を示す千田君ですが、その後も腑に落ちないものを感じたまま、コスプレについてネットで調べ始めてしまいます。
そしてついに、「コスプレイヤー 凪」で検索した所、たくさんのカメラマンのサイトに載っている渚の写真を見て…
>キャバクラの名刺みたい
よく言われる。
キャバもコスプレも、小さな四角い紙に、数百枚から選び抜かれた“奇跡の一枚”をさらにガンガンに加工しまくった写真が使用される場合が多くてだな…。
最近はホログラム加工とかもあってだな…。
まず写真とコスプレイヤーの現物との差があり過ぎるし、ましてや私服になっちゃうともっと分からないので、個人識別用には意味が無い。
名刺写真はむしろ「現物からどれだけ“変身”するか」を競ってる気がする。
最近は自宅プリンタでもミシン目が無く切り離せる名刺用紙もあるし、ダウンロード配信の普及で印刷物が頭打ちになった同人誌印刷会社が、新規開拓としてコスプレ名刺を受注しているケースも散見される。
極めて平均的なコスプレ名刺である。
>acosta!
千田君の検索で出てきたイベントのページ。
コスプレブランド“Acos”を展開するアニメイトと、提携するコスプレ撮影用スタジオ“ハコスタジアム”という二大巨悪が組んだ、毎月一回、池袋のサンシャイン~アニメイトにかけて開催されるマチナカ系コスプレイベント。一日でだいたいコスプレイヤー1000人程度を動員する。
通常は女子の比率が非常に高いが、そこにドワンゴ他も加わった“池袋ハロウィンコスプレフェスタ”では男子も一気になだれ込み、東池袋一帯にカオス空間を作った。
>となコス
となりでコスプレ博。
夏冬のコミックマーケットやGWのスーパーコミックシティ時期に便乗する形で、ビッグサイトお隣のTFT(東京ファッションタウンビル)を使用して開催されるコスプレイベント。主催は勇者屋+C-NET。
2000年代、超混雑するコミケの環境を忌避したコスプレイヤーの需要を拾い、その受け皿として共存関係を作ってきた。
コミケとの違い。ホール内は冷暖房完備。入場にはカメラマンも料金を払うので(1話解説参照!)、誰だか分からない撮影集団に囲まれたり盗撮される危険性も低い。反面、グループごとに固まってしまい、コミケみたいに何でもアリのノリは無く、ネタ系レイヤーや着ぐるみは居づらいので、粛々としている。
一時はTOCなど別会場も同時に使う程にまで拡大したが、その後、コミケ側でコスプレエリアの拡大と規制緩和が起こり、となコス側の規模は若干落ち着いている。
参加する場合、ここぞとばかり集まった有名レイヤーとの写メを、大して仲良くもないくせに「となコス行ってきたよー!お友達の○○さんとー!」みたいにUPし合うのが恒例であり義務。
なお自分のイベントが主人公の危機を招くかもしれない件に対して、勇者屋さんは若干の責任を感じておられた。
http://p.twipple.jp/XFLoU
>世界大会
「~回コスプレサミット」…
このブログの読者にはおなじみ…
世界コスプレサミット…
元は世界大会というか、2003年にテレビ愛知が番組企画として行った4カ国のコスプレイヤー達による日本観光・文化交流会であったが、翌2004年に大須商店街の夏祭りとコラボしてパレードを始めて有名になり、2005年には愛知万博とコラボして7カ国代表チームによるチャンピオンシップ(国別対抗戦)を行った。
当初は愛知万博をゴールと考えていたが、これが「コスプレ世界一決定」として世界中へニュース配信された事で参加希望国が続々と現れ、外務省・経産省・観光庁・名古屋市・愛知県…といった行政機関が後援や協力を重ね、テレビ愛知の運営能力を超えて毎年の巨大化を続けた。
厳密にはファンが愛情を表現した“コスプレ”に、全ジャンル統一基準での「世界一」など決めようもない。またTV的な都合から、衣装の出来だけでなく二人一組2分30秒の動的なパフォーマンスが求められるため、特に写真派である渚では出ても国内予選を勝ち抜けまい。
(このためコスプレイヤーというよりもプロのパフォーマーが出場する傾向があり、芸能活動のステップにする人もいるので、あまりコスプレイヤーからは認められている称号ではない)
実際はステージ上のチャンピオンシップはあくまでも1プログラムであり、夏の名古屋の栄~大須を広範囲に開放した超巨大なコスプレの夏フェスみたいなものとイメージしていただきたい。町中をコスプレのまま数千人が歩き回れる、フリーダムでカオスなお祭りである。
さて、私は来年こそ国内予選を勝ち抜けるでしょうか…。
千田君の見てたニュース記事はこーゆーシーンでしょうな…↑
・宇宙一長い世界コスプレサミット2014-決勝レポ
・レイヤーが見た世界コスプレサミット2014-エピローグ名古屋ぶらぶら編
>「結構第三者が撮ってるみたいだな」「それだけ色んな人間に見られてるってことだよな」
これ、コスプレ村の住人にとっては当り前で麻痺しちゃってるんだけど、つまり若い女性が誰だか分からない男性の前で半裸を晒してる訳で、異様な状況に見えるでしょうなァ…。
>露出系
【好きなキャラがそーゆー衣装なので再現したタイプ】
→これは仕方無いので、見逃してあげてください。作品合わせで一人だけ半裸キャラが居たりすると、誰かが演じないとイカン訳で…。最近は薄手の肌色ボディファンデーションとか買えるので、ポロリ事故には気をつけるように。
【そーゆー衣装のキャラを好んでやるタイプ】
→商売っ気は無いけど、目立ちたいとかチヤホヤされたいとか、承認欲求?やっぱ露出度の高い方が注目はされやすいのよ。葉山は「コスプレしてる時だけ女性になれた」って言ってたのでこのパターンかなー。
【脱ぐ事で自分のROMや風俗店の宣伝活動をしているタイプ】
→業者とも言える。
一部の暴走により、わいせつ図画に該当する性器修正の甘い薄消しROM販売とか、「コミケ発禁ROM通販します!」とか、コスプレ撮影エリアで自分からパンツ見せながらツイッターやサークルNo.を告知とか、故意によるトラブル(炎上商法)を起こしやすく、特に男性カメラマン(=購買対象である)の多いコミケ・ゲームショウ・ワンフェスではこういった宣伝活動が過激化して度々問題となっている。
年齢制限を設けていないイベントにおける度を超した露出行為と群がるカメラマンの皆さんについては、「事実上の痴女と汁男優」と呼称したい。
特に3つ目に関してはファン活動とは違う行動原理(性の商品化)で動いてる人が多いので、他のコスプレイヤーとは区別して考える必要がある…ものの、同人誌同様に「愛情表現の暴走としてのエロパロ」みたいなコスプレもあるので、一概に作品愛無しとも言えないだろう。
もっとも、作品愛を重んじないエロコスとて、それ自体を否定されるべきものでは無いでしょう。
ファン活動とは主旨の異なる、「コスプレを使った別の表現」として捉えるのがお互いの為だと思う。同人誌だって大昔から、エロはエロという独立ジャンルだったでしょ?
でも、コスプレイヤーなら誰でもやってる程度の露出度が、フツーの彼氏の感覚で言えば「知らない男の前でヘソや太腿を晒して笑顔」な訳で、嫌なものに見えるという…。
この辺、コスプレ村の内外の男女が接した際の、意識差の描き方が秀逸ですなぁ。
PC前で絶句した千田君のシーンでつづく!
× × × × × × ×
■24話
ネットで検索して見てしまった渚のコスプレ写真…いや、コスプレ界隈での女性レイヤーと男性カメラマンらとの関係性に対して、嫌悪感を抱く千田。
自宅デートの際、過去の露出系コスの件を問い詰めてしまいます。
>NYAO
千田君の勤め先。受付とビルから、かなりご立派な企業の模様。
社名はGYAO!に似てるけど、特定の元ネタは無いのかなー。
ビルの外見上はディー・エヌ・エーの本社がある渋谷ヒカリエに何となく似てますが。劇中のビルはそこまで大きくないよね。
>カレー
どんな男性でもカレーだけは得意です。たぶん。
野菜と肉をテキトーにブツ切りにして、ジャンジャン炒めて、水足して、ルー混ぜて、煮込んでれば出来ます。あんまりカレー作りで失敗はありません。
>「知ってた?」の千田くんの目
スマホの向こうに描かれてる目が、いわゆるコンピューターペンシルでカンニングしようとするのび太へ向けられた「汚いものでも見るような目」。
佐久間結衣さんのキャラは視線の演技が本当に上手いなぁ…。
>「変な盗撮みたいな写真もあったけど?」
3話で「こんなの税金よ」と言っていたパンチラのアレが伏線だったかー!!
ハイ、おさらい!サイトの管理者に削除要請を出す事。その際、著作権云々を言い出すとややこしくなるので、肖像権の侵害を伝える事。
(正確には日本の法律に肖像権そのものの規定は無いんですけどね)
もちろんスカートの中の盗撮行為は犯罪(迷惑防止条例違反)ですけど、ンなもん気にし過ぎたらコスプレなんてやってられないという気持ちも非常に分かります。
>「いつまでも続けられるもんでもないんだしさ」
あぁ…千田君…思うだろうけど…言っちゃダメ…
険悪なムードから彼の家を飛び出した渚、そこへ2ヵ月前に会社を辞めた葉山からのメールが…
このあとは再会編としてまとめて書こうっと。