NOです。
以上!
…。
もうちょっと詳しく書いた方が良いですか?
・<現役コスプレイヤーの本音>なぜコスプレイヤーは「コミケ」から足が遠のいているのか?-メディアゴン
初出はメディアゴンという「メディアに関するニュースと批評を配信するウェブメディア」だそうですが、この記事が論客も多いライブドア系のブロゴスに記事提供されて、最大手のヤフーニュースにまで載っておりまして、ビックリしました。
で、おかしいんですよね。
「足が遠のいた」という前提で記事が書かれているのは。
記事中に、個人の主観以外で、コミケでのコスプレイヤーの参加が減ったという数字的な根拠は一切ありません。
だって、実態は、むしろ逆なんです。

以前、コスプレイヤーズアーカイブのコラム用に作った資料ですが、サークル申込数(当選数だと殆ど変化無い)は2010年をピークに徐々に減っておりますが、対してコスプレイヤー(更衣室登録数)は増加を続けています。
夏コミは猛暑だと減りますが、冬コミとセットで見ると、年単位では概ね右肩上がりなのは間違いありません。
…だから更衣室の登録数はカタログや準備会公式サイトで毎回公開されてて、調べたらすぐ分かる事なんだから、調べてほしいなぁ…。
…という点を踏まえて、以下をお読みいただきましょう。
× × × × × × × ×
以上!
…。
もうちょっと詳しく書いた方が良いですか?
・<現役コスプレイヤーの本音>なぜコスプレイヤーは「コミケ」から足が遠のいているのか?-メディアゴン
初出はメディアゴンという「メディアに関するニュースと批評を配信するウェブメディア」だそうですが、この記事が論客も多いライブドア系のブロゴスに記事提供されて、最大手のヤフーニュースにまで載っておりまして、ビックリしました。
で、おかしいんですよね。
「足が遠のいた」という前提で記事が書かれているのは。
記事中に、個人の主観以外で、コミケでのコスプレイヤーの参加が減ったという数字的な根拠は一切ありません。
だって、実態は、むしろ逆なんです。

以前、コスプレイヤーズアーカイブのコラム用に作った資料ですが、サークル申込数(当選数だと殆ど変化無い)は2010年をピークに徐々に減っておりますが、対してコスプレイヤー(更衣室登録数)は増加を続けています。
夏コミは猛暑だと減りますが、冬コミとセットで見ると、年単位では概ね右肩上がりなのは間違いありません。
…だから更衣室の登録数はカタログや準備会公式サイトで毎回公開されてて、調べたらすぐ分かる事なんだから、調べてほしいなぁ…。
…という点を踏まえて、以下をお読みいただきましょう。
× × × × × × × ×
当該記事に書かれてるようなコスプレ関連のトラブルが実際に起こっているのは事実ですよ。
ROM宣伝のために露出過多のレイヤーも居れば、群がるローアングラーも居る。
(露出系コス自体が悪いのではなく、一部の人ですが故意に下着を見せたり、また撮影者が下着を盗撮したりすれば、迷惑防止条例に引っかかります)
何より問題は、そこに巻き込まれて、見せる意図は無いのに勝手にスカートの中を撮られたりと、嫌な思いをするコたちも居る。中にはそれらの喧騒を嫌って、コミケではコスプレをしなくなってしまった人だって、存在するに違いないでしょう。
でも、だからと言って「コスプレイヤーがコミケから足が遠のいている」訳でもありません。
自分の周りの事例だけで、一日20万人規模のイベントを断ずるのは無理があります。
書き手の方は、まだメディアゴン内では1本しか書いておりませんが、21歳現役女子大生でコスプレ歴6,7年のレイヤーさんだそうです。
歴としてはそろそろ中堅どころでしょうか。
でも、3年前(18歳ごろ?)からコミケでコスプレしなくなったなら、コミケでコスプレした回数自体がそもそも少ないですよね。
紹介欄に「撮影会メインで活動」と書かれていますから、そりゃー…スタジオやロケで撮影するタイプの人は、規制緩和と引き換えに自己責任化された今のコミケから、やはり足も遠のくかもしれません。
しかし、実際にはコスプレイヤーの参加数そのものは増え続けており、トラブルや混乱はあっても、方向性においては支持された結果が、今のコミケの姿です。
だから、コスプレイヤーの参加数なんて公開されてる情報なんだから、調べられる事は調べようよー…。
(あるいは、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で見出しや本文を大仰にいじった可能性もありますので)
【簡単なおさらい】
・ 2011年以降、コミケ準備会はコスプレに対し「物ではなく、行動を規制する」新方針を打ち出し、小道具や露出度の規制緩和を行う方で、“表現”である以上は自己責任とし、スタッフからの細かいサポートを止めた。
・ これまでコスプレ関連を包括的に対応していた更衣室担当は縮小され、拡大されたコスプレエリアは各地区担当のスタッフが管轄している。なので、どうしてもエリアごとにスタッフからの対応にバラつきがある。
・ 上記の理由により、エリアによっては機能不全を起こし、いわゆるローアングラーによる盗撮行為も発生している(ぶっちゃけ庭園エリアですが…)
・ 規制緩和とトラブルの増加は、つまり表と裏、光と影の関係である。
■何を求めてコミケでコスプレするか?
さて。
正直申しまして、コミケだけが特別な存在だった時代なんてのも、とっくの昔に終わってるんです。
昔はコスプレできる場所が少なかったから、年に2回、コミックマーケットでコスプレする事が特別で、憧れだった。
でもイベントは乱立し、コスプレイヤーの求めるものも多様化し、そして昔ほどコミケは絶対的な存在では無くなっていった…のも事実でしょう。
コスプレイヤーは同人誌サークルと違って、売る/買うといった共通パターンが存在しませんから(ROMサークル以外)、何を求めてコミケでコスプレするか?は、立ち位置によって、同人作家以上に全く異なるでしょう。
ザッと思いつくタイプを以下に挙げてみます。
とにかく目立ちたい!ウケたい!有名になりたい!ってタイプは、コミケのコスプレエリアはある種のステージみたいなものですから、1円の得にもならなくても、ずっと参加し続けるでしょう。私だってこのタイプだろうと思います。
写真集ROMサークルとして参加しているタイプは、同人作家と同じですから、やっぱり自分の作品を見てもらいたい/買ってもらいたい、といった“マーケット”としてのコミケに参加し続けます。
(ROMだってエロばかりじゃなくって、BLも創作オリジナルも沢山ありますから)
マンガやアニメファンのお祭りだから、クオリティ低くたって撮られなくたって、この場に合わせた恰好でお祭り気分を楽しみたい・好きな作品のコスプレして、同人誌を買いに回りたいってお祭りタイプは、カメラマンに撮られなくてもニュースサイトに載らなくても、楽しいからコスプレします。おそらくですがここがコミケのコスプレイヤーの最多層で、更衣室登録数で三日間2万人超という人口を支えている層でしょう。
んで、イベントよりもロケやスタジオでの撮影会メインというタイプは、“より完成度の高い写真”を撮るために活動しますから、混雑と喧騒の続くコミケからは(ROMサークルなどしていない限り)、本当に「足が遠のく」人が多いかもしれません。
イベントで不特定多数に撮影されるよりも、スタジオで信頼できるカメラマンに撮ってもらうのが撮影会ですから、イベントでコスプレするにしてもコミケより「となりでコスプレ博」の方へ流れていくでしょう。
ってゆーか、これは00年代後半にデジタル一眼レフの普及期辺りから増加したタイプですから、「コミケ離れ」ではなく、「元からコミケの環境とは相容れなかったタイプ」と言った方が正しいのかもしれません。
ザッと挙げた他にもカテゴライズしようとすれば幾らでも出来ますし、パッキリ分かれている訳でもなくグラデーションのように混在しているので、あくまで傾向としてです。
各々、行動原理は異なりますから、それら全てを「コスプレイヤーはコミケから足が遠のいている」「イベント離れが加速」といった切り方をするのは、無理があります。だって、数字で見たら逆に増えている訳ですから。
(だから、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で大仰な見出しや本文をいじった可能性もありますので…2回目の注釈)
■まとめ
何度も言いますが、規制緩和後のコミケにおいて、コスプレイヤーの参加者は増えています。
増えているからこそ、“自分の気に入らないスタイルで活動するコスプレイヤーも目に入る”んです。(重要)
件の記事にあったように、一部では基準以上の露出過多も、ローアングラーも、問題は沢山ありますよ。
コスプレエリアがグラビアアイドルや地下アイドルのプロモーションの場に利用されてるのは、私だって「しゃらくせえ」って思いますよ。
嫌になってコスプレではコミケに参加しなくなった人だって、中には居るでしょう。
余所のコスプレイベントでは参加者が減って空洞化してしまった所もあります。
でも、「コスプレイヤーはコミケから足が遠のいている」ってのは、間違い。
コミケは“人”が作るものである以上は絶えず変化し続けますから、混乱と引き換えでの規制緩和路線が、結果的には割と支持されているからこその、増加です。
「自分は今のコミケが嫌になった」を全体のようにすり替えてはダメです。
むしろ、
「コミケはこれだけ多くの問題を内包し、コスプレイヤーの志向も多様化している」ハズなのに、
「それでもコミケにおけるコスプレイヤーの参加数は、文句タレつつも増え続けている不思議」とか、
「去る者と、残る者と、新たに来る者は、同じコスプレイヤーでも何か差があるのか?」みたいな事も同時に考えてみるのが、メディアゴンの掲げるような“メディア評論”としては正しいかもしれません。
だから、コスプレイヤーの参加数なんて準備会が公開してる情報は、調べたらすぐ分かる事なんだから、調べましょうってば…。
件の記事は生々しくて面白く、でも情報としては重要な部分が間違ってるのに、刺激的な言葉を並べる事でまんまと拡散されていくのって、良くないなぁと思う訳です。
(だから、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で大仰な見出しや本文をいじった可能性もありますので…3回目の注釈)
上記の書き手さんは3年ぶりにコミケでコスプレするそうで、文章は簡潔でしっかりしてるので(長くなりがちな私よりも)、「規制緩和と引き換えの自己責任化」って部分も踏まえて、今のコミケがどう見えたか、またどこかで書いてほしいなぁ。

[関連記事]
・【コラム】ローアングラー問題から考える、コミケのコスプレ緩和策の光と影[前編]-コスプレイヤーズアーカイブニュース
近年のコミケでのアレコレはここに書いてあるので、前後編でかなり長いけど参照。
ROM宣伝のために露出過多のレイヤーも居れば、群がるローアングラーも居る。
(露出系コス自体が悪いのではなく、一部の人ですが故意に下着を見せたり、また撮影者が下着を盗撮したりすれば、迷惑防止条例に引っかかります)
何より問題は、そこに巻き込まれて、見せる意図は無いのに勝手にスカートの中を撮られたりと、嫌な思いをするコたちも居る。中にはそれらの喧騒を嫌って、コミケではコスプレをしなくなってしまった人だって、存在するに違いないでしょう。
でも、だからと言って「コスプレイヤーがコミケから足が遠のいている」訳でもありません。
自分の周りの事例だけで、一日20万人規模のイベントを断ずるのは無理があります。
書き手の方は、まだメディアゴン内では1本しか書いておりませんが、21歳現役女子大生でコスプレ歴6,7年のレイヤーさんだそうです。
歴としてはそろそろ中堅どころでしょうか。
でも、3年前(18歳ごろ?)からコミケでコスプレしなくなったなら、コミケでコスプレした回数自体がそもそも少ないですよね。
紹介欄に「撮影会メインで活動」と書かれていますから、そりゃー…スタジオやロケで撮影するタイプの人は、規制緩和と引き換えに自己責任化された今のコミケから、やはり足も遠のくかもしれません。
しかし、実際にはコスプレイヤーの参加数そのものは増え続けており、トラブルや混乱はあっても、方向性においては支持された結果が、今のコミケの姿です。
だから、コスプレイヤーの参加数なんて公開されてる情報なんだから、調べられる事は調べようよー…。
(あるいは、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で見出しや本文を大仰にいじった可能性もありますので)
【簡単なおさらい】
・ 2011年以降、コミケ準備会はコスプレに対し「物ではなく、行動を規制する」新方針を打ち出し、小道具や露出度の規制緩和を行う方で、“表現”である以上は自己責任とし、スタッフからの細かいサポートを止めた。
・ これまでコスプレ関連を包括的に対応していた更衣室担当は縮小され、拡大されたコスプレエリアは各地区担当のスタッフが管轄している。なので、どうしてもエリアごとにスタッフからの対応にバラつきがある。
・ 上記の理由により、エリアによっては機能不全を起こし、いわゆるローアングラーによる盗撮行為も発生している(ぶっちゃけ庭園エリアですが…)
・ 規制緩和とトラブルの増加は、つまり表と裏、光と影の関係である。
■何を求めてコミケでコスプレするか?
さて。
正直申しまして、コミケだけが特別な存在だった時代なんてのも、とっくの昔に終わってるんです。
昔はコスプレできる場所が少なかったから、年に2回、コミックマーケットでコスプレする事が特別で、憧れだった。
でもイベントは乱立し、コスプレイヤーの求めるものも多様化し、そして昔ほどコミケは絶対的な存在では無くなっていった…のも事実でしょう。
コスプレイヤーは同人誌サークルと違って、売る/買うといった共通パターンが存在しませんから(ROMサークル以外)、何を求めてコミケでコスプレするか?は、立ち位置によって、同人作家以上に全く異なるでしょう。
ザッと思いつくタイプを以下に挙げてみます。
とにかく目立ちたい!ウケたい!有名になりたい!ってタイプは、コミケのコスプレエリアはある種のステージみたいなものですから、1円の得にもならなくても、ずっと参加し続けるでしょう。私だってこのタイプだろうと思います。
写真集ROMサークルとして参加しているタイプは、同人作家と同じですから、やっぱり自分の作品を見てもらいたい/買ってもらいたい、といった“マーケット”としてのコミケに参加し続けます。
(ROMだってエロばかりじゃなくって、BLも創作オリジナルも沢山ありますから)
マンガやアニメファンのお祭りだから、クオリティ低くたって撮られなくたって、この場に合わせた恰好でお祭り気分を楽しみたい・好きな作品のコスプレして、同人誌を買いに回りたいってお祭りタイプは、カメラマンに撮られなくてもニュースサイトに載らなくても、楽しいからコスプレします。おそらくですがここがコミケのコスプレイヤーの最多層で、更衣室登録数で三日間2万人超という人口を支えている層でしょう。
んで、イベントよりもロケやスタジオでの撮影会メインというタイプは、“より完成度の高い写真”を撮るために活動しますから、混雑と喧騒の続くコミケからは(ROMサークルなどしていない限り)、本当に「足が遠のく」人が多いかもしれません。
イベントで不特定多数に撮影されるよりも、スタジオで信頼できるカメラマンに撮ってもらうのが撮影会ですから、イベントでコスプレするにしてもコミケより「となりでコスプレ博」の方へ流れていくでしょう。
ってゆーか、これは00年代後半にデジタル一眼レフの普及期辺りから増加したタイプですから、「コミケ離れ」ではなく、「元からコミケの環境とは相容れなかったタイプ」と言った方が正しいのかもしれません。
ザッと挙げた他にもカテゴライズしようとすれば幾らでも出来ますし、パッキリ分かれている訳でもなくグラデーションのように混在しているので、あくまで傾向としてです。
各々、行動原理は異なりますから、それら全てを「コスプレイヤーはコミケから足が遠のいている」「イベント離れが加速」といった切り方をするのは、無理があります。だって、数字で見たら逆に増えている訳ですから。
(だから、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で大仰な見出しや本文をいじった可能性もありますので…2回目の注釈)
■まとめ
何度も言いますが、規制緩和後のコミケにおいて、コスプレイヤーの参加者は増えています。
増えているからこそ、“自分の気に入らないスタイルで活動するコスプレイヤーも目に入る”んです。(重要)
件の記事にあったように、一部では基準以上の露出過多も、ローアングラーも、問題は沢山ありますよ。
コスプレエリアがグラビアアイドルや地下アイドルのプロモーションの場に利用されてるのは、私だって「しゃらくせえ」って思いますよ。
嫌になってコスプレではコミケに参加しなくなった人だって、中には居るでしょう。
余所のコスプレイベントでは参加者が減って空洞化してしまった所もあります。
でも、「コスプレイヤーはコミケから足が遠のいている」ってのは、間違い。
コミケは“人”が作るものである以上は絶えず変化し続けますから、混乱と引き換えでの規制緩和路線が、結果的には割と支持されているからこその、増加です。
「自分は今のコミケが嫌になった」を全体のようにすり替えてはダメです。
むしろ、
「コミケはこれだけ多くの問題を内包し、コスプレイヤーの志向も多様化している」ハズなのに、
「それでもコミケにおけるコスプレイヤーの参加数は、文句タレつつも増え続けている不思議」とか、
「去る者と、残る者と、新たに来る者は、同じコスプレイヤーでも何か差があるのか?」みたいな事も同時に考えてみるのが、メディアゴンの掲げるような“メディア評論”としては正しいかもしれません。
だから、コスプレイヤーの参加数なんて準備会が公開してる情報は、調べたらすぐ分かる事なんだから、調べましょうってば…。
件の記事は生々しくて面白く、でも情報としては重要な部分が間違ってるのに、刺激的な言葉を並べる事でまんまと拡散されていくのって、良くないなぁと思う訳です。
(だから、書き手さんは今のコミケについてあくまで個人の感想として書いただけで、編集部の方針で大仰な見出しや本文をいじった可能性もありますので…3回目の注釈)
上記の書き手さんは3年ぶりにコミケでコスプレするそうで、文章は簡潔でしっかりしてるので(長くなりがちな私よりも)、「規制緩和と引き換えの自己責任化」って部分も踏まえて、今のコミケがどう見えたか、またどこかで書いてほしいなぁ。

[関連記事]
・【コラム】ローアングラー問題から考える、コミケのコスプレ緩和策の光と影[前編]-コスプレイヤーズアーカイブニュース
近年のコミケでのアレコレはここに書いてあるので、前後編でかなり長いけど参照。
ニワカが増えた事を嘆くとしたら、あらゆる時代において誰だって最初はニワカから始めます。
それを嘆いてコミケでコスプレしなくなるなら、
それが一番、ニワカ行為ではないかと考えています。