夏の名古屋の祭典といえば世界コスプレサミット。そのメインイベントの一つである33の国と地域代表チームによる〝チャンピオンシップ〟をレポート。後出しな分、情報量は多めで行きます。
昨年はステージ部門10カ国と動画部門27カ国に分かれており、来日できたのは12チーム(動画部門のみ出場の日本とスウェーデン含む)でしたが、今年はステージ部門のみに戻って33の国と地域の代表チームが来日。
コロナ前のWCS2019で最大42の国と地域でしたので、規模的には元の形に近づいてきました。前編ではそんな33の国と地域の予選を勝ち抜いた代表チームらによる世界一決定戦〝コスプレチャンピオンシップ〟の模様をお届け。
基本的に作品やキャラへの愛を体現しているコスプレ活動に「世界一」もへったくれも無いに決まってるのですが、これはあくまで〝独自のルール設定により競技化されたコスプレの大会〟という形ですので、そのように認識して競い合いを楽しまれたし。
競技会をレポートするような感覚で、このコスプレの祭典を記していきます。
■8/6(土)チャンピオンシップ ステージ部門(愛知芸術文化センター)
[審査員]
・古谷徹(声優・審査委員長)
・堀井雄二(ゲームクリエイター)
・平澤直(アニメプロデューサー)
・末次由紀(漫画家)
・Yayahan ヤヤハン(WCS2020アンバサダー)
・YUEGENE FAY ユジンフェイ(同上)
・Beryl ベリル(WCS2022フランス代表・ステージ部門優勝)
・Hazariel ハザリオ(同上)
・Birthbysleep バースバイスリープ(WCS2022スウェーデン代表・ビデオ部門優勝)
・Yumidun ユミドン(同上)
[特別審査員]※クイズアプリ「オタクジャッジ」で部門ごとの上位者
・ちぃたん☆(アニメ部門)
・ゆずきち(マンガ部門)
・桃華りん(ゲーム部門)
・もいもい(特撮部門)
[主なルール]
・二人一組、2分30秒。
・対象は日本の漫画・アニメ・ゲーム・特撮キャラ。
・コスチュームは手作り。大道具は長辺210cm、各10kg以内で3個まで使用可。衣装と小道具のチーム総重量は40kgまで(大道具は除く)。
・背景のスクリーンに映像を使用できる。
・音楽は配信の関係でフリー素材や自分で演奏した曲を使用。
・事前に衣装審査日が設けられており、制作中のレポート提出や、細部までチェックされる。ここで合計100点まで。
・ステージではパフォーマンスや衣装のステージ映えが審査される。ここでさらに合計100点まで。これらを合算して順位が決まる。
・審査・競技ルール 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/regulation
1 インド 「ドラゴンボールZ」(動画)
未来トランクスと人造人間セル第一形態とのバトル。
3 フランス 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」(動画)
4 ベトナム「王家の紋章」(動画)
歴史ロマン少女漫画の金字塔ですが、アニメ化されていない作品が代表になるのは珍しい。
ヒロインのキャロルを謀殺しようとするアイシスに、その弟メンフィスが挑む(アイシスは異母弟のメンフィスを溺愛)。アヌビス神の怒りに触れてアイシスは封印され、メンフィスとキャロルが再会。
上手いのはキャロル役が冒頭とラストで入れ替わってるので、アイシスとメンフィスを合わせて3キャラ4衣装のボリューム展開になってます。
5 スペイン 「NURUTO」(動画)
ナルト1組目。
6 タイ「ワンピース」(動画)
ワノ国編、ルフィvsカイドウ(人獣型)のバトルを、背景映像でセリフの吹き出しや擬音で演出。
7 中国「鬼滅の刃」(動画)
胡蝶しのぶvs童麿のバトル…ですが、原作からアニメ化されてない部分の展開を含んでるので詳細は避けます。ネタバレ気にしない人や原作で展開知ってる人はぜひ動画で見てください。
原作の認知度の高さ故もありますが、2分30秒の中で童麿の首を斬り落とすまで次々と見せ場が展開していくので濃密。
8 ポルトガル「ファイナルファンタジーXIV」(動画)
二人で協力してモンスターを封印するオーソドックスな内容ですが、光の使い方が上手い。よく見ると背景の岩の隙間などが発光してるのです。
そして流ちょうな日本語でセリフを入れている…。
9 ブラジル「黒執事」(動画)
10 オーストラリア「約束のネバーランド」(動画)
11 韓国「Go!プリンセスプリキュア」(動画)
会場を絶望に染めようとするトワイライトに、キュアフローラが挑む。「この会場のみんなを守ってみせる!」というセリフがプリキュアショーっぽいです。
なおトワイライトの背景(写真右下)に映ってる影、映像ではなくフローラ本人の大ジャンプです。韓国代表は身体能力が強い傾向。
敗れたトワイライトが早替えでキュアスカーレットに転生…というプリキュア追加戦士エピソード。
12 サウジアラビア「ロックマンX」(動画)
ロックマンX(ギガアーマー装着)とブラックゼロのバトル。衣装のLEDが光ってます。よく見ると顔だけは素面にペイント。こういった接地面積の大きなデカ足は歩きにくいんだ…(経験者談)。
犬型ロボットのラッシュもラジコンで登場。
13 カナダ「魔法少女まどか☆マギカ」(動画)
まどマギ1組目。まどかに対してキュウべえを渡せと迫る、ほむらの狂愛。
バッドエンドです。
14 コロンビア(初)「サンダーボルトファンタジー東離剣遊紀」(動画)
元が人形劇なので、表情の作り方は演者の独自解釈の見せどころでもあります。
15 ラトビア(初)「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
ハイラル城の地下を探索するゼルダとリンク。背景の映像を、ダンジョンの奥へ進んでトラップ発動、ミイラ出現…という、キャラによる主観映像にしてるのが上手い。
16 イギリス「マギ」(動画)
母である皇太后を殺害し、自責の念を抱きながら、新たな煌帝国の建国を宣言する白龍とジェダル。
動作一つ一つが美しく、バトル一切無しなのに迫力があります。出てるのは二人だけなのに、どことなく大河ドラマの高速ダイジェストっぽい展開です。
17 ドイツ「グランブルーファンタジー」(動画)
せんべえ屋のロジーヌとラーメン好きのイッパツで、バトルというか喧嘩ですね。色んな物を投げ合ったり暴行ですが、それらがBGMに合わせてコミカルにつながっていきます。
甲冑や魔法少女の多いコスサミのチャンピオンシップにおいて、ジジイやババアのキャラを使いこなせるとインパクトを残せます。
18 マレーシア「ナルト」(動画)
NURUTOが2チーム目ですがムードがガラッと変わり、カカシvs再不斬で、体術から武器を駆使したアクション。
流血演出によるエンド。
19 日本「僕のヒーローアカデミア」(動画)
死唐木弔vs爆豪勝己、「友達もいねぇくせに!」と言われて心を乱した弔に、勝己はストレイフパンツァーを繰り出して追い詰めるが…
このチームは元々tiktokで声マネ芸を披露していたので、バトル中のセリフも本人たちによる声マネです。
20 イタリア「フェイト/グランドオーダー」(動画)
「fate/Grand Order」なんですが紹介映像ではカタカナ表記。
セイバーオルタとアーチャー。背景をゲーム画面ぽくしてます。
倒れたセイバーオルタをアーチャーが抱きしめる感傷的なシーンでエンド。
21 スウェーデン「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(動画)
ゼルダ2チーム目。
こちらはハートフルな内容?スウェーデン代表はどちらかというとアクションやギミックより雰囲気重視の感があります。ステージパフォーマンスよりも動画表現文化なのかな…。
22 アメリカ「サンダーボルトファンタジー」(動画)
サンファンの2チーム目。
23 メキシコ「クライシスコアFINAL FANTSY XII」(動画)
リメイク版FF7。神羅カンパニーに潜入しセフィロスに挑むクラウド。しかし愛憎渦巻く対決は相討ちにあって、二人とも炎の中に消えていく。
24 ベルギー「プリンセスコネクト!Re:Dive」(動画)
ユウキに拾われてしまった魔法のリンゴを、森で一番おいしいキノコと交換しようと持ちかけるリマ、魔物に襲われて…。
(ちなみにリマは正確にはアルパカではなくラマの獣人です)
25 フィンランド「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」(動画)
まどマギ2チーム目。こちらは劇場版、の後日談?
女神まどか、天上で浄化しようとした悪魔ほむらの魂を封印から解いてしまい…
過去代表も含めて、まどマギ題材はほむら×まどかのクレイジーサイコレズ展開になりがちですが、これはちょっとコミカル部分からの落し方が急角度でエグイ。
コメディタッチの愛憎劇。
他チームが赤い紙テープや映像で表現している流血描写を、鼻の穴に赤い棒を突っ込んで表現するという心意気に感服。ロゼットさんのスカートは引っ張って外れます(この太ももを見てクロノが鼻血出したというネタ)。
27 台湾「エルデリング」(動画)
マレニアが甲冑の第1形態から、腐敗の女神の第2形態に変化。褪せ人(ロジェール装備)はマレニアが恐れる壺を使って、なぜか全裸に壺だけ被った男を召還しようとするが…
説明が必要かもしれないが、オンラインゲームであるエルデリングには強力ボスのマレニア討伐の際、全裸でツボだけを装備したキャラで他プレイヤーの助っ人をしてくれるという伝説のプレイヤー〝Tsuboi氏〟が存在するので、そのパロディだと思われる。
(ちなみに昨年3位のタイ代表も授賞式で同じくエルデリング全裸壺男のコスプレをしていた。)
・『エルデンリング』で「強すぎ全裸ツボ男」がオンラインで目撃される。裸体で現れて、強敵を完封する謎ヒーロー
28 インドネシア「Yaiba:Ninja Gaiden Z」(動画)
コーエーテクモのアメコミ調SFサイボーグ忍者ゾンビアクションゲーム。
メリハリ効いたアクションとともに見ごたえあります。
29 ブルガリア「竜とそばかすの姫」(動画)
30 スイス「竜とそばかすの姫」(動画)
まさかの2チーム連続で同じ映画から!
こちらは二人が心を通わせるシーンはサラッと流して、早替えで白ベル赤ベルが(現実世界の竜のオリジンへ訴えかけるために)歌うライブシーンへ。
ベルは両方とも同一人物なんですが、あくまで原作再現ではなくイメージシーンなんでしょうね。
31 オーストリア「ちょびっツ」(動画)
アクションやダンスではなく、フレイヤとエルダ(いわゆる〝ちぃ〟の方)二人によるシンプルに会話での芝居。
32 エジプト(初)「ベルセルク」(動画)
ガッツとグリフィスとの極めてスタンダードな対決…と思いきや!
「今すぐ投票してください」の文字の後、唐突に出現するQRコードで両雄どちらかへの投票を呼びかけ。ざわつく客席。
そして人を超越して闇の鷹となったグリフィスに、投票多数だったガッツが勝利…。
当然ながら実際には現場で決まってはおらず全て用意された展開な訳ですが、シュールで楽しかったです。なおQRコードは読み取れますが繋がってはいませんでした。
33 オランダ「ハウルの動く城」(動画)
セリフ一切無し、BGMのみ。
金髪ハウル→黒い鳥→黒髪ハウル、老ソフィー→少女ソフィーをそれぞれ早替えで見せていく。
特にソフィーは最初のお婆ちゃん顔はマスクで、黒い鳥と化したハウルの胸に顔をうずめる演技中に一瞬で外している(体系まで変わる)のがすごく上手い。
セリフ無しでも伝わるのは、原作が世界的に知られてるレベルの作品だからでしょうけど、本編のダイジェストになってますね。
結果発表と授賞式を前に、再び全33チーム入場。照明が明るいので演技中よりも衣装がよく見える。
WCS2006・2018で審査員やミニライブをしてくれた水木一郎アニキへの追悼メッセージも。
[特別賞]
アルムナイ部門・玉越賞(アルムナイ=過去代表らが選出):ラトビア「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
アクション部門・サムライエナジー賞:インドネシア「Yaiba : Ninja Gaiden Z」(動画)
ドラマティック部門・名古屋芸術大学賞:ベトナム「王家の紋章」(動画)
音響演出部門・ANIMAX MUSIX賞:ベルギー「プリンセスコネクト!Re:Dive」(動画)
縫製衣装部門・ブラザー賞:イギリス「マギ」(動画)
造形衣装部門・Project A-kon:ポルトガル「ファイナルファンタジーXIV」(動画)
エンジョイ部門・Famoré Cutlery Award:ブラジル「黒執事」(動画)
Holiday Matsuri部門・Holiday Matsuri賞(米国のアニメイベント):韓国「Go!プリンセスプリキュア」(動画)
3位:メキシコ「クライシスコアFINAL FANTSY XII」(動画)
2位:ラトビア「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
優勝:イギリス「マギ」(動画)
思わず表情を崩す授賞チームの皆さん。
・大会結果 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/result
・チャンピオンシップの歴史 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/history
・ポップカルチャー外交 世界コスプレサミット2023の開催 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/ca_opr/page23_004399.html
[審査員]
・古谷徹(声優・審査委員長)
・堀井雄二(ゲームクリエイター)
・平澤直(アニメプロデューサー)
・末次由紀(漫画家)
・Yayahan ヤヤハン(WCS2020アンバサダー)
・YUEGENE FAY ユジンフェイ(同上)
・Beryl ベリル(WCS2022フランス代表・ステージ部門優勝)
・Hazariel ハザリオ(同上)
・Birthbysleep バースバイスリープ(WCS2022スウェーデン代表・ビデオ部門優勝)
・Yumidun ユミドン(同上)
[特別審査員]※クイズアプリ「オタクジャッジ」で部門ごとの上位者
・ちぃたん☆(アニメ部門)
・ゆずきち(マンガ部門)
・桃華りん(ゲーム部門)
・もいもい(特撮部門)
・PAINS(コスプレ部門)
[主なルール]
・二人一組、2分30秒。
・対象は日本の漫画・アニメ・ゲーム・特撮キャラ。
・コスチュームは手作り。大道具は長辺210cm、各10kg以内で3個まで使用可。衣装と小道具のチーム総重量は40kgまで(大道具は除く)。
・背景のスクリーンに映像を使用できる。
・音楽は配信の関係でフリー素材や自分で演奏した曲を使用。
・事前に衣装審査日が設けられており、制作中のレポート提出や、細部までチェックされる。ここで合計100点まで。
・ステージではパフォーマンスや衣装のステージ映えが審査される。ここでさらに合計100点まで。これらを合算して順位が決まる。
・審査・競技ルール 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/regulation
※演目の中には未見の作品も多いので、作品やキャラの設定などピクシブ大百科を参照しながら書いておりますが、それでも作品ごとの知識に差があるのはご了承ください。何か重大な間違いがあったら教えていただけるとありがたいです。
※ここで紹介できるのは大まかな流れと見どころだけなので、内容が気になったらぜひタイトル横の動画リンクからYoutubeに飛んで視聴してください。
未来トランクスと人造人間セル第一形態とのバトル。
かめはめ波のエフェクトを背景映像と合わせているシーン。
今年は1発目からバッドエンド。2 UAEアラブ首長国連邦 「ブラッドステインド リチュアル・オブ・ザ・ナイト」(動画)
目的のため一時休戦するミリアムと斬月。横スクロールアクションゲームなので、上空からのモンスター襲来を背景映像で表現して、斬撃や魔法のタイミングを合わせてます。
3 フランス 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」(動画)
公演の日、他メンバーは風邪で寝込んでしまい、残された希とことりはグループダンスではなくトランペットやマジックで本番を切り抜けようとするが…。
フランスは昨年「セーラームーン」でステージ部門優勝してますが、毎年の傾向でバトルよりも芸術的な傾向で代表チームに選出している珍しい国です。4 ベトナム「王家の紋章」(動画)
歴史ロマン少女漫画の金字塔ですが、アニメ化されていない作品が代表になるのは珍しい。
ヒロインのキャロルを謀殺しようとするアイシスに、その弟メンフィスが挑む(アイシスは異母弟のメンフィスを溺愛)。アヌビス神の怒りに触れてアイシスは封印され、メンフィスとキャロルが再会。
上手いのはキャロル役が冒頭とラストで入れ替わってるので、アイシスとメンフィスを合わせて3キャラ4衣装のボリューム展開になってます。
5 スペイン 「NURUTO」(動画)
ナルト1組目。
自来也とナルトの修業シーンが、ミュージカル形式でコミカルに展開します。
これはぜひ動画で見ていただきたい。
6 タイ「ワンピース」(動画)
ワノ国編、ルフィvsカイドウ(人獣型)のバトルを、背景映像でセリフの吹き出しや擬音で演出。
ルフィは早替えでギア5にパワーアップしてゴムゴムの猿神銃をブチ込む。舞台上のボリューム感が高い!
ちなみに放送中のTVアニメ版でもワノ国編クライマックスで、タイムリーな事にルフィのギア5初登場はこの翌朝8/6だったのである。
7 中国「鬼滅の刃」(動画)
胡蝶しのぶvs童麿のバトル…ですが、原作からアニメ化されてない部分の展開を含んでるので詳細は避けます。ネタバレ気にしない人や原作で展開知ってる人はぜひ動画で見てください。
原作の認知度の高さ故もありますが、2分30秒の中で童麿の首を斬り落とすまで次々と見せ場が展開していくので濃密。
8 ポルトガル「ファイナルファンタジーXIV」(動画)
二人で協力してモンスターを封印するオーソドックスな内容ですが、光の使い方が上手い。よく見ると背景の岩の隙間などが発光してるのです。
そして流ちょうな日本語でセリフを入れている…。
9 ブラジル「黒執事」(動画)
店を訪ねてきたエリザベスをかどわかし、人形にしようとするドロセル。これ原作だとシエルとセバスチャンが救出しにやって来るのですが…
ここではエリザベス自ら人形化を拒絶して檻を破壊、狂犬ぶりを発揮してしまうという、良い二次創作です。
ブラジルとメキシコは観客席から日本在住者らしき応援がスゴイ…!
(舞台下ちぃたん☆審査員の頭が…)
10 オーストラリア「約束のネバーランド」(動画)
ゴールディ・ポンドを舞台に、鬼のレウウィス(アニメ版には登場しない)から狩り対象になるエマ。
衣装もさる事ながら、背景の映像が幻想的で、使われてるのミニチュアかな?11 韓国「Go!プリンセスプリキュア」(動画)
会場を絶望に染めようとするトワイライトに、キュアフローラが挑む。「この会場のみんなを守ってみせる!」というセリフがプリキュアショーっぽいです。
なおトワイライトの背景(写真右下)に映ってる影、映像ではなくフローラ本人の大ジャンプです。韓国代表は身体能力が強い傾向。
敗れたトワイライトが早替えでキュアスカーレットに転生…というプリキュア追加戦士エピソード。
12 サウジアラビア「ロックマンX」(動画)
ロックマンX(ギガアーマー装着)とブラックゼロのバトル。衣装のLEDが光ってます。よく見ると顔だけは素面にペイント。こういった接地面積の大きなデカ足は歩きにくいんだ…(経験者談)。
犬型ロボットのラッシュもラジコンで登場。
13 カナダ「魔法少女まどか☆マギカ」(動画)
まどマギ1組目。まどかに対してキュウべえを渡せと迫る、ほむらの狂愛。
バッドエンドです。
14 コロンビア(初)「サンダーボルトファンタジー東離剣遊紀」(動画)
元が人形劇なので、表情の作り方は演者の独自解釈の見せどころでもあります。
15 ラトビア(初)「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
ハイラル城の地下を探索するゼルダとリンク。背景の映像を、ダンジョンの奥へ進んでトラップ発動、ミイラ出現…という、キャラによる主観映像にしてるのが上手い。
そしてリンク敗北、ゼルダが捕らわれるバッドエンド。
というかこのゲームは今年5/12発売なので2カ月半しか経ってないのですが、これゼルダとリンクが離れ離れになるゲーム序盤の展開を再現してるらしいです。16 イギリス「マギ」(動画)
母である皇太后を殺害し、自責の念を抱きながら、新たな煌帝国の建国を宣言する白龍とジェダル。
動作一つ一つが美しく、バトル一切無しなのに迫力があります。出てるのは二人だけなのに、どことなく大河ドラマの高速ダイジェストっぽい展開です。
17 ドイツ「グランブルーファンタジー」(動画)
せんべえ屋のロジーヌとラーメン好きのイッパツで、バトルというか喧嘩ですね。色んな物を投げ合ったり暴行ですが、それらがBGMに合わせてコミカルにつながっていきます。
甲冑や魔法少女の多いコスサミのチャンピオンシップにおいて、ジジイやババアのキャラを使いこなせるとインパクトを残せます。
18 マレーシア「ナルト」(動画)
NURUTOが2チーム目ですがムードがガラッと変わり、カカシvs再不斬で、体術から武器を駆使したアクション。
流血演出によるエンド。
19 日本「僕のヒーローアカデミア」(動画)
死唐木弔vs爆豪勝己、「友達もいねぇくせに!」と言われて心を乱した弔に、勝己はストレイフパンツァーを繰り出して追い詰めるが…
このチームは元々tiktokで声マネ芸を披露していたので、バトル中のセリフも本人たちによる声マネです。
20 イタリア「フェイト/グランドオーダー」(動画)
「fate/Grand Order」なんですが紹介映像ではカタカナ表記。
セイバーオルタとアーチャー。背景をゲーム画面ぽくしてます。
倒れたセイバーオルタをアーチャーが抱きしめる感傷的なシーンでエンド。
21 スウェーデン「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(動画)
ゼルダ2チーム目。
こちらはハートフルな内容?スウェーデン代表はどちらかというとアクションやギミックより雰囲気重視の感があります。ステージパフォーマンスよりも動画表現文化なのかな…。
22 アメリカ「サンダーボルトファンタジー」(動画)
サンファンの2チーム目。
妖刀の支配から逃れた女剣士の諦空(ていくう)は、自分の人生に道しるべをくれた僧侶の蠍瓔珞(かつえいらく)の旅に同行したいと願うものの…
既に魔界の妖刀に心を奪われていた蠍瓔珞によって剣の生贄にされてしまう…という、シーズン2後半の展開ですね。
流血による赤い照明のバッドエンドです。23 メキシコ「クライシスコアFINAL FANTSY XII」(動画)
リメイク版FF7。神羅カンパニーに潜入しセフィロスに挑むクラウド。しかし愛憎渦巻く対決は相討ちにあって、二人とも炎の中に消えていく。
舞台端のギリギリに倒れ込んでいるクラウド。
ブラジルとメキシコは観客席から日本在住者らしき応援がスゴイ…!(2回目)
24 ベルギー「プリンセスコネクト!Re:Dive」(動画)
ユウキに拾われてしまった魔法のリンゴを、森で一番おいしいキノコと交換しようと持ちかけるリマ、魔物に襲われて…。
(ちなみにリマは正確にはアルパカではなくラマの獣人です)
25 フィンランド「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」(動画)
まどマギ2チーム目。こちらは劇場版、の後日談?
女神まどか、天上で浄化しようとした悪魔ほむらの魂を封印から解いてしまい…
過去代表も含めて、まどマギ題材はほむら×まどかのクレイジーサイコレズ展開になりがちですが、これはちょっとコミカル部分からの落し方が急角度でエグイ。
26 南アフリカ「クロノクルセイド」(動画)
コメディタッチの愛憎劇。
他チームが赤い紙テープや映像で表現している流血描写を、鼻の穴に赤い棒を突っ込んで表現するという心意気に感服。ロゼットさんのスカートは引っ張って外れます(この太ももを見てクロノが鼻血出したというネタ)。
27 台湾「エルデリング」(動画)
マレニアが甲冑の第1形態から、腐敗の女神の第2形態に変化。褪せ人(ロジェール装備)はマレニアが恐れる壺を使って、なぜか全裸に壺だけ被った男を召還しようとするが…
説明が必要かもしれないが、オンラインゲームであるエルデリングには強力ボスのマレニア討伐の際、全裸でツボだけを装備したキャラで他プレイヤーの助っ人をしてくれるという伝説のプレイヤー〝Tsuboi氏〟が存在するので、そのパロディだと思われる。
(ちなみに昨年3位のタイ代表も授賞式で同じくエルデリング全裸壺男のコスプレをしていた。)
・『エルデンリング』で「強すぎ全裸ツボ男」がオンラインで目撃される。裸体で現れて、強敵を完封する謎ヒーロー
28 インドネシア「Yaiba:Ninja Gaiden Z」(動画)
コーエーテクモのアメコミ調SFサイボーグ忍者ゾンビアクションゲーム。
ヤイバ(片眼が光ってる)がゾンビ達を蹴散らして、ハヤブサとタイマン勝負へ。
クライマックスは炎の竜を召還。これはCGじゃなくて、背後に置いてあった炎のオブジェがカパッと変形して竜の頭になる。
この全身スーツ、筋肉や甲冑部分の塗装が原作ゲーム同様のアメコミ風になってて、白いハイライト・黒いシャドウがグラデーション無しのベタ塗りで表現されてますね。メリハリ効いたアクションとともに見ごたえあります。
29 ブルガリア「竜とそばかすの姫」(動画)
逃げていく竜を追ったベルが、仮想空間内の古城で心を通わせるシーン。しんみりする感じですね。
で…
30 スイス「竜とそばかすの姫」(動画)
まさかの2チーム連続で同じ映画から!
こちらは二人が心を通わせるシーンはサラッと流して、早替えで白ベル赤ベルが(現実世界の竜のオリジンへ訴えかけるために)歌うライブシーンへ。
ベルは両方とも同一人物なんですが、あくまで原作再現ではなくイメージシーンなんでしょうね。
31 オーストリア「ちょびっツ」(動画)
アクションやダンスではなく、フレイヤとエルダ(いわゆる〝ちぃ〟の方)二人によるシンプルに会話での芝居。
眠りにつく(人格が消滅する)エルダでエンド。星のLEDを舞台に大道具として配置してて、これも全体的に夜のトーンでまとめた雰囲気重視。
32 エジプト(初)「ベルセルク」(動画)
ガッツとグリフィスとの極めてスタンダードな対決…と思いきや!
「今すぐ投票してください」の文字の後、唐突に出現するQRコードで両雄どちらかへの投票を呼びかけ。ざわつく客席。
そして人を超越して闇の鷹となったグリフィスに、投票多数だったガッツが勝利…。
当然ながら実際には現場で決まってはおらず全て用意された展開な訳ですが、シュールで楽しかったです。なおQRコードは読み取れますが繋がってはいませんでした。
33 オランダ「ハウルの動く城」(動画)
セリフ一切無し、BGMのみ。
金髪ハウル→黒い鳥→黒髪ハウル、老ソフィー→少女ソフィーをそれぞれ早替えで見せていく。
特にソフィーは最初のお婆ちゃん顔はマスクで、黒い鳥と化したハウルの胸に顔をうずめる演技中に一瞬で外している(体系まで変わる)のがすごく上手い。
セリフ無しでも伝わるのは、原作が世界的に知られてるレベルの作品だからでしょうけど、本編のダイジェストになってますね。
以上、33チームの演技終了!ミニライブなど挟んで、そして…
■チャンピオンシップ授賞式
前日の衣装審査と今回のステージ審査の点数を合計して、各部門の上位チームを発表。
他コンテストでよくある審査員の話し合いで選ぶ形式ではなく、コスサミではあくまで審査員は点数を付け、その合計点数を競うというフィギュアスケート的な競技スタイル。
結果発表と授賞式を前に、再び全33チーム入場。照明が明るいので演技中よりも衣装がよく見える。
インドネシア代表チーム。衣装の彩色がホントにアメコミ調。
サウジアラビア代表チーム。ドラゴンボールのフュージョンポーズ。
日本代表チーム。この数カ月で一気に造型を向上させたそうです。WCS2006・2018で審査員やミニライブをしてくれた水木一郎アニキへの追悼メッセージも。
[特別賞]
アルムナイ部門・玉越賞(アルムナイ=過去代表らが選出):ラトビア「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
アクション部門・サムライエナジー賞:インドネシア「Yaiba : Ninja Gaiden Z」(動画)
ドラマティック部門・名古屋芸術大学賞:ベトナム「王家の紋章」(動画)
音響演出部門・ANIMAX MUSIX賞:ベルギー「プリンセスコネクト!Re:Dive」(動画)
縫製衣装部門・ブラザー賞:イギリス「マギ」(動画)
造形衣装部門・Project A-kon:ポルトガル「ファイナルファンタジーXIV」(動画)
エンジョイ部門・Famoré Cutlery Award:ブラジル「黒執事」(動画)
Holiday Matsuri部門・Holiday Matsuri賞(米国のアニメイベント):韓国「Go!プリンセスプリキュア」(動画)
3位:メキシコ「クライシスコアFINAL FANTSY XII」(動画)
2位:ラトビア「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」(動画)
優勝:イギリス「マギ」(動画)
思わず表情を崩す授賞チームの皆さん。
優勝チームには併せて外務大臣賞として、今年も外務省文化交流・海外広報課の津田陽子課長から賞状も贈呈。
・大会結果 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/result
・チャンピオンシップの歴史 世界コスプレサミット公式
https://worldcosplaysummit.jp/championship/history
・ポップカルチャー外交 世界コスプレサミット2023の開催 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/ca_opr/page23_004399.html
(外務省による記録。なお表題のように外務省は「ポップカルチャー外交」という言葉を使用しており、経産省や内閣府の「クールジャパン戦略」とは異なり、あくまで民間の文化交流を主軸としている)
[はみだしコラム:2023チャンピオンシップのポイント]
①戦わないコスサミ、再び。
昨年2022ステージ優勝はフランス「セーラームーン」で、計9キャラをマジック的な早替えで次々披露していました。バトル主体ではない演目の優勝は珍しかったのですが、今年の優勝もイギリス「マギ」で、煌帝国の皇位をめぐる芝居メインであってバトルはおろかアクションすらありません。
これまでどうしても派手でアクロバットなバトル展開の演目が得点しやすかったのですが、最近は雰囲気重視というか、背景映像や照明と組み合わせてステージ上に一つの異世界を作ったチームが高得点する傾向があるように思います。
アクションやバトルばっかりだと、どうしてもコスプレイヤーのパフォーマンス大会ではなく、パフォーマーがコスプレして出てくる大会っぽくなってしまうので。
①戦わないコスサミ、再び。
昨年2022ステージ優勝はフランス「セーラームーン」で、計9キャラをマジック的な早替えで次々披露していました。バトル主体ではない演目の優勝は珍しかったのですが、今年の優勝もイギリス「マギ」で、煌帝国の皇位をめぐる芝居メインであってバトルはおろかアクションすらありません。
これまでどうしても派手でアクロバットなバトル展開の演目が得点しやすかったのですが、最近は雰囲気重視というか、背景映像や照明と組み合わせてステージ上に一つの異世界を作ったチームが高得点する傾向があるように思います。
アクションやバトルばっかりだと、どうしてもコスプレイヤーのパフォーマンス大会ではなく、パフォーマーがコスプレして出てくる大会っぽくなってしまうので。
しかし映像と照明が凝れるからこそのバッドエンド展開の多さって、やっぱりコスプレイヤーって世界的に中二病なんですかねぇ…。
②ジャンプ系の隆盛
公然の裏ルール的にWCS2008頃からチャンピオンシップへの集英社系作品での出場が実質禁止されてきたのですが、WCS2019で週刊少年ジャンプとのコラボで「ワンピースコスプレキンググランプリ」を併催、同時にチャンピオンシップへの集英社作品が晴れて解禁となりました。
その後3年のコロナ禍を経て、今年は33チーム中、集英社というかジャンプ系で7チームも出てますね。
昔からジャンプ系は世界各地でコスプレイヤーの一大勢力、コスプレパフォーマンス界隈でもアイドル系ダンスに次ぐ定番ネタなので、門戸開放された勢いがしばらく続きそうです。
③参加国増減
今年の初出場国はラトビア・エジプト・コロンビア。
過去に複数回の出場歴があるのに今年まだ不参加になっているのは、デンマーク・チリ・ミャンマー・ロシア・コスタリカ・トリニダードトバコ・香港など…。
ウクライナは全世界オンライン参加(来日無し)だったWCS2021のみ出場しましたがWCS2022以降は無し。
これらの中には外務省から渡航制限が出ている国もあれば、それ以外の事情で現地のオーガナイザーが国内予選イベントを開催できない国もあるそうです。日本予選だって今年から諸般の事情で運営会社が交代しています。
いまだ、コロナ禍の傷跡、戦争の傷跡がリアルタイムで刻まれ続けている世界ですが、恩讐を越えて海の向こうから集まれるオタクの祭典であってほしいと、切に願います。
公然の裏ルール的にWCS2008頃からチャンピオンシップへの集英社系作品での出場が実質禁止されてきたのですが、WCS2019で週刊少年ジャンプとのコラボで「ワンピースコスプレキンググランプリ」を併催、同時にチャンピオンシップへの集英社作品が晴れて解禁となりました。
その後3年のコロナ禍を経て、今年は33チーム中、集英社というかジャンプ系で7チームも出てますね。
昔からジャンプ系は世界各地でコスプレイヤーの一大勢力、コスプレパフォーマンス界隈でもアイドル系ダンスに次ぐ定番ネタなので、門戸開放された勢いがしばらく続きそうです。
③参加国増減
今年の初出場国はラトビア・エジプト・コロンビア。
過去に複数回の出場歴があるのに今年まだ不参加になっているのは、デンマーク・チリ・ミャンマー・ロシア・コスタリカ・トリニダードトバコ・香港など…。
ウクライナは全世界オンライン参加(来日無し)だったWCS2021のみ出場しましたがWCS2022以降は無し。
これらの中には外務省から渡航制限が出ている国もあれば、それ以外の事情で現地のオーガナイザーが国内予選イベントを開催できない国もあるそうです。日本予選だって今年から諸般の事情で運営会社が交代しています。
いまだ、コロナ禍の傷跡、戦争の傷跡がリアルタイムで刻まれ続けている世界ですが、恩讐を越えて海の向こうから集まれるオタクの祭典であってほしいと、切に願います。
■他、コスサミ初日もろもろ(オアシス21特設ステージ)
チャンピオンシップより前の時間帯で行われていた事、のごく一部。
[このパートの写真協力:やみねこマグ氏]
[8/5(土)初日オープニング]
県庁の表敬訪問と前夜祭に続いてこの犬夜叉コスプレは3回目。ステージ脇にはバッチリSPの方々が付いて警備してて、終わるとSPに囲まれながら去っていきました。
話が前後しますが、前夜祭では犬夜叉の大村知事と桜木花道の河村市長が同じステージに並んでいます。これ非常に重要な光景で、儀礼的な式典参列を除いてこの二人が同じ場所でカメラに収まる機会というのは、コロナ禍が始まった2020/4/16、愛知県と名古屋市の合同会見にて飲食店への休業要請と補償に関する発表を行って以来ではないでしょうか?
その後、例のリコール署名偽造事件などありまして決定的に断絶したと見られていた知事と市長が、コスプレサミットのステージで3年ぶり並び立つ光景には、この地域におけるコスサミの社会的な価値が垣間見えました。
省庁と県と市も後援して、地域挙げての国際的なお祭りなんだから、これまでの対立を越えて、楽しむ…それで良い気がします。
(過去にも申し上げた通り、本当に政治家に対して求められるのは本人が不自然にコスプレする事じゃなくて、庶民がコスプレして遊べる社会を守ってもらう事だと思うのですが、この二人は進んで自分たちがイベントを楽しんでおられるので、それはそれで良いのではないだろうか…。よその地域でも政治家にコスプレさせるイベントはあるけど、本人のノリが低いので)
[コスサミセレクションの一部]
オアシス21では公募により集まったコスプレイヤーたちのパフォーマンスやランウェイが二日間で数ブロックあります。人数や時間の制限が緩いので、ぶっちゃけますとコスサミの日本代表選考会よりも多くの申込があります。
そして…
我々も出てました。「メカ生体ゾイド」で。
これ今年の6月に行われたコスサミ日本代表選考会に出場したチームへの参加賞で、コスサミセレクションへの出演枠が与えられていたのです。
とりあえずこの権利の使用例が示されましたから、来年以降の予選にもこの副賞を継続してほしいなぁ…。
× × × × × × ×
初日はここまで。後編では大須観音商店街コスプレパレードとグランドフィナーレ、また同時開催の世界カレーサミットをレポします。