コスサミ予選決勝2025サムネ

 2025年4月19日(土)、兵庫県は姫路市、アクリエひめじ「姫CON2025」特設ステージ…
 今年もまた、世界コスプレサミット2025日本代表選考会が開催。
 8月の世界コスプレサミット2024(WorldCosplaySummit=WCS)のチャンピオンシップ=コスプレ世界一決定戦(という名目のコンテスト)に出場する代表チームを選出するための日本代表選考会。
 いわば採点による〝競技〟化したコスプレの戦いです。
 コロナ禍を経て予選運営会社がCOSSAN(株式会社ミネルバ)→ファルール株式会社へと交代して、スポンサーや運営ノウハウなどほぼゼロの状態から仕切り直しての3年目に入ります。
 今年はコロナ禍以来6年ぶりに地区予選会が復活、各地区予選の代表チームと、書類選考を通過した合計6チームによる国内決勝ステージの記録です。

 昨年も書きましたが現在の国内予選運営会社は日本予選オーガナイザーFRANさんの個人会社で、日本代表選考会も単独開催ではなく、他の大きなイベントのステージ内で併催のような形で行っておりまして、国内決勝は2年連続で姫CONの特設ステージ内で行われます。
 これは海外の予選でも見られる形式で、それぞれの国のゲームショウやニコニコ超会議みたいなイベントのステージをコスサミの各国予選会で借りている事が多いので、それに近い形になりました。
 この形式だと前後のステージ企画で継続して観客が見てくれるので、以前のようなガラガラの客席に向けて演技する状態にはなりませんから、見てくれる人が多いのは出場者としてもありがたいのです。
 では毎年ながら、商業ニュースサイトだとどうしても優勝チームのみ掲載の記事が殆どなので、こっちは地区予選から国内決勝まで落選組も含めて全チーム載せるぞ!が基本テーマでございます。
 冒頭に結果を書かずに時系列に沿って読み進めていくとわかる書き方をしていますが、上記以外の他意は無い。

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■WCS2025日本代表選考会・国内決勝(4/19アクリエひめじ「姫CON2025」)
 今回は自分達も2年ぶり7度目の挑戦という事で、昨年よりも現地での情報が多めです。
 前泊してるチームが多いですが、ウチは前夜の東京集合から約10時間かけて高速道路を運転して朝9時に姫路の会場に着。
 でも集合時間から準備~リハーサル~衣装審査~本番~発表まで前後に余裕をもって時間が取られているので、その辺は慌てなくて済みます。10年くらい前の予選運営会社では「幕張メッセ朝7時集合だけど、集合場所の地図は当日0時過ぎにメールで知らせる」「国内決勝ステージの開始時刻案内がHPとポスターと現地で全部違う」みたいな珍事が頻発してた事を懐かしく思い出しつつ、今ちゃんと出場者の方を向いて運営していただけてるのはありがてえなぁ…。
 衣装審査は別室で、各チーム7分間で自作ポイントなどアピールします。通常ルールは5分間ですが、今回は一部審査員に通訳タイムを2分加味してるそうです。タイム測ってますから公平性に気を使ってますね。ぶっちゃけステージ審査から衣装審査が独立した経緯として、初期は自作ルールを無視する人がやはりいたそうで…。
(随分前にマネージャーが探した業者に作らせた甲冑を自作と偽って落とされた人、今ごろどこで2.5次元俳優してるかしら…???以上、完全な余談)
 

[今回の審査員など]
・麗華(コスサミのご意見番的な存在でおなじみ)
・AGNES AKI (HCC2024 winner:2024年11月にモスクワで開催されたHinode Cosplay Competition優勝者)
・JILL(WCS2016ロシア代表チーム:現在は愛知県在住)
・FRAN(WCS2013日本代表チーム:一昨年より日本予選オーガナイザー)

・清元秀泰(姫路市長:ハクション大魔王:ステージ審査のみ登場)

・MC:まめまよ&みおし(WCS2024日本代表チーム:姫CONステージのメイン司会してます)
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[主なルール]
○日本発のマンガ、アニメ、ゲーム、特撮のコスプレが条件。あくまで日本文化の発信。
○二人一組、2分30秒で、衣装点+パフォーマンス点の合計を競います。
○衣裳は自作が基本で、一部手伝ってもらうのはOK。写真や動画でレポート提出必須。
○大道具は3点まで。長編210cm、奥行90cmまで。ここは直接の審査項目ではないので他者の力を借りてもOK。
○ステージに持ち込める衣装・小道具・大道具の総重量40kgまで。
○今年から背景に映像を投影可に。国内予選での背景映像使用は6年ぶり。
○衣装審査は別途、審査員のいる部屋でチーム毎に細かい部分をチェックして行われる。
○昨年から「他イベントや公共の場も含めてマナー遵守。違反歴がある場合は申告する事」という旨で誓約書の提出が必要に。2023年の炎上沙汰を受けて…。ただし明確な可否規準がある訳ではなく「人に見られる自覚を持つように」というような注意です。

・日本代表選考会 公式ルール 

ちなみに日本予選を優勝した後、コスサミ本体のチャンピオンシップではルールがもっと細かい。

[以下、ステージの写真撮影協力:やみねこマグ]
 
 
1.「ドキュメント シン仮面ライダー~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~」
 チーム大連立(駄チワワ/寅)
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IMG_1196運営から
 まず諸注意のナレーションが長い。サイクロン号を持ってドタバタ走るライダーと、それを理不尽にダメ出しをするカントク。
 なぜかスペシウム光線を発射し、ライダーを演じる主演の池松くんは心を閉ざしてしまう…というシン仮面ライダー…の撮影現場を追ったNHKドキュメント番組のわかりにくいパロディ。

 背景に明朝体テキストで説明やセリフが浮かぶ安易な演出もあるが、観客席からわずかな失笑と苦笑以外は完全にスベッており、努力に欠ける中年の底辺レイヤーが時間を無駄にしているという他ない。
 以上、自画自損(自賛ではなく)。
 
2. 「Thunderbolt Fantasy 東離剣遊紀」
 百奏(万鯉子/葎) 茨城地区予選代表
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 サンファンTVシリーズ第一期クライマックスでの凜雪鴉(りんせつあ:白い方)vs蔑天骸(べつてんがい:黒い方)
 格下と舐め切っていた凜雪鴉の剣技が自分を圧倒している事に驚き、狼狽する蔑天骸。
「これほどの剣を振るう男がなぜ、盗賊風情に身をやつした!?」
「…剣に飽きたからだ」
 凜の目的が最初から自分をからかって嘲る事にあったと気づき、自害する…。
 (これによって魔神の封印が解けて復活へとつながるシーン)

 幾重にも重なった大量の布が、動きに合わせてブワァッと広がる迫力。
 背景映像は、原作が人形劇なのに剣劇シーンにCGエフェクトを大量に使う作品なので、炎や雷を入れて再現してるんですね。

3. 「聖闘士星矢」
 流星(りぃたろす/ミツヨシ)
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 聖闘士の設定と女神との関係の説明ナレーションから始まる。
 聖矢と一輝との手合わせが熱を帯びて、ペガサス流星拳と鳳翼天翔で相打ち…
「さすがだな、星矢」
「まあな…痛てッ!」

 中盤以降1分30秒をシンプルにほぼアクションだけでやり切っています。
 あと鳳凰座の聖衣が銀と青なので、アニメ版ポセイドン編以降の渋いカラーですね。尾の部分が格闘に合わせて舞っているのがかっこいい。
 
4.「プリパラ」
 カタメコイメりぼん(冬一/べるか)
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 トモチケを交換しようとしてフリーズしてしまったファルルを目覚めさせるために、らぁらがんばる。
(プリパラ筐体から出るプリチケ、その一部分であるトモチケ部分を切り離して交換する事=「パキる」、でもファルルはプリチケが実体化した存在であるため、これをパキると機能停止してしまう設定)
「ファルル!目を覚まして!」
「らぁら…ファルル、もっとライブがしたい…」
「二人でもっと盛り上げちゃおう!」
 フェアリーチェンジをはさんで盛り上がるライブ!

 まずウィッグ加工が労作。ウィッグが大きくなると重心が高くなり遠心力も増えるのでダンスも難しくなるのですが、やり切ってます。そして姿勢が綺麗。
 衣装に仕込んだサイリウム風のLED点灯などギミックも凝っておられる。写真では見えにくいのでご本人ツイートを参照。女児の夢を詰め込んだ、おもちゃ好きとしてもワクワクする内容でした。
 
5. 「逃げ上手の若君」
 ASSA(朋澤しほ/Aim.)
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 鬼ごっこを繰り返しながらも足利高氏の軍に追い詰められていく北条時行と、それを傍で見守りつつ重傷を負った諏訪頼重の別離シーン。
「今までありがとう、父上…」

 神力で断片的に未来を見る事ができる頼重のモノローグをはさんで、時行の戦いが歴史にはほとんど残らないものである事を示唆しつつ、再び高氏に挑んでいく時行の覚悟のシーンで終わる。

 2年連続2回目出場チーム。昨年の「夏目友人帳」に続いて、こちらも原作のイイシーンやセリフを再構成して2分30秒に圧縮する内容です。
 間というか、情緒的な部分を表現しようとしてると見ました。
 
6.「キングダム」
 Blue Spirit!!(Kaori♡/Salina) 栃木地区予選代表
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 祖国を守らんとする信(シン)と嬴政(えいせい)の絆と戦いを描く。
 対決ではなく演舞形式で、とにかく動きのキレが良い。
 そこに大道具を転じて場面転換をはさんで、死亡した漂の言葉がモノローグ調に被る。
「大王様、もしも心の灯が消えそうな時は、信におつかまりください。あいつの心は、誰よりも高く飛ぶ!」
 二人が泰国の旗と飛信隊の旗を交差させて終。
 
 全体的な構成が上手いです。ストーリーとアクションの盛り込み方が。栃木予選会での対決メインから、二人の絆をメインにした構成にシフトしてます。近くで見ると衣装の汚し塗装も凝ってる。
 またアイテムの旗というのは総重量40kg制限内でなるべく大きなアイテムを作るために各地で研究されているものでもありますが、このチーム、巨大な旗を最後に二人合わせて交差させながらピタッと止めてます。大きな道具は振り回す以上にキレイに止めるのが大変なので、これだけ見てもかなり稽古したんだろうな…。 
 
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 さて、集計などで1時間あるので、我々出場者は小休憩やら挨拶やらを経て、ステージ脇に再集合です。
 以前はコスサミ予選の現場ってもうちょっと殺伐というか、勝利を目指す各チーム間で緊張感以上の空気があった時期もあり、全員の演技が終わるとフーッ…とそれが抜けて空気がゆるくなってようやく普通に話せるような感覚だったのですが、現在はパフォーマンス文化が広まったせいか割と最初から交流できました。時代が変わったんだなぁ…。

 
[審査結果発表]
 部門賞から。

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審査員特別賞(点数とは別に審査員から評価されたチームへ)
HINODE賞(ロシアのオタクイベントから、衣裳点の高得点チームへ)
「プリパラ」カタメコイメりぼん(冬一/べるか)

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パルス建設賞
(スポンサーの工務店から、パフォーマンスでの高得点チームへ)
「逃げ上手の若君」ASSA(朋澤しほ/Aim.)

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優勝
(世界コスプレサミット2025日本代表)
「キングダム」Blue Spirit!!(Kaori♡/Salina)

 という訳で、ブルースピリット!!こと、ぶるすぴ!!の「キングダム」が今年の日本代表に選出されました。栃木予選のステージから見てましたけど、やっぱりコンビでの熱量、そして完成度が高いです。

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 優勝チームを囲み、出場者と審査員での記念撮影。
 40の国と地域の代表チームが対決するチャンピオンシップ、8/2名古屋決戦へ。


・夢と情熱が輝いた!姫CON2025で世界コスプレサミット日本代表が決定 iiMono.town
https://iimono.town/news/160783/
(優勝チームお二人のコメントなど掲載)

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 毎回書いてますけど、コスプレに厳密な勝ち負けは付けようがありません。でもコスサミの予選及びチャンピオンシップは独自ルールによりそれを競う、あくまで競技コスプレです。
 衣装点とステージ審査の合計、あくまで得点で決めるというのは独特ですが、このルールのおかげでよそと比べて事務所の力とか過去の実績とかスポンサーの意向とかは加味“しない”方式になるので、仮に無名の人達にも!飛び出すチャンスがあるのがコスサミ予選の面白さですから。

 この日の出場チームの中から好きな演目を選べと言われたらバラけると思いますが、衣裳とパフォーマンスで点数をつけて1番を決めようとすればきっと多勢が納得する結果でしょう。
 そしてオーガナイザーからは、観客にも出場者にも「あくまでこのルール、この審査員での評価ですので、それが変われば結果も変わります」という注釈が添えられています。それで良いのです。
 決められたルールの中で、より高い得点を目指す競技コスプレとしての日本代表選考会です。そのために策を練り衣装やアクションの稽古を重ねて努力する人々の姿を、私はとても尊いものと思っています。

 出場者並びに裏方として関わられた皆さん、開催にご尽力いただいた方々、おつかれさまでした!
 
※今年も各チームに演技中の写真と動画を送らせていただきました。
 もしも、まだ来てねえよ!という人がいたら駄チワワまでご連絡を。
 

■姫CON2025 ぶら歩き
 昨年から始まった姫CONは、既存イベントの「ひめじsubかるフェスティバル」に姫路市と世界コスプレサミットが加わる形での実行委員会を形成しており、年一の拡大版といった感じです。
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 アクリエ姫路ホール内では様々な展示ブースが。
フードコート
 キッチンカーも出店。

 また、撮影禁止ですがこの初日は鮎川麻弥さんやMIQさん(旧芸名MIO)という、80年代SFアニメファンが感涙するライブステージがありまして、そちらも観覧しました。

駅前ステージ
 駅前広場の屋外ステージでは主にご当地アイドルなどが登場。

だんご
 そして姫路城までの商店街では提携店が56件あって、コスプレして行くか撮影したコスプレ写真を見せると割引や景品サービスがあります。
 この辺は東京のイベントでやったら「コスプレイヤーの写真を無断で一般人に見せて割引クーポンに使うな!」という炎上沙汰になりそうですが、地方都市なので良い意味でゆるいです。

姫路城
 姫路城には入れないけど手前の公園までは行けるので、ロケ撮影したい人は姫路城に由来して、キン肉マンゼブラチームのコスプレなどしていくと良いんじゃないでしょうか。

 あと昨年から気になってるんで正直に指摘しちゃった方が良いと思うんですけど、現地を見るとこの規模感での町おこし系アニメ・コスプレイベントとしては、他地域と比べて男性レイヤーの参加が少ないように見えました。ランウェイなどステージ出演者には居るのだけど。
 一因として、「姫をコンセプトにしたコスプレイベント開催!」ってHPその他で強調しちゃってるせいじゃないでしょうかね…。
 去年HP見た時、女性レイヤー限定で男性レイヤーの参加が望まれてないのかなーと真面目に疑ってしまったんですよね。実際は市長がコスプレしてるのでそうでもないと分かるんですけど。
 
 こういった町おこし系イベントって老若男女がクオリティ関係なく参加できる、ある種の〝雑多さ〟が大きな武器になるので、名古屋をライバル視して追いつこうとしているのだとしたら、あるいは今後の参加者拡大を望んでいるとしたら、姫路市だからって〝姫〟にこだわらないで雑多な人々を呼び込んでいく方が正解な気がしています。

 そして何より、継続は力なり。とにかく続けてくれる事を願っております。
 

市政広報番組ウィークリーひめじ(令和7年5月5日~令和7年5月11日放送分)
姫CONおよびコスサミ日本代表選考会もダイジェストで紹介されてます。


■各地方予選会を全部プレイバック!

 今年のコスサミ日本予選では、2019年以来の地方予選会が復活しましたので、時系列をさかのぼって簡易ながら全部記録します。
 いや正確には2020年度にも九州地区予選だけやったものの、パンデミックで中止になってたので、年間で地方予選から完遂されたのが6年ぶりです。
(この時の幻の2020九州代表チームは、後に2022年度の「牙狼」で動画部門での日本代表になっている)

 特殊なのは、地区予選の代表になるとあくまで国内決勝への出場の確約と往復の交通費が補助されるのですが、地区予選の代表になっていなくても直接に国内決勝へ応募して書類審査を通過すればだいたい出られます。
 なので地区予選会は、資金力の低いチームや場数を踏んで経験値を上げておきたいチームへの登竜門みたいな意味合いが強いです。
 なかなか上手いやり方です。
 地区予選の代表チームだけ集めて国内決勝になると、どうしても得点力の高いチームだけ集まってしまうのでイメージが似てしまう事も多いのです。書類審査だけ通過した変なチームも入ってると(我々の事だけどな)、バラエティ感が出てパッケージとしての面白みが増します。
 
■栃木予選(2024/12/1宇都宮市オリオンスクエア、miyacos内で開催)
 3チーム出場。実は地区予選なのに背景映像が使えていたのです。
 2025年度の日本代表チームぶるすぴのコスサミ予選初陣でもありました。いま見ると衣装チェンジや対決シーンが国内決勝ではかなり変わってる事に気づくのです。
栃木集合
栃木1
栃木2
栃木3
 
■愛知予選(2025/1/11安城市デンパーク内で開催)
 5チーム出場。さすがコスサミのおひざ元でもある愛知県なので、出場者は最も多いです。
 ここの優勝=愛知地区予選代表チームが諸事情により辞退したため、愛知地区代表は無しで国内決勝を迎えています。本来は繰り上げになるのでしょうが、スケジュール的に間に合わなかったと推測。

愛知1
愛知2
愛知3
愛知4
(↑この藩主&奥方さんは2005年の愛知万博内で最初のコスサミチャンピオンシップに中部代表チーム(当時は個人部門と団体部門に分かれて各4ブロック別の日本代表がいた)で出場していた人達で、自分よりも先輩世代がまだコスサミ予選に関わってくれてる事を、少しうれしく思うのでした。)
愛知5

愛知集合
 ところで、審査員にデンパーク理事長でもある安城市の三星元人市長を迎えていると思ったら、ラストの表彰式にはさらにプレゼンターで愛知県の大村知事が登場。コスサミ関連ではおなじみながら、予選レベルで登場するのは初。知事選近いから…?

愛知デンパーク風景
愛知デンパーク夜
愛知デンパーク恐竜
 デンパークってデンマークのテーマパークなんですね!
 なんか恐竜いるけど、デンマークってまだ恐竜が生息してるんでしょうね。さすが1954年に映画「冷凍凶獣の惨殺」を制作した国です。
 今度は普通にファンタジー系の撮影で行きてーなぁ…。
 
■茨城予選(2025/2/8日立市シビックセンター広場、きらこす内で開催)
 3チーム出場。
 風が寒ぃぃ!!屋外ステージで最高気温8℃、海が近いから風が強いのよ。粉雪舞い散ってきた時は凍え死ぬかと思いましたが、その場ジョギングして体温を保ちました。
 ちなみに茨城県民はコスサミをよく知らない人が殆どらしいです。そりゃ東京まで3時間かかるんだから名古屋のイベントも知らないだろうさ…。
 という中で出場してくれた3組、この強い風が思わぬ演出っぽくなってました。そして流れる雲の隙間から太陽が出ると背景の石壁に反射して突然の逆光になったりして、独特の美観ながらなかなか調整の難しい舞台でもあります。
茨城全景

茨城1
茨城2
茨城3


※地区予選も出場者のアカウントが判明した分は、こちらで撮影した動画データを送らせていただいてますので、まだ貰ってねぇ!という方は駄チワワまでご連絡を。

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 という訳で国内決勝の姫路に3つの地区予選を加えると、今年度の自分の総移動距離2400km。
 全部の地区予選を回った上で、チーム大連立として2年ぶり7回目で挑戦してみましたが、長時間正座して作業してたら膝が痛いわ、内容は妥協を重ねるわで、もう特別賞とかそういうレベルでさえなく、賞は取れずとも笑いくらい取れるかなーという希望さえ叶いませんでした。「連敗6回ではキリが悪いので7回にしよう」という目的以外は全く果たせてないです。国内決勝に出場した他チームと見比べても圧倒的に努力が足りてないので当然です。
 だいたい外国人の審査員が、通訳さんに説明されても内容をまったく理解できていない様子が手に取るように分かってしまい、辛いです!!申し訳ない気持ちです!!
 でも、本番が始まってネタが滑ったのが分かるのは逆説的に観客が入ってる証明なので、そこは以前のコスサミ予選では無かった部分ですから、イベントとして状況は好転してます。
 そして何事も今できる限りの努力で挑戦するというのを久しぶりにやってみて、この2カ月間は苦しいけど充実しておりました。

 これでようやく終われる…という気持ちもあります。
 WCS2012~2016,2023,2024、足掛け14年で7回。個人の出場回数では他にも多く出てる人いるけど、同一チームでの7回落選はコスサミ予選史上に残る記録だと思うので、ワーストではなくベスト記録として勝手に誇る事にします。
最後の並び


[関連記事]
・世界コスプレサミット2024日本代表選考会レポと競技コスプレの話
https://zubunuretiwawa.ldblog.jp/archives/61664629.html
・世界コスプレサミット2023日本代表選考会レポとその後の騒動
 

コスサミ歴代日本代表チーム一覧2025