
東京ドームシティアトラクションズ自体はジェットコースター事故の後、未だに営業再開されておりませんが、Gロッソの戦隊ショーだけは先んじて復活いたしました。
http://www.tokyo-dome.co.jp/hero/
以下、見どころを列挙。 ショーのストーリーのネタバレを含みます。
× × × ×
冒頭、宇宙帝国ザンギャックの面々が地球侵攻を宣言した所へ、ゴーカイジャーが現れて、どちらも宇宙最大のお宝を求めて戦闘開始。
このシーンだけ登場するワルズ・ギル坊ちゃん、小物感あふれる演技が楽しい。
ゴーカイジャーはボウケンジャーの姿にチェンジして、ザンギャック共を蹴散らす。
ここでハカセが「この戦隊もお宝探しをしてたみたいだ」と言い出して、ボウケンジャーの能力でお宝の封印された場所を探そうとする。
(分かるかと思いますが、ボウケンの“プレシャス探し”は主に、人類に災厄を及ぼす様な秘法を発見・保護するのが目的なのでして…)
見つけた封印を、先を越されてザンギャックのバリゾーグが解くと、そこにはかつてスーパー戦隊に倒された悪の幹部達が眠っていた…。
・外道衆: 腑破十臓(侍戦隊シンケンジャー)
・アリエナイザー: エージェント・アブレラ(特捜戦隊デカレンジャー)
・魔法帝国インフェルシア: 凱力大将ブランケン(魔法戦隊マジレンジャー)
・宇宙海賊バルバン: 船長ゼイハブ(星獣戦隊ギンガンマン)
・大星団ゴズマ: 副官ブーバ (電撃戦隊チェンジマン)
↑ このブーバは友人のDさんからの情報で、当時TV本編でブーバを演じられた岡本美登さん本人が声を含めて演じておられるとか…!
復活した歴代幹部の前に一旦敗北し、捕われた4人を助けに向かうゴーカイレッド。
このシーン、客席後方からゆっくり歩いてきたレッドが、F列の30番前後の所で止まる。上手くこの前後の席を取ると、目の前でゴーカイレッドが腕組みをしてくれるぞ!
復帰した4人を含めて全員揃ったゴーカイジャー、歴代悪の幹部達と、それぞれの戦隊レッドにチェンジしながら、それぞれの戦隊BGMに乗って一騎打ち。
イエローは十臓相手に、スカート付きのシンケン姫レッドに。
ピンクはアブレラを、デカレッドの2丁拳銃で狙う。おしとやかに。
グリーンはブランケンを、マジレッドの力で軽やかに。
ブルーはゼイハブを、ギンガレッドのアースで。
(ここ、“炎のたてがみ”が特殊効果付きで見られたのが良かった。これは野外劇場の時代では出来なかった演出)
んで、トリとして、レッドがチェンジドラゴンの姿でブーバと一騎打ちするシーン、この再現度が素晴らしい! 二人の剣劇がスローモーションになったり、BGMがベートーベンの「第九交響曲 合唱 第四楽章」だったりするのって、完全にチェンジマン52話「ブーバ地球に死す!」だよね?
× × × ×
寄り道してチェンジマントーク。
http://sentai.hero-douga.com/changeman/changeman_52.html
決闘シーンはこの動画の12分過ぎくらいから。
(Vシネ「百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊」にもチラッとこのシーン出てくる)
そう、チェンジマンって敵側やゲストキャラの描写が多くて、中盤以降、大星団ゴズマに反抗する宇宙人の同胞が現れたり、ゴズマの幹部達がチェンジマンに協力したり脱走したり発狂したり…っていうストーリーがある訳ですよ。
(チェンジマン放送当時の1985年は、Zガンダムやレイズナーの放送年で、SFブームが頂点に達していた頃)
で、この52話でのブーバは、仲間の副官シーマを脱走を理由に粛正して、代わりに自らがケリを付けようと、夕陽をバックにチェンジドラゴンと一騎打ちに挑んで、壮絶に散っていくんですね。
ところがシーマは死んでおりませんでした。
(シーマは女性の姿をしていながら、飯田道朗ボイスで喋る…というキャラだったのが、この瞬間から演じている藤枝かな本人の女性声に戻る。なお飯田道朗ボイスが分からない人は、「宇宙刑事ギャバン」のハンターキラーか、「超人機メタルダー」の瞬転後を思い出しなさい)
実はブーバ、大星団ゴズマに利用され揺れるシーマの心を知り、粛正すると見せかけて仮死状態で逃がそうとしていたんですね…。
今際にこぼす、「シーマ。やっぱりお前は、お姫様だ…」のセリフが印象的です。
歴代戦隊シリーズでも屈指の、武人キャラクターでした。
演じている岡本さんはこの52話の撮影後、交通事故で重傷を負って、それでも病院からアフレコスタジオに来て演技していたという逸話もあります。
(また余談ですが、全55話という長期シリーズとなったチェンジマンの最高視聴率はこの翌週、「炎のアハメス!」だった…というのを鈴木武幸プロデューサーと黒田福美様との対談で読んだ)
こんな事書いておいて何ですが、実は私、本放送時はチェンジマンがあまり好きではなかったんですね…。
小学校入学の年だった事もありますが、毎週ヒドラー兵が卵から生まれる際に、全身から粘液を滴らせたりするのが、生理的にアウトで…。ヌチャッとしたイメージが苦手なのですよ。
だから翌年のフラッシュマンのがちゃんと見られた。だってモチーフがプリズムで、硬質なイメージだったから。
使われていたBGMはこれ。
× × × ×
ショーの話に戻ります。
全編、海賊戦隊らしくワイヤーアクションも効果的で、随所に小ネタも効いておりました。
作ってる側も、本当に楽しんで作ってるなぁ~、というのが非常に良く伝わる舞台でした。
首都圏に住んでいる戦隊ファンで、状況が許す人は行った方が間違いなく良いです。
終演後、家族連れのお父さん達が「面白かったなー!」と言ってるのが象徴的でした。
あと、舞台上にゴーカイグリーンが登場してる間は注意して見ておくと良いよ!細かい所でハカセっぽい動きを再現してるから!
・ショーの公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/hero/
スーパー戦隊シリーズ 電撃戦隊チェンジマン VOL.5<完> [DVD]
クチコミを見る


このシーンだけ登場するワルズ・ギル坊ちゃん、小物感あふれる演技が楽しい。
ゴーカイジャーはボウケンジャーの姿にチェンジして、ザンギャック共を蹴散らす。
ここでハカセが「この戦隊もお宝探しをしてたみたいだ」と言い出して、ボウケンジャーの能力でお宝の封印された場所を探そうとする。
(分かるかと思いますが、ボウケンの“プレシャス探し”は主に、人類に災厄を及ぼす様な秘法を発見・保護するのが目的なのでして…)
見つけた封印を、先を越されてザンギャックのバリゾーグが解くと、そこにはかつてスーパー戦隊に倒された悪の幹部達が眠っていた…。
・外道衆: 腑破十臓(侍戦隊シンケンジャー)
・アリエナイザー: エージェント・アブレラ(特捜戦隊デカレンジャー)
・魔法帝国インフェルシア: 凱力大将ブランケン(魔法戦隊マジレンジャー)
・宇宙海賊バルバン: 船長ゼイハブ(星獣戦隊ギンガンマン)
・大星団ゴズマ: 副官ブーバ (電撃戦隊チェンジマン)
↑ このブーバは友人のDさんからの情報で、当時TV本編でブーバを演じられた岡本美登さん本人が声を含めて演じておられるとか…!
復活した歴代幹部の前に一旦敗北し、捕われた4人を助けに向かうゴーカイレッド。
このシーン、客席後方からゆっくり歩いてきたレッドが、F列の30番前後の所で止まる。上手くこの前後の席を取ると、目の前でゴーカイレッドが腕組みをしてくれるぞ!
復帰した4人を含めて全員揃ったゴーカイジャー、歴代悪の幹部達と、それぞれの戦隊レッドにチェンジしながら、それぞれの戦隊BGMに乗って一騎打ち。
イエローは十臓相手に、スカート付きのシンケン姫レッドに。
ピンクはアブレラを、デカレッドの2丁拳銃で狙う。おしとやかに。
グリーンはブランケンを、マジレッドの力で軽やかに。
ブルーはゼイハブを、ギンガレッドのアースで。
(ここ、“炎のたてがみ”が特殊効果付きで見られたのが良かった。これは野外劇場の時代では出来なかった演出)
んで、トリとして、レッドがチェンジドラゴンの姿でブーバと一騎打ちするシーン、この再現度が素晴らしい! 二人の剣劇がスローモーションになったり、BGMがベートーベンの「第九交響曲 合唱 第四楽章」だったりするのって、完全にチェンジマン52話「ブーバ地球に死す!」だよね?
× × × ×
寄り道してチェンジマントーク。
http://sentai.hero-douga.com/changeman/changeman_52.html
決闘シーンはこの動画の12分過ぎくらいから。
(Vシネ「百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊」にもチラッとこのシーン出てくる)
そう、チェンジマンって敵側やゲストキャラの描写が多くて、中盤以降、大星団ゴズマに反抗する宇宙人の同胞が現れたり、ゴズマの幹部達がチェンジマンに協力したり脱走したり発狂したり…っていうストーリーがある訳ですよ。
(チェンジマン放送当時の1985年は、Zガンダムやレイズナーの放送年で、SFブームが頂点に達していた頃)
で、この52話でのブーバは、仲間の副官シーマを脱走を理由に粛正して、代わりに自らがケリを付けようと、夕陽をバックにチェンジドラゴンと一騎打ちに挑んで、壮絶に散っていくんですね。
ところがシーマは死んでおりませんでした。
(シーマは女性の姿をしていながら、飯田道朗ボイスで喋る…というキャラだったのが、この瞬間から演じている藤枝かな本人の女性声に戻る。なお飯田道朗ボイスが分からない人は、「宇宙刑事ギャバン」のハンターキラーか、「超人機メタルダー」の瞬転後を思い出しなさい)
実はブーバ、大星団ゴズマに利用され揺れるシーマの心を知り、粛正すると見せかけて仮死状態で逃がそうとしていたんですね…。
今際にこぼす、「シーマ。やっぱりお前は、お姫様だ…」のセリフが印象的です。
歴代戦隊シリーズでも屈指の、武人キャラクターでした。
演じている岡本さんはこの52話の撮影後、交通事故で重傷を負って、それでも病院からアフレコスタジオに来て演技していたという逸話もあります。
(また余談ですが、全55話という長期シリーズとなったチェンジマンの最高視聴率はこの翌週、「炎のアハメス!」だった…というのを鈴木武幸プロデューサーと黒田福美様との対談で読んだ)
こんな事書いておいて何ですが、実は私、本放送時はチェンジマンがあまり好きではなかったんですね…。
小学校入学の年だった事もありますが、毎週ヒドラー兵が卵から生まれる際に、全身から粘液を滴らせたりするのが、生理的にアウトで…。ヌチャッとしたイメージが苦手なのですよ。
だから翌年のフラッシュマンのがちゃんと見られた。だってモチーフがプリズムで、硬質なイメージだったから。
使われていたBGMはこれ。
× × × ×
ショーの話に戻ります。
全編、海賊戦隊らしくワイヤーアクションも効果的で、随所に小ネタも効いておりました。
作ってる側も、本当に楽しんで作ってるなぁ~、というのが非常に良く伝わる舞台でした。
首都圏に住んでいる戦隊ファンで、状況が許す人は行った方が間違いなく良いです。
終演後、家族連れのお父さん達が「面白かったなー!」と言ってるのが象徴的でした。
あと、舞台上にゴーカイグリーンが登場してる間は注意して見ておくと良いよ!細かい所でハカセっぽい動きを再現してるから!
・ショーの公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/hero/
スーパー戦隊シリーズ 電撃戦隊チェンジマン VOL.5<完> [DVD]
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