駄チワワ:旅と怪獣舎

コスプレ・同人・特撮、たまにプロレスなどを“読む”ブログ。ちょいちょい足を運んだり調べたり。歴史やムーブメントとしての記録や考察やら、とにかく書いて残します。 特撮ファンの着ぐるみコスプレイヤー、駄チワワが書いてます。一つの資料としてお使い頂ければ。

コスプレに関する話題

『ブログ読んでるよ』はこっそり教えてくれると喜びます。
「同人・コスプレ学級会 傾向と対策」最新号をBOOTHで販売しています。https://zubunuretiwawa.booth.pm/items/3587264
あと過去に寄稿していたコスプレイヤーズアーカイブのコラムは https://www.cosp.jp/news_corner.aspx?id=12

コスモード7月号「人気者になろう!」特集を読んで色々考える

 コスモードですよコスモード。
 正確には2014年8月より編集部そのままで発行元が(インフォレスト社の倒産により)ファミマドットコム社に移った際に「COSPLAY MODE」にタイトル変更されたのですが、コスプレイモードって発音しにくいし内容もほぼ継続してるので、便宜上コスモードのままで表記します。

 個人的にコスモードの長年のリスペクト点として「レイヤー個人にはスポットを当てず、レイヤーのタレント・アイドル扱いを絶対やらなかった」というのがありました。
 グラビアも表紙も、あくまで2次元の世界観を2.5次元として表現するためのものであって、登場するレイヤーも芸能活動をしてる人もいれば全くしていない人も様々で、雰囲気写真の中ではレイヤーの顔がほとんど映っていないような扱いだってありました。
「レイヤー本人をモデルとして見せたいんじゃないんだ!レイヤーはあくまで2.5次元の世界観を表現するための素材の一つに過ぎない!!」
…というのはいささか誇張であっても、そんなストイックでギンギンに尖った硬派なコスプレ表現は…いわゆる完コス派レイヤーは元より、ユルユルな友達交流派レイヤーや、非レイヤー層の読者をも獲得してきたのです。
 ハッキリ言って私の個人的なコスプレ観とは異なったものの、敵ながらアッパレみたいな敬意を持ってほぼ毎号購入しておりました。

 それが、ですよ。
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「特集:人気者になるための4メソッド」ですって?

 身も蓋も無ぇなぁ…。
 これまでレイヤー個人の人気争い的な部分には一切触れてこなかったコスモードが?
 よその雑誌では頻繁にやってしまう(そして雑誌の寿命を縮めてしまう)「人気コスプレイヤー◯◯さんインタビュー!」みたいな企画を絶対にやろうとしなかったコスモードが?
 グラビア登場レイヤーですら名前もコメントも小さくしか載せず、タレント扱いは絶対しなかったコスモードが?
 今さら。手を。出すのか。そこに。

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写ルンですでコミケを撮る!2016冬…と雑感

 フルサイズ高級一眼レフvsミラーレス一眼vsコンパクトデジカメvsスマホカメラ論争のように、コスプレ自体がいつの間にか、優れた“コスプレ写真”を創るための過程の一つになってしまったのではないだろうか!?
 …という想いを近年抱いていたので、道を外してみたいと思います。
 “写ルンです”で。

 あ、でもでも重要なのは多様性だと考えているので、写真としてのクオリティにこだわるコスプレも(後述するモデル活動の衣装としてのコスプレも)何ら悪いとは思わないんですが。
 ちょっと違う事をしてみようというだけなので。

 フィルム独特のザラッとして、影の強く出る質感、懐かしいと思いつつ。
 写真としては低クオリティだけれど、その代わりとにかく“楽しい”現場の空気を焼き付ける事が出来るのではないでしょうか。
(背景の人物の顔はわざとボカシ加工してます) 

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寄稿:プロ/職業コスプレイヤーという幻を考える

RSS代わりに。

【コラム】灯っては消え、プロ/職業コスプレイヤーという幻を考える-コスプレイヤーズアーカイブニュース

↑ 今年、複数の深夜番組その他で“仕掛けられた”であろうプロコスプレイヤーブーム(?)をネタに。
 どうぞお読みくださいまし。

 過去にも同じような話をこのブログで書いてましたが、コスプレの仕事でお金が発生する事はあるし、またコスプレをきっかけにクリエイターや芸能方面に進んでいった人もいるけれど、でも“コスプレイヤー”そのものはプロ/職業と呼べるまでには至っていません。
 聖地・日本だからこそ抱える、構造的な問題から考えました。

 文中では深くは突っ込んでないけど、昨今いわゆる“プロコスプレイヤー
ってのはマユツバというかTV的な演出の一環ですが、本人が嘘を言ってでも仕事を得ようとしてるケースと、本人は正直に発言してるけど編集で話の流れが変えられてしまってるケースがありますので。

 今回は過去の悪い例での個人名などは挙げてません。
 だって、その人たちもカイブのユーザーなんだもの…。
 

ニュース:東京ゲームショウ2016コスプレエリアとステージレポ

コスプレエリアからCureステージまで!20周年の東京ゲームショウ -コスプレイヤーズアーカイブニュース

 RSS代わり。
 ニュースとして、東京ゲームショウのコスプレエリアと、CureプロデュースのパフォーマンスステージCosplay Collection Nightを簡単ながらレポしてみました。
 写真の技術的にはあまりウデは無いので、NEX-3のオートモード、たまにカシオのコンデジです。
 詳細よりかは、イベントやステージの雰囲気とか、何となく楽しさを伝えられれば良いなと。

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公式コスプレイヤー制度はコンテンツの人気UPに繋がってない?の仮説

 ちょっと昔は公式コスプレイヤーといえば、大ヒット中のゲームやアニメ、あるいはそういう人気コンテンツを持つメーカーだけが設定できる輝かしい称号だった筈ですが、コスプレイヤーの“安く使えるタレントが進む中、いつの間にやら乱発され、誰も知らない作品の公式コスプレイヤーがワンサカ出現するに至りました。
 聞いた事も無いゲームの公式コスプレイヤーをプロフに記してる人とか、よく見ますね。

 イベントでのチラシ配りバイトを“公式コスプレイヤー”と称して、安くレイヤーをコキ使ってる企業は、ブラックだと思います。
 イベントでのチラシ配りバイトしただけで、“公式コスプレイヤー”を勝手に名乗ってるレイヤーは、嘘つきだと思います。

 さて、興味深い例では、現在進行形ですとソニーミュージックがチカラを入れてる「真空管ドールズ」は、ゲーム配信前から有名コスプレイヤー約20人と公式レイヤー契約してニコニコ超会議他で大キャンペーンを打ったものの、本来のゲームアプリとしてはまったく話題にならず。
 公式サイトオープン半年でピクシブへのイラスト投稿たった31枚。
 コスプレイヤーズアーカイブへのコスプレ写真投稿0枚。
 公式レイヤーだけど7月の配信開始前に産休に入っちゃったのが1名。
 …もうこれ、ゲームじゃなくって水着コスプレ撮影会(5000円のグッズ買うと参加可)のタイトルだと思われてる節があります。

 というように、今は「公式コスプレイヤー制度がコンテンツの人気UPに寄与してない」ケースが増えたんじゃないかって仮説をお話しする事にしました。
 だって、見た目麗しい公式レイヤーに惹かれてカメラ抱えてやってくるようなファンって、元のコンテンツにはお金を落とさないもの。

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夏コミから見る6大コスプレエリアの傾向と対策

・コミックマーケット90アフターレポート
http://www.comiket.co.jp/info-a/C90/C90AfterReport.html

 現在まだ数字データ部分のみで詳細なレポは後日だそうですが、なかなか面白い数字です。
 グラフ化してみました。
コミケ更衣室グラフ

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マツコ会議“プロのコスプレイヤー”の演出部分を考える

 Cureやニコニコ系イベントでお見かけするタレントレイヤーさんの出演が多かったですね。
 と、いきなり身も蓋も無く始める。

 先日の日本テレビ「マツコ会議」、2016年5月28日放送分のお話です。
 この番組、マツコ・デラックスさんたちが集まる局内のスタジオと、他の場所をリアルタイムで中継して、色々と質問したりツッコミ入れたりしながら進行する、30分枠の雑学バラエティ番組です。

 さてさて昔は…
 2000年代前半までは、コスプレイヤーを登場させるTV番組なんてのはロクな扱いではなく、出演者はだいたい奇声を上げたり、語尾に変な「にゃ~ん」「ぴょん☆」みてーな語句をつけて喋るおかしな恰好の人で、そこに芸人らが罵声を浴びせたり引っ叩いたりする展開がお約束でしたから。
 そんな昔に比べたらコスプレを持ち上げる方向で取り上げてるってのは、時代の流れを感じます。
 バラエティってのは必ずしも真実でも公平でもなく、あくまでその番組における切り口の一つですから、あんまり目くじら立てるもんじゃアリマセン。
 ヤラセだの仕込みだのではなく、“演出
という扱いで構わないと思います。

 …と言いつつ、やっぱりちょっと、キレイな部分だけ切り取ろうとして、ズレちゃってるなぁという感覚はあったので、まぁ、今回そのお話。
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・マツコ会議 5/28放送分(見逃した人向けに6/4までは無料配信中)
http://cu.ntv.co.jp/matsukokaigi_20160528/
>マツコ主宰の会議…今夜はプロのコスプレイヤーが集う謎のビルから中継!なぜ今、コスプレにハマる人が増えているのか?そこにはマツコの想像を超えた新しいビジネスが!?

http://vod.ntv.co.jp/f/view/?index.html&item=N1YmpyMzE6KHG4UEgtuEXYmuKVevEu9u
>毎週ちょっと気になる話題の場所と会議室とを中継でつなぎ、マツコ自身が街の人と会話をしながら会議を進行。その中で気になった人やモノについて、最終的に取材した中からマツコがさらにディープに探索したいと思ったことをVTRにする超実験バラエティ!今回は最新コスプレビジネスを調査!人気のコスプレイヤーはどのようにコスプレで稼いでいるのか?果たして儲かるの?

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激震、日本最大コスプレサイトが、船橋市に敗れる!の巻

 ええ。大激震が走りましたね。
 サイトごとのトラフィック数を調べてみたのですよ。2016年5月現在。

・コスプレイヤーズアーカイブ cosp.jp 国内1,221位
http://www.alexa.com/siteinfo/cosp.jp
・船橋市 city.funabashi.chiba.jp 国内1,049位
http://www.alexa.com/siteinfo/funabashi.lg.jp

 な、なんということでしょう…!!
 船橋市HPがついに、コスプレイヤーズアーカイブをトラフィック数ランキングで追い越したのです!!
 トラフィックとは、そのサイトでやりとりするデータ量の事で、大きな画像や動画をアップしまくれば上がるので、アクセス数とはイコールではありませんが、そのサイトがユーザーにどれだけ使われてるかを示す目安にはなります。
 世界に名だたる先進都市の行政情報が、国内最大のコスプレSNSを上回ったとはッッ…。

 世の中においては割とどうでもいい事かもしれませんが、せっかくなので真面目に解釈してみます。

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カイブニュース:30歳無職レイヤーの母「現実を見て」を、レイヤーが考える

RSS代わり

【コラム】30歳無職レイヤーを娘に持つ母から質問を機に、現実を考える -コスプレイヤーズアーカイブニュース
http://www.cosp.jp/news.aspx?id=409

 話題になったYAHOO!質問箱の母親の件を、コスプレサイト側でニュースとして配信かつコラムとして語る、という試みで寄稿しました。
 書くにあたって、カイブ運営側からも「尖っていく」判断が出たので、思いきり尖ってみました。
 ただ僕の方では、何が良い・悪いといった判断はしていません。
 あくまで「現実は、こうです」の話です。

 どうしてもフワフワ・キラキラした情報が多くなりがちなコスプレサイトで、こういった“現実”の話をポンッと出してしまうのって冒険なんですけど、英断です。
 その“現実”に対するコスプレイヤー側のリアルな反応と賛否は、コメント欄の他、ツイッターで「 cosp.jp/news.aspx?id=409 」を検索すると出てくると思います。
 意外と荒れなかったというか、皆さん冷静です。
 

カイブニュース:オタクの青春をえぐる、コスパ20周年

RSS代わり:

ワンフェス内で展示されていた、
1995年~歴代コスパ製の公式ライセンス衣装。
背面からの写真で、何の作品だか分かりますでしょうか。
18_背面さくら18_ルリ
18_背面ハルヒ18_キャベツ

 さて、解答は以下の記事にて…

・ 【コラム】いくつ覚えてますか?コスプレ衣装のコスパが20周年の話

 いつもながらレイヤー層からは反応が鈍く、他のオタク層から読まれるという、コスプレSNSのニュースページとしては本末転倒な内容となっておりますが、コスプレイベントや衣装製作に企業が進出してくる過程をサラッとまとめてみました。


 
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