駄チワワ:旅と怪獣舎

コスプレ・同人・特撮、たまにプロレスなどを“読む”ブログ。ちょいちょい足を運んだり調べたり。歴史やムーブメントとしての記録や考察やら、とにかく書いて残します。 特撮ファンの着ぐるみコスプレイヤー、駄チワワが書いてます。一つの資料としてお使い頂ければ。

世界コスプレサミット

『ブログ読んでるよ』はこっそり教えてくれると喜びます。
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あと過去に寄稿していたコスプレイヤーズアーカイブのコラムは https://www.cosp.jp/news_corner.aspx?id=12

世界コスプレサミット2023日本代表選考会レポとその後の騒動

 コスサミ日本予選、再開と仕切り直し(ついでに炎上沙汰)なのです。

[ここまでのあらすじ]
 簡単に振り返ると、世界コスプレサミット(ワールドコスプレサミット=WCS)はテレビ愛知の番組企画として2003年に海外レイヤーを名古屋に招いてパネルトークなど〝サミット〟形式で始まりましたが、当初予定での集大成ともいえる2005年の愛知万博内で各国代表チームによる世界一決定戦〝コスプレチャンピオンシップ〟が大当たりし、海外イベントから大使館など外交ルートを通じて参加希望などが相次いだことからついに民間外交として外務省の後援など得てしまい、翌年以降も継続・拡大を続けます。

 その後WCS2013において運営体制が変更、中心となるコスサミ運営事務局がテレビ愛知から(株)WCSというイベント会社へ移管された事に伴い、日本代表選考会(日本予選)もコスサミ本体から切り離して東京のコスプレイベント会社であるCOSSANが受託するのですが…。形式としては海外予選が現地のイベントに委託されてるのと同じなのですが。
 そこから起きた騒動は長くなるので割愛。過去のブログやコスプレイヤーズアーカイブニュースに触れているので暇な人は読んでね。
 言っときますが「やらせではなく、ただグダグダなだけ」ですので。

 世界を襲った新型コロナウイルス時代。WCS2020は各国予選ごと中止。WCS2021~2022はステージ予選ではなくWEB予選により日本代表チームを選出。
 そして!WCS2023…前述のCOSSANが日本代表選考会の運営から正式に撤退しました。これまで付いていたスポンサーや協賛団体もとっくに撤退。
 何も無い状態になってしまいます。
 この状況で、日本代表選考会の運営権を引き継いだのがファルール株式会社…WCS2013日本代表チーム経験者のFRANさん(コスサミの運営に通訳などでも関わっていた)の個人会社であり、輸入品など扱う会社であってイベント会社ではありません。
 このまま日本代表選考会が消滅したり、変な会社(タレント事務所とか)が運営権を買っちゃうよりかは、ぶっちゃけリスクだらけのコスサミ日本予選を引き継いでもらった訳でございます。

 再開、省力化、今できる事をやる。
 そんなこんなで何も無いところからの再スタートとなったコスサミ日本代表選考会、2023年6月3日さいたまプラザノースで行われた模様を、9ヵ月も経ってレポにまとめてみます。
 ホラ、期せずして代表チームの過去言動で炎上沙汰とかあったし。
 …この当日、私およそ7年ぶり6回目の挑戦をしておりまして、出場者としての視点でいろいろ書いてみようと思います。
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 なお、コロナ前までの日本各地でやった(運営の手が回らなくなった原因でもある)地区予選~国内決勝パターンを廃し、2023年度は書類選考後は国内決勝の一発勝負となっております。
 いち出場者として、今回は「予選の段階ではレポートの書類は最低限これくらいやっておいて、実際の製作物に力を入れた方が良い」みたいに事前アドバイスが入るのでありがたかったです。
 あと書類や音源の提出物の締切を守らせてるのも、ちゃんと運営してます。
(前の予選運営会社では締切が形骸化してて、期限を守って提出物を作るのがバカバカしくなっちゃったので)
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レイヤーが見た世界コスプレサミット2023レポ後編

前編から続き。世界コスプレサミット2日目。

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レイヤーが見た世界コスプレサミット2023レポ前編

 夏の名古屋の祭典といえば世界コスプレサミット。そのメインイベントの一つである33の国と地域代表チームによる〝チャンピオンシップ〟をレポート。後出しな分、情報量は多めで行きます。


 昨年はステージ部門10カ国と動画部門27カ国に分かれており、来日できたのは12チーム(動画部門のみ出場の日本とスウェーデン含む)でしたが、今年はステージ部門のみに戻って33の国と地域の代表チームが来日。
 コロナ前のWCS2019で最大42の国と地域でしたので、規模的には元の形に近づいてきました。

 前編ではそんな33の国と地域の予選を勝ち抜いた代表チームらによる世界一決定戦〝コスプレチャンピオンシップ〟の模様をお届け。
 基本的に作品やキャラへの愛を体現しているコスプレ活動に「世界一」もへったくれも無いに決まってるのですが、これはあくまで〝独自のルール設定により競技化されたコスプレの大会〟という形ですので、そのように認識して競い合いを楽しまれたし。
 競技会をレポートするような感覚で、このコスプレの祭典を記していきます。
 

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レイヤーが見た世界コスプレサミット2022大長編レポ-後編

 そして祭りはクライマックス~エンディングへ。 
 
■8/7(日)オープニング(オアシス21特設ステージ)

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 コスサミセレクション・ジブリキャラランウェイ。
 愛知県の推すジブリパークの開園を控え、ジブリキャラのコスプレイヤーを集めたランウェイ開催。
 そこへ…

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レイヤーが見た世界コスプレサミット2022大長編レポ-前編

 帰ってきた国際的名古屋の祭典!夏の名古屋の奇祭!世界コスプレサミット2022(World Cosplay Summit= WCS)。
 いきなりですけど考えられる世界コスプレサミットの大きな構成要素は3つあって、
1.街全体を使った広範囲なコスプレイベント
2.大須観音商店街で数百人~千人のコスプレイヤーが行進する大須コスプレパレード
3.世界各国から集まった代表チームが競う世界一決定戦コスプレチャンピオンシップ

 コロナ禍を迎えたWCS2020オンライン、縮小再開だったWCS2021(上記1とオンラインでの3)、そして3年ぶりに本格開催を迎えたのがWCS2022(上記1~3全部)。
 2003年秋の初開催から20回目にして、夏の名古屋に〝フルバージョン〟 でのコスサミが帰ってまいりました。
 日本含めて来日12カ国、オンライン含めた28の国と地域(コロナ前は40)が出場となった、ステージ関連主体の可能な限りの長編レポです。
 私もまとまったレポは久しぶりすぎて書き方を忘れておりますが、何かしらこのイベントの〝熱〟を書き残せたらと思います。
 
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コスプレイベント巨大化時代の終わりと転換期を考える

 池袋ハロウィンの9/16リアル開催中止発表をもって、悪い言い方すれば年内の大型コスプレイベントはほぼ全滅が確定。
 振り返れば3月以降、コスプレメインの大型イベントとしては日本橋ストリートフェスタ、ラグコス春、ホココス春秋、世界コスプレサミット、アニ玉祭、刈谷アニメコレクション、立川あにきゃん、豊橋ぽぷかる、川崎ハロウィン、富士山コスプレ世界大会などなど中止。
 コスプレを含む総合イベントとしてはアニメジャパン、ニコニコ超会議、コミックマーケット夏冬、東京ゲームショウ、ワンフェス秋、東京コミコンなどなど中止。
(上記には一部の縮小開催やオンライン開催を含みます… 会場をアーケード商店街から公園に移したら本当に富士山が見えるようになった富士山コスプレ世界大会とか)

 新型コロナウイルスの影響が長引く中、同人誌即売会が赤ブーやYOUなど中規模程度までは再開しているのに比べ、コスプレイベントは小規模なものだけで、都市部での大型コスプレイベント再開はまだ遠いようです。
 というか無理みたいです。
 更衣室や撮影行列などどうしても密になりやすく、マスクも外してる係数が高いので。

 色々なものを乗せて拡大路線をひた走ってきた巨大コスプレイベントに、曲がり角が来ています。 
 ふんぞり返って個人的な考えを書いておきます。6000文字ほど。
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世界コスプレサミットのメイン会場だった名古屋市オアシス21。開催期間中の動員30万人なんて大見栄を切っちゃうからイカン…。
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直前チェック!コスプレサミット東京初開催のいつもと違う注意点まとめ(一部ウソ含)

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 コスプレ界随一の反社会勢力の祭典「世界コスプレサミット」が2019年夏は名古屋を飛び出し、東京にまで魔手を伸ばしてきます。
 東京初開催の会場は東京ドームシティ=TDCとその周辺。ただし同会場でいつも開催されているコスプレフェスタやレイヤーズパラダイスとはルールや範囲などの運営方針がかなり異なりますから、迂闊に「あ、TDCで夏休みにもコスイベあるじゃん!」って思って参加するとその違いと価格設定に戸惑うでしょう。
 また、本場の名古屋開催のコスサミのカオス&フリーダムさを知る人から見たら、東京開催は勝手が違う部分もかなりあるでしょう。
 いや、そもそもコスサミって名古屋の奇祭なので、他地域の人たちは具体的には知らないんですよ。
 東京民から見て普段のTDCと違う部分、名古屋民から見て普段のコスサミとは違う部分を、極めて勝手にざっくり解説します。


■(正規版)そもそも世界コスプレサミットって何ですか?
 簡単に言うと…名古屋の栄を中心に、街全体を使った〝コスプレの夏フェス〟みたいなイベントでしょうか。
 2003年にテレビ愛知の番組企画として始まりましたが、2005年に愛知万博内で行った各国代表チームによるコスプレパフォーマンス世界一決定戦〝コスプレチャンピオンシップ〟や大須商店街でのコスプレパレードが有名になって拡大を続けました。
 TVなどでは前述のコスプレチャンピオンシップが「コスプレ世界一決定戦」として有名ですが、他にも大小さまざまなステージ企画や商店街パレードがあります。
 またステージに興味なくとも、コスプレのまま公共交通機関に乗ったり町中を闊歩できるので、毎年8月最初の週末の名古屋は数千~1万人規模のコスプレイヤーと、その見物客で溢れかえるカオス&フリーダムさが見ものです。
 海外イベントに倣って更衣室使用が義務ではないので正確な参加人数が不明ですが、おそらく単日ではコミックマーケットのコスプレイヤー数を抜き、この地域に膨大な金・人・物を集めている日本一の超巨大コスプレイベントです。

↑ これが名古屋だけでなく、東京にも分散開催のような形で初進出を果たしてきました。
 
■(大ウソ版)そもそも世界コスプレサミットって何ですか?
 表向きはコスプレイベントを隠れ蓑にしている世界各国の暗黒組織の会合です。表面上は対立する国家間のサブカル組織が裏で参加するネットワークで、日本各地でコスプレイベントを催す反社会勢力の皆さんまで一堂に会する、コスプレ界における大ショッカーでありGOD機関です。
 超巨大コスプレイベントの陰で、臓器売買やマネーロンダリングやタピオカ密輸で利を得ています。
 運営会社が元々コスプレ業界ではなくTV業界の人たちなので、通常のコスプレイベンターの常識が通用しません。イベントというより街をコスプレ開放して放任してるようなものです。支える現場スタッフの多くは学生や地元商店街のボランティアが洗脳手術を受けて動員されています。
 さらに毎年ながら炎天下の屋外から熱中症患者を出しまくるので、名古屋市の救急車と救急隊員の皆さんにはコスプレ姿での搬送患者もおなじみになってしまっています。

↑ これが名古屋だけでなく、東京にも広域指定暴力団のような形で初進出を果たしてきました。


※だから後者は全部ウソだっつってんだろ!


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昭和時代の世界コスプレサミット写真を発掘!

昭和末期、おそらく1987,88年頃に名古屋テレビ塔付近で撮った、世界コスプレサミットでの写真が出てきました。
まだデジカメもインターネットも無かった頃ですね。
でも、楽しかったなぁ…

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コスサミ運営への出資成立したので昭和作品レイヤーを集めよう

コスサミ昭和レコード

 そんなこんなで世界コスプレサミット事務局のやっていたクラウドファウンディング500万円募集、7月頭に成立したそうですよ。
 最終日に200万円の大口出資企業が現れるという(若干わざとらしい)逆転劇で。
https://faavo.jp/aichi/project/2103

集まっている金額
5,386,000円(目標 5,000,000円)
達成率
107%
支援者数
163人


【雑感】
・ そもそも8/4(金)のセントラルパーク地下街パレードの運営資金募集という名目だったものの、前夜祭だけで500万円もかかる訳ないだろうから、実際にはコスサミ本体の運営資金を補填するためだったと推測。
・ 最終日に一口200万円コースを出資してくれるというサプライズ企業の出現は、いきなりではなく前々から話は進んでいたのだろう。他のコースも数量限定になっており、200万円コースが埋まらなければ全体として成立しない設定であった。実際には他の個人出資者から残り300万円を集められるか否かの勝負だったのではないか。

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世界コスプレサミット2017日本予選全部まとめ

RSS代わりに。

世界コスプレサミット2017日本予選、全部まとめ! -コスプレイヤーズアーカイブニュース

 半年間に渡って行われた、7つの地区予選~国内決勝まで一記事に全部まとめ。
 今年は出場者ではなく、取材者として関わってみました。
 本番の8/5-6世界コスプレサミットチャンピオンシップ前に、日本予選の感じを見ていただければ。
 
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